時効だから話す殺人事件 第四回

前編: 時効だから話す殺人事件 第三回
後編: 時効だから話す殺人事件 第五回
 チーちゃんはその時、まだ中学三年生。警察でどんな話しがなされたかは弟は知りませ
んでした。しかし、人ひとりが亡くなっているのです。簡単に済むわけがありません。

 当然警察も厳しくなります。

 チーちゃんはその紳士と一緒に居たのは認めていました。死亡原因は心臓発作だという
ことがわかりました。

 最大の問題は、死亡推定時刻が午後5時頃なのに、チーちゃんが伯父さんと都下(かなり奥のほう)の自宅に戻ったのが午後6時頃です。これは弟の証言があります。

 湘南からどう考えても1時間で帰れるわけがありません。最低でも3時間から4時間くらいはかかります。伯父さんにも厳しい追求があったようです。
 しかし、警察は被害者の死後1時間で帰っている謎を解くことが出来ませんでした。また中学三年生の子供のチーちゃんへの追求は、そこまでだったようです。今みたいに厳しくは出来なかったようです。

そしてその時は事件の解決は闇に包まれてしまいました。

 Aはある意味純粋な弟の話しを信じました。Aに虚言を吐く理由がありません。話の最後に、姉には気を付けて欲しいと言い添えました。
 話しの全部を聞いた僕は、頭が真っ白になりました。まさかあのチーちゃんが。。。こんな闇の部分があるなんてと。
 僕は洋子ちゃんならなにか知っているのではと思い、会ったさい思い切って聞いてみました。
 彼女の口から、事件があったこと、警察が学校に来て先生たちにチーちゃんの事で聞いて回っていた事を知りました。

それ本当よ。学校や近所で噂になっていたわ。チーちゃんが人を殺したって。
  結局、弟の話しを洋子ちゃんが補完した事になりました。僕の本音は間違いであって欲しかったと思いましたが、事実をさらに裏付けただけでした。

続きのストーリーはこちら!

時効だから話す殺人事件 第五回

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