大事な事はすべてパチスロから教わった(第3回)勝ち続ける為に絶対に必要な3つの力
はれて川田君の弟子になった僕は、今までの引きこもり生活が嘘だったかのように、慌ただしい毎日を送るようになっていた。
僕のある日の一日の流れを簡単に説明しよう。
6:00 起床
7:00 川田君の家に迎えに行く
7:30 パチンコ店到着 二人で並ぶ
待っている間に前日データの確認、今日の狙い台決め
常連さんとのコミュニケーション
雑誌で新機種の情報収集
10:00 店開店 目標台確保 打ち始める
12:30 お昼休憩
13:00 再開
15:00 換金 空き台待ち(休憩スペース)
17:45 打ち始める
18:30 換金 空き台待ち(休憩スペース)
20:00 打ち始める
21:00 換金 空き台待ち(休憩スペース)
22:00 閉店近くまで打つ
22:20 換金 全台のデータをメモ帳にチェック
22:30 店閉店
23:00 二人でご飯を食べながら、反省と明日の対策
24:00 川田君を自宅に送る
25:30 就寝
大体こういった流れだ。
日によってスケジュールがかなり変化するが、ニュアンスだけでも伝わったのではないだろうか?
正直今思うと結構ハードスケジュールだが、楽しいし稼げるということもあり、
あの頃は毎日頑張っていた。
僕が師匠に習ったのはマインドセットだった。
『パチスロをするのにマインドセットって何だ?』
と最初は乗り気じゃなかったが、これは稼ぐ為には絶対条件だと言うので勉強した。
川田君はスロットで飯を食って行く為には、3つのスキルが必要だといった。
むしろ、これさえきちんとやれば、どこの世界でもやっていけるらしい。
その3つとは・・・
1.分析力
負け続けている人のほとんどが、これが足りない。
分析力がなく、自分がなぜ負けたのかわかってない人が多すぎる。
だから、また同じ失敗を繰り返すのだ。
ここでパチスロをやった事のない人に少し説明しようと思う。
スロットでは、内部的に6つの”設定"というものがある。(一般的に)
簡単にいうと、レベルみたいなもので、その”設定"は店員さんが自由に変えることができる。
営業中はお客さんがいるので変えることはできないが・・・
そして、”設定"が6段階あり、、
ざっくりいうと、数字が少ないとあまり大当たりがこないような設定になり、
数字が大きいほど、大当たりもたくさんくるというような仕組みになっている。
だから、客が狙うのは、設定5や6だ。
しかし”設定"というのは、外からは見る事ができない。
だから客は自分が何の設定を打っているのかは知らない。
ただそれは、その台を打っているうちに大雑把に見極めることができる。
話がそれたが、僕らはこの設定5や6の台に座る為に、毎日データを取り、店のくせと照らし合わせながら、分析するわけだ。
2.忍耐力
分析力とは別に、この力も確実にいる。
これはギャンブルにおいては必須条件だ。
特にパチンコやスロット、株などの場合には必ずこれが必要になってくる。
データを収集し分析し、狙い台を絞り、いずれ出る台がわかったとしても、それが”いつ"なのかは、川田君にもわからないそうだ。
だから、その”いつ”に備えて、辛抱強く打ち続ける必要がある。自分の知識や経験を元に完璧な理論で台に座ったとしても、出るまで耐えるだけの忍耐力がなければ、勝ち続けることは困難だ。
ギャンブルをやったことがある人ならわかると思うが、自分の持っているお金が目の前で急激に無くなっていく様、というのは、恐怖以外の何者でもない。
かなりの経験を積んでるか、並外れた強心臓を持っていないと、
冷静な判断が出来なくなってしまうだろう。
3.コミュニケーション能力
実はこれは僕は意外だった。スロットをする為にコミュニケーション能力が必要だなんて思いもよらなかったからだ。しかし、数日パチンコ屋に通うようになり、その理由がすぐにわかった。
上のスケジュールにも書いたのだが、7:30にパチンコ店についた後、僕らは前日のデータの見直しや本日の狙い台を決める。が、それ以外にやることがあるのだ。
それが、"常連さんとのコミュニケーション"だ。
毎日同じパチンコ店に通っていると、見た事ある人がチラホラ出てくる。常連さんは仕事も定年になり、パチンコを趣味としているので、毎日来ている人がたくさんいる。
朝開店前に並んでいると、常連さんもチラホラやってくるのだ。別に常連さんと話す義理はないが、仲良くしないと後でひどいしっぺ返しを食らうのだ。
そもそも常連さんは僕らのようにパチンコを仕事としてやっていない。
娯楽としてやっている。
その為、自分の空いた時間にしかパチンコ店に来ないし、パチンコ屋にきていても昼にはすぐやめて帰ったりする。常連さんに好かれていると、ここで”良いこと"が起きるのだ。
常連さんはおそらく何も考えずに台に座る。
しかし、その常連さんの打っている台が僕らの狙い台の次の候補だったりするのだ。
常連さんも僕らがパチプロだと言う事は認識している。
だから、辞める前に僕らにわざわざ声をかけてくれるのだ。『この台やめるけど、打つ?』常連さんに好かれているからこそ、こういった気遣いをされるのだ。
実は僕ら以外にもその店にはパチプロがいたのだが、そういう人達より優先して台を確保することができる。これは最大のメリットではないだろうか。
この3つが必要だと師匠には教わった。
1.分析力
2.忍耐力
3.コミュニケーション能力
これらはギャンブルだけでなく、人生において、今も僕のモットーになり続けている。
おそらくこれからの生きていく人生でこれだけあれば、いいんじゃないかと思っている。
ギャンブルだけでなく、
恋愛をするのにも、勉学に励む時も、スポーツをする時も、仕事をする時も
絶対にこの3つが必要だと思う。
たとえば、恋愛において、分析力がなければ一向に恋愛上手にはなれない。相手の趣味や性格、思考などを分析し、その人が何を求めているのか理解し、相手の喜ぶことを提供してあげる。
一日のデートプランを分析し、どこが悪かったのか真剣に考え、反省し、次に生かすように学習する
こういった地道な努力が、恋愛上手になる秘訣でもある。
そして、忍耐力がなければ、狙った女性を射止める為に、タイミングを見計らったアプローチができない。耐える力がなければ、みすみすチャンスを逃してしまうことになる。
最後にコミュニケーション能力。もうこれは言うまでもないが、コミュニケーション能力がなければ、恋愛では確実に損を被ることになる。空気の読めないやつはモテない。それだけだ。
このように、恋愛を例にあげても、この3つが主要素になっている。
そして、僕はこの3つの主要素を30日間徹底して行うことにした。
もちろん師匠の教えの元で。
<追伸>
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