高慢チキ社長が、引きこもりの無職になった後で見つけた「10年後の○○は見えないが、18ヶ月先なら知っている」という話。
気づけば沖縄では3週間を超える時間を共にしていた。
「いつかまたこの地へ還って来たい。」
漠然とした思いではあったが、沖縄という地は私にとって
生涯特別の地になった。
【自分の10年先の姿は見えないが、18ヶ月先は明確に見える】
「社長から無職の放浪者。」
良くも悪くも、こんな経験出来る人は多くはいないと思う。
自分は今何処に居て、10年後どうなって、誰と何処にいるのだろうか?
そう考えたとき、頭に浮かんだのは・・・
雷鳴とどろく暗雲のうねりのような破滅的な映像と、
わずかではあるけどその奥、遥か彼方に射す一筋の光明の絵図。
選ぶべき道は決まっていた。
「進むのだ。ただ進むのだ!苦しく険しい、お前が避けたいと感じる道を!
お前にはもうこの道しかない。そしてそれは避けようがなく、
後退は地獄への道しるべとなるのだ!」
誰の叫びかはわからないが、地の底からうめく様な啓示。
今思えばそれは自分の内なる声だったのかもしれない。
【無ければ創ればいい!】
そして現在、私はまさに裸一貫。
一から出直すべく、自営業の義兄の元で社会に従事している。
そして片手間ではなく、ダブルワークとして別の分野でも、
一から起業中でもある。
全く未経験、未知の業種で…
18ヶ月前のあの夏の事は、社会からの逃亡だったのか?
それとも、僅かばかり残った自尊心の抗い(あらがい)だったのか?
今となっては正直、どうでも良い。
今気になるのは、
私
10年後、自分はどうしているのだろうか?
ではなく、
私
10年後、自分はこうなっているだろうな!
ただそれだけ。
ネガティブな映像しか見えなかった脳内スクリーンには今、
フルカラーのフォーカスの合った一枚のクリアーなフォトが見え始めている。
そして私のスケジュール帳。
『2015年9月5日、事業を軌道に乗せ、石垣島にて次期構想を展開中。』
ちなみに次期構想もほぼ決まっている。
自分をきっかけに人と人をコネクト(つなぐ)する事。
全てを失ったあの日から、今ここまで登ってこれたのは、
自分一人の力ではありえなかったから。
この先自分が機動力を身につけた時に、pay it forward.
10年後はおぼろげだが、18ヶ月後は見えるらしい。(笑
そして遥か南の地の後は、一路最北端へ飛ぶ予定。
そこからこの【日出づる国】を知るため、PCを小脇に縦断する。
世界に飛び出すのに、この国のことを自分は何も知らない。
もっともっと自分が知らない現実・自分がまだ知らない誇るべき点を知る。
それが縦断の理由。
時期的には最初から北から南下する旅が妥当だろう。
だが、私には沖縄しか頭にない。
全てを捨てて、全てを失って訪れたあの遥か南の地。
私はそこからまたスタートするのだ。
そうそう、沖縄に発つ前に最近にわかに小さく見える母と、2年振りに、
カート1台で18ホール回るスケジューリングを…
いや、カート1台なら3人乗れるか…中年一人と老夫婦で・・・(笑
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
このSTORYは、以前書きかけだった
「自分の10年後って考えたことある?」というタイトルに、
1名の方が「続きを読みたい!」との要望を頂き、
思い出しながら、そして将来の自分の予定表を見ながら書きました。
(F本さん、ありがとうございます。)
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