【15歳】はじまりはじまり

2 / 2 ページ

前話: ダメ男とのダメ恋愛にハマるダメ女の話~プロローグ~
次話: 【16歳】忘れたくない人 その1
ユウは頻繁に会いたいというようになっていき、会う度にプレゼントしてくれるようになりました。
服・靴・バッグ・アクセサリー
中学生が身につけるには大人びたものばかりを選んでくれたユウ。
プレゼントしてもらった物を身につける度に「早く20歳になった姿が見たい。」と、私の髪や頬を撫でながら呟いていました。
通話料を負担してあげたいから…と、私用にPHSを契約してくれました。
そのPHSを使う代わりに、ユウにはボイスチャットには、もう入らないでほしいと言われました。
それ以降、私はチャットの時に使うネームを変えました。
ユウとの約束より、チャットの方が大切でした。
ある時、ユウは私に指輪をくれました。
プラチナの3連リング

指輪を私の薬指に通しながら、いつもの「早く20歳になった姿が見たい。」と呟いた彼。
私を好きなのか、私を育てている感覚が好きなのか…
その言葉を疎ましく思うようになった頃、季節は冬になっていました。

ストーリーをお読みいただき、ありがとうございます。ご覧いただいているサイト「STORYS.JP」は、誰もが自分らしいストーリーを歩めるきっかけ作りを目指しています。もし今のあなたが人生でうまくいかないことがあれば、STORYS.JP編集部に相談してみませんか? 次のバナーから人生相談を無料でお申し込みいただけます。

続きのストーリーはこちら!

【16歳】忘れたくない人 その1

著者のNakatani Aiさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。