忘れた頃に警察はやってくるPart2
忘れた頃に警察はやってくるPART2です。
警察に、WIIに接続しろと言われ、WIIをインターネットにつなぎました。
そして、刑事の一人が、
「検索ワードはどんなんだった?」と聞いてきました。
正直、覚えてるはずがないので、
「掲示板 援助交際」って打ったと思います、って答えたら
「じゃあ、その通りに打ってみて」
と言われました。
何度かワードを変えて打ったんですが、私が書き込んだ掲示板は出てきませんでした。
掲示板自体が削除されているのかは知りませんが、どんな言葉を打っても、ヒットしないのです。
代わりに、いかがわしい出会い系サイトはでてきましたけどね。
出て来ないんなら、仕方ないな、と刑事の一人に言われ、私は警察に写真を撮られました。
勿論、記念写真的なものではなく(ある意味そうかもしれませんが)、カメラ目線ではなく、黙って、証拠品を指差します。
私の場合、書き込みに使ったWII、そして男からたくさんメールをいただいたスマートフォンが証拠品でした。
なので、私と証拠品のツーショットスナップを撮った後、刑事は私のスマホと弟のWIIを取り上げました。押収ですね。
その後、地元の警察署に連れていかれました。
連れて行かれる前、寝間着のままじゃ、あれだということで、着替えさせてもらうことになったのですが、女の刑事さんは部屋に一人残りました。
刑事さんは私に気をつかってか、あまりガン見はしてきませんでしたが、
だらしない私の部屋、私の生活空間にスーツ姿の刑事さんがいるのはなんともシュールレアリズムな光景でした。
髪型は汚いまま、トイレにも行かせてもらえず、顔も洗えず、歯も磨けず警察の車(おっきなワゴンボックスカー?)に乗せられました。
確か、助手席に乗せられたと思いますw
警察署に到着すると、話を聞くということで、取調室的なとこに連れていかれました。
けれど、ドラマで見るような薄暗く、電気スタンドが一個だけあるような部屋ではなく、普通に蛍光灯で明るかったです。
机はドラマと同じような感じでしたがね。
小さな部屋で、机とイス以外はありませんでした。
壁には穴が開いていたり、ラクガキがありました。
落書きを眺めながら、私と同じ非行少女、非行少年達は、どんな気持ちでここにいたんだろう、と顔も名前も知らない彼らに思いを馳せたりしました。
私は、担当らしき若い刑事にすべて、正直に話しました。
書き込みに至った経緯などなど。
その刑事は、私に、「俺、何歳に見える?」と聞いてきました。
わからないので、「29か28ですかね?」と答えました。
したら、彼はまだ25とのことでした。
けれど、指に婚約指輪がはめてあったので、結婚はしてたみたいですね^^
任意聴収では、小学校の名前から、母のパート先の場所、父の職業や家族構成なども全部言わないといけませんでした。正直、誰得なんだろうと思いました。
私が取り調べ的なのを受けてる間、警察は当たり前のように私のスマホをいじっていました。
私が男とやりとりした、メールなどを見ていました。
証拠を保存するらしく、スマホの裏のチップまで持っていきました。
(ごめんなさい、チップ的なやつの名前が分かりません)
半笑い刑事が、「こんなことしても、怖いオッサンとかに殺されたり傷つけられたりするんやで」と言ってきました。
詭弁だ。
何の関わりもない他人の女を心配するほど、人間はお人よしではないと思うのだが。
PART3へ続く
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