高校3年間合コンとアメフトだけの日々。真田孔明の赤裸々な過去を暴露
お話をするために「合コン」を自分でアレンジし、実行することに、命をかけていたのだ。
さらに、孔明と同じ不幸な境遇にある周りの男子校生・・・、すなわち高校の友人たちに、「至福」を、お裾分けし続けていた。
自己目標設定「年間50回のお食事会開催」
一年間は通常約52週間ある。
孔明は高校一年生の頃、一年間に50回この「合コン」をアレンジしようという目標を立てた。
つまり毎週一回は、女性陣との「合コン」を開催しようと心に決めたのだ。
その目標を達成させるため、多忙な部活動の間をぬって、目標達成のための営業活動をしていたのだ。
さて、その方法を明かす前に、「合コン」回数目標に対しての、最終的な結果だけ先に報告させていただく。
「合コン」報告書
1年生 32回 達成率64% 目標未達成
2年生 55回 達成率110% 目標達成
3年生 20回 達成率40% 目標未達成
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高校生活合計 107回 達成率 71.3% 目標未達成
結果から言うと、残念ながら高校時代の目標50/年間は、達成することは出来なかった。
けれども、男子校の中ではとても貴重な、女性との「合コン」主催者として、崇められるには十分な回数。
何せ、女性となかなか会話することさえできない同級生たちに、女子高校生や大学生、たまにはOLさんたちとの「合コン」の機会を提供し続けているのだ。
この「合コン」が、男子校の中ではどれだけの価値があることなのか、容易に想像できるであろう。
「合コン」をアレンジできるやつが、男子校の中では偉いのである(笑)。
部活も何もやっていない生徒ならまだしも、年間たった数回のオフをのぞいて、火曜日から日曜日まで毎日スポーツばかりしなければならない境遇。
同級生からも、よくそんな仕込みをする時間があるなと不思議がられていた。
確かに、孔明の自由になる時間は、他の部活動をやっていない生徒に比べて極端に少なかったのは事実。
けれども孔明から言わせれば、忙しいから「合コン」をアレンジできないというのは、単なる言い訳である。
やり方次第ではどんな環境にいようが、ある程度の回数のアレンジはできるはずなのだから。
営業活動のような「合コン」アレンジ
高校に入学してすぐ、男子校のむさ苦しさを、恐ろしいほど痛感した。このままだと死んでしまうとも思った。
朝から晩まで男としか会話ができないのだから。「孔明の青春は真っ黒だ」と心の底から思った。
同じ考えを抱いてしまっていた同級生たちも沢山いた。
そんな中、中学の元同級生で女子高に進学した友達から、「合コン」のお誘いがあった。
女子高生との「合コン」。
彼女も孔明たちと同じく、女子高の環境が入学して、絶えられなくなってしまっていたのだろう。
場所は横浜関内にあるとあるレストラン。
男性5人 対 女性6人。
まさに、「水を得た魚」。お互い夜遅くまで楽しく会話と食事を楽しむことができた。
これが孔明にとってはじめての「合コン」主催だった。
その次の日、孔明は一緒に参加してもらった同級生達から、「本当にありがとう。」と何度も言われた。
孔明もそこまで「本当にありがとう。」などと、他人から感謝されたことは、それまでの人生無かった。
孔明自身、みんなが楽しんでくれて、心の底から嬉しかった。
加えて、その時連れて行った同級生のうち一人が、相手の女子高生の内の一人と、意気投合して付合うことができたのだから。
こんなに喜ばしいことは無い。そして、孔明は気くことになる。
男子高校生活において、みんなが心から喜び楽しめるのは、この女性との「合コン」しかない・・・と。
それに気づいた時から、孔明の営業活動ともいえる、鬼の「合コン」アレンジが始まったのだ。
身近なところから徹底的に攻める
孔明は当時から無理をするのが苦手だった。本当の孔明は臆病者で慎重派。
少しずつしか前にすすんでいくことはできない人間だ。
ましては異性が相手となると、様々な感情が障害となって立ちはだかる。
加えて孔明はジャニーズ系の顔をしているわけでもなく、小学・中学生活共に女性からもてたことは無い。
バレンタインデーでも、義理の「チロルチョコ」位しかもらった記憶はない。
どちらかというと、女性に対しては奥手な方だったのだから。
こんな孔明が、どうやって3年間で合計107回も、「合コン」を主催することができたのだろうか?
その秘密は、自分自身でいくつかルールと方法をあらかじめ設定。
自分の感情で動かないようにマシーンの様に、機械的にやる方法を続けていたからだ。
ひたすら地道に。
孔明は最初、「合コン」アレンジしようと心に決意を決めてからも、どうやって「合コン」アレンジすればいいのか本当に悩んでいた。
街には沢山、女子高生や女子大生は歩いているが、ナンパ氏のように気軽に声をかけて、「合コン」のセッティングを決めてこられるような、肝の据わった人間では無い。
考えた結果、知っている人からだったら声をかけやすいということで、元同級生たちに目を向けた。
つい数ヶ月前にもらったばかりの、中学校の卒業アルバムを手にし、まずは今まで一度でも話したことがある同級生に、電話をかけることを始めた。
続く・・・
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