高慢チキ社長が、引きこもりの無職になった後で見つけた「10年後の○○は見えないが、18ヶ月先なら知っている」という話。

3 / 3 ページ


気づけば沖縄では3週間を超える時間を共にしていた。

「いつかまたこの地へ還って来たい。」
漠然とした思いではあったが、沖縄という地は私にとって
生涯特別の地になった。

【自分の10年先の姿は見えないが、18ヶ月先は明確に見える】


「社長から無職の放浪者。」

良くも悪くも、こんな経験出来る人は多くはいないと思う。
自分は今何処に居て、10年後どうなって、誰と何処にいるのだろうか?

そう考えたとき、頭に浮かんだのは・・・

雷鳴とどろく暗雲のうねりのような破滅的な映像と、
わずかではあるけどその奥、遥か彼方に射す一筋の光明の絵図。



選ぶべき道は決まっていた。

「進むのだ。ただ進むのだ!苦しく険しい、お前が避けたいと感じる道を!
 お前にはもうこの道しかない。そしてそれは避けようがなく、
 後退は地獄への道しるべとなるのだ!」

誰の叫びかはわからないが、地の底からうめく様な啓示。


今思えばそれは自分の内なる声だったのかもしれない。

【無ければ創ればいい!】


そして現在、私はまさに裸一貫。
一から出直すべく、自営業の義兄の元で社会に従事している。
そして片手間ではなく、ダブルワークとして別の分野でも、
一から起業中でもある。

全く未経験、未知の業種で…


18ヶ月前のあの夏の事は、社会からの逃亡だったのか?
それとも、僅かばかり残った自尊心の抗い(あらがい)だったのか?


今となっては正直、どうでも良い。

今気になるのは、

10年後、自分はどうしているのだろうか?
ではなく、

10年後、自分はこうなっているだろうな!


ただそれだけ。
ネガティブな映像しか見えなかった脳内スクリーンには今、
フルカラーのフォーカスの合った一枚のクリアーなフォトが見え始めている。

そして私のスケジュール帳。
『2015年9月5日、事業を軌道に乗せ、石垣島にて次期構想を展開中。』

ちなみに次期構想もほぼ決まっている。
自分をきっかけに人と人をコネクト(つなぐ)する事。
全てを失ったあの日から、今ここまで登ってこれたのは、
自分一人の力ではありえなかったから。
この先自分が機動力を身につけた時に、pay it forward.

10年後はおぼろげだが、18ヶ月後は見えるらしい。(笑

そして遥か南の地の後は、一路最北端へ飛ぶ予定。
そこからこの【日出づる国】を知るため、PCを小脇に縦断する。
世界に飛び出すのに、この国のことを自分は何も知らない。
もっともっと自分が知らない現実・自分がまだ知らない誇るべき点を知る。
それが縦断の理由。
時期的には最初から北から南下する旅が妥当だろう。
だが、私には沖縄しか頭にない。
全てを捨てて、全てを失って訪れたあの遥か南の地。
私はそこからまたスタートするのだ。

そうそう、沖縄に発つ前に最近にわかに小さく見える母と、2年振りに、
カート1台で18ホール回るスケジューリングを…
いや、カート1台なら3人乗れるか…中年一人と老夫婦で・・・(笑

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

このSTORYは、以前書きかけだった
「自分の10年後って考えたことある?」というタイトルに、
1名の方が「続きを読みたい!」との要望を頂き、
思い出しながら、そして将来の自分の予定表を見ながら書きました。
(F本さん、ありがとうございます。)

facebookの方は申請頂ければ、喜んでお受けします。お気軽にどうぞ。
こちらです⇒ 渡辺大吉のfacebook
よし!限界突破するか!!

著者の渡辺 大吉さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。