僕の人生を変えるきっかけとなった、オーストラリア旅行体験記。その6
僕はどうしていいのかもわからなかった。
彼は車に入ったまま、出ても来ない。
助けを求めるにも、誰も通りがかる事もなく時間だけが過ぎた。
しかし、遠くから1台の車が向かってくるのが見えた。
僕は急いで車道へと飛び出し、止まるように両手を差し出した。
車は止まってくれ、その後、僕の車の横に自分の車を移動してくれた。
僕はその方へ、手についた血を見せ、助けてほしいとお願いするも、僕を刺した男も、窓を開け運転手に助けを求めていた。
助けてくれ!!僕は刺されたんだ!!
違う!俺がやられそうなんだ!助けてくれ!!
・・・・・・・・・・・・・・・。
運転手は僕らが互いに言う事を聞いて、困った表情であった。
すこし考えた運転手は、決断をした。
この僕を疑い、刺した男性を自分の車に乗せ、その場から走り去ってしまった。
僕は愕然とした。
一人取り残された僕は、どうしてなのかまったく理解できなかった。
しかし、この場にいても誰も助けてはくれない。その事だけは理解できた。
今自分の居る場所は、分かっていた。
僕は決断した。
車に乗って人がいるところにいくしかない!!
今の場所は、セデュナから70km程着た場所。次の街までは、20kmはあった。
選択の余地はなく、僕は20km離れた町を目指した。
刺された左背中は時々痛み、舗装が悪いため、車がはねると姿勢が変わり、出血するのが自分でもわかった。
時々、ルームミラーで自分をみると、次第に顔色が悪くなっている様子が分かり、
すこし考えた運転手は、決断をした。
この僕を疑い、刺した男性を自分の車に乗せ、その場から走り去ってしまった。
僕は愕然とした。
一人取り残された僕は、どうしてなのかまったく理解できなかった。
しかし、この場にいても誰も助けてはくれない。その事だけは理解できた。
今自分の居る場所は、分かっていた。
僕は決断した。
車に乗って人がいるところにいくしかない!!
今の場所は、セデュナから70km程着た場所。次の街までは、20kmはあった。
選択の余地はなく、僕は20km離れた町を目指した。
刺された左背中は時々痛み、舗装が悪いため、車がはねると姿勢が変わり、出血するのが自分でもわかった。
時々、ルームミラーで自分をみると、次第に顔色が悪くなっている様子が分かり、
俺、死ぬんじゃないかな・・・・・
と、恐怖心がどんどん大きくなった。
しかし、諦めたらもう終わりだ・・・と、アクセルを踏み続けた。
しばらく行くと、町があることを知らせる看板が見えてきた。
「ウィルラ」と言う町にたどり着いた僕は、交番みたいなところがあり、車で駆け込んだ。
(google streetviwe、で発見した写真。ここにたどり着いた)
車から降り、助けを求めようとしたが警官は不在。
僕は車に乗り込み、次の場所へ行こうとしたが、僕の車はコラムミッションだったため、ギアをバックに入れる事がもう出来なくなっていた。
車を降り、近くのSHOPの看板が見えたので、そこへよろよろとしながら向かった。
しかし、諦めたらもう終わりだ・・・と、アクセルを踏み続けた。
しばらく行くと、町があることを知らせる看板が見えてきた。
「ウィルラ」と言う町にたどり着いた僕は、交番みたいなところがあり、車で駆け込んだ。
(google streetviwe、で発見した写真。ここにたどり着いた)
車から降り、助けを求めようとしたが警官は不在。
僕は車に乗り込み、次の場所へ行こうとしたが、僕の車はコラムミッションだったため、ギアをバックに入れる事がもう出来なくなっていた。
車を降り、近くのSHOPの看板が見えたので、そこへよろよろとしながら向かった。
店にたどり着いた時には、かろうじて息が出来る状況で店に入りこむなり倒れ込んでしまった。
あわてた店員が近寄ってきてくれたので、僕は刺されている状況と、行きが出来ない事を懸命に伝えた。
このあとからの記憶があいまいで、意識が戻ったりなくなったりの繰り返し。
気がつくと、救急隊員が僕を抱きかかえており、何かを懸命に話していた。
救急隊員が、僕の左胸骨のあたりを探った後、長くでかい針を突き刺し、バルブを開けるようにしぐさをすると、急に息苦しさがなくなった。
刺された事で、左肺が気胸を起こしていたようだ。
楽になったになった僕は、救急車に乗せられセディナの街へ運ばれた。
セディナの街で、処置を受けすこし更に少し楽になった僕は、アデレードの病院へ運ばれることになった。
時々意識があり、飛行機の小窓から見えたアデレードの街が光り輝くようすがとてもきれいだったことを覚えている。
再び意識が遠のき、次に目が覚めた時は、薄暗い病院の病室で、点滴がまず見えた。
鼻にはカテーテルが入れられており、話は出来ない。
のどの異常な渇きがあり、遠くに見える看護士へ一生懸命に状況を「アワワ・・・アワワ」と訴えた。
看護師は、口の中を湿らせてくれ、満足した僕は、又眠りについた。
続く・・・・。
著者の稗島 孝一朗さんに人生相談を申込む
著者の稗島 孝一朗さんにメッセージを送る
メッセージを送る
著者の方だけが読めます