続!病気に負けない!!1部

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著者: 木藤 勝則

この日は結局、四肢のマッサージで終わったのですが、精神的苦痛が緩和されていたことを思い出せます。


リハビリの基本継続こそ力なり!!


気分転換して、再びリハビリに挑戦です!


まず問題になったのは、細かい動きができなくなっていたことです。


指動かそうにも、しびれが酷くて脳からの伝達が届かない状態。


(作)「指折り数えはできますか?」


作業療法士の先生に聞かれて、


(私)「それくらい簡単でしょ。」


そういって動かそうと思ったら、予想以上に動かしづらい・・・


もはやスズメの涙程度の動きで、やはりプルプルとふるえます・・・


(作)「手の震えが止まりませんね。」


(私)「すみません。先生に怯えてるわけではないのですよ。」


(作)「私はどれだけ患者さん怖がらせてるんですか!(笑)」


くだらないフリにも笑顔で応えてくれます!


私の指を1本づつ折りながら手伝ってくれました。


(作)「目で見てこの動きを覚えてくださいね。」


指を動かす動作を記憶するという方法で、リハビリを進めたのです。


しかし、指を動かす度に激痛が走って集中できません。


グッとこらえても、また手が震え始める・・・


でも、我慢しなくちゃリハビリが進まない。


黙って指折りの練習を続けていました。


何度も指をしっかり見つめながら、念力を唱えるような感じです。


数分練習しただけで物凄い疲労と痛みで困惑しそう・・・


(作)「無理していませんか?休みながら練習して下さい。」


心配になった先生が声をかけてくれました。


(作)「きつい時は遠慮せずに言って下さい。」


そう、自分の意志を伝えることも大切なのです。


いつの間にか無理をしている自分に気づくことが出来ました。


時には我慢することは必要です。


それを超過してしまい、嫌気が出ると長続きはしないのです。


毎日数分でいいから続けることが大切なのですね。


何度も、何度も同じことを繰り返したおかげで、右手の親指、人差し指、中指はゆっくりと動くようになりました。


そして、不格好ですがグー、パーも少しだけできます。


これでも凄く進歩しましたよ!!


作業療法士の先生!ありがとうござます!!


そして、これからもよろしくお願いします!!



つづく・・・












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