カレー目当てで高専へ入学!しかし・・・
「お前、数学は好きか?」
中学生時代のある日、塾の先生がそんなことをいきなり聞いてきた。
当時、数学ぐらいしかできることがなかった僕は、
「はい!」
と答えたが、これがまさか高専PUSHの問いかけだとは、思いもよらなかった・・・。
その後、いろんな高専情報を聞きながら、高専の入試問題を解きまくっていたが、当初僕は目的も何もない中学生。高校なんてどこでもいいと思っていたので、ふわふわしながら勉強をしていた。
高専の情報の中でひときわ目立つ「志の決め手!」
その日もいつものように高専入試問題に苦戦しながら先生の元へ。
そして、その日もいつものように先生が僕に高専のプチ情報をくれた。
いつもは
「へぇー・・・そうなんだー・・・」
としか聞いてなかった僕だったが、その日は違った。
とある一言が僕のやる気をMAXにまで高めたのだ・・・
「学食があってね。カレーがうまかったなぁ・・・」
いきます!高専行きます!!
ギリギリの成績で無事に入学。そして念願のカレー
なんとか入学でき、いろいろ落ち着いたときに・・・いざ!学食へ!!!
食券の券売機から「カレーライス」を選び
学食のおばちゃんのところへ持って行き
においをかぎながら待つことちょっと
ついに
ついに!
いただきまーす♪
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・すっぱい・・・。
えー!?なんでー????
美味しくないじゃん!酸っぱいじゃん!!
これ、どういうこと!?
よくよく、先生の言葉を思い出してみると・・・
先生が行った高専は、航空高専。東京の。
こんな田舎の高専じゃない。
・・・
(´;ω;`)
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