【筋肉は世界の共通言語】元高校球児が、10年かけ筋肉バカドットコムというサイトを作るまでの話。<最終回>
2 / 2 ページ
・女性であれば、脂肪を落としてスラッとしたカラダに(減量)したい。
増量はひたすらやってきたので、
勝手ながら、減量を体験してひと区切りつけようと思いました。
オリバに人生を注ぐことは僕にはもうこれ以上は無理でした。生活的にもメンタル的も。
ただ、1つの何か形にしたい。そう思った僕はダイエットしてキックボクシングの興業イベントに出場することを決めます。
69キロへ減量、1年キックボクシングを行い、タイ料理屋の試合に出場!2R、TKO負け!
k-1の須藤元気選手のパフォーマンスと戦い方をYouTubeで何度も見て練習、
食事と運動の内容を変えて、減量を行っていきます。
そして時は来ました、貯金はすでに底をついていましたが、練習を重ねてなんとか試合に出させて頂けるところまでこぎつけたのです。
久しぶりに先輩たちに連絡をし、水を飲ませて頂ければ十分です、という約束でセコンドに立って頂きました。
「筋肉バカ、所属フリー!」というコールが上がり登場。歓声が上がります。
カーンとゴングが鳴り、試合開始。
夜な夜な公園で練習したバックブローをメインに相手を押しまくるも、後半逆に相手にフルボッコにされて2RでTKO負けになります。
先輩は大ウケ。この試合が終わり、リングで敗因をインタビューされるのですが、明らかなスタミナ不足が原因にも関わらず、「(僕の)筋肉が足りませんでした。」と答え、お客さんもワーッとウケていました。
歓声の中、店の裏側へと消えていきました、このとき約25歳。
僕は吹き出す汗と上がった息を整えながら、控え室でグローブとバンテージを外しました。
興行イベントの方にお礼を言うと、まさかのファイトマネーの5000円を頂いたのです。
あぁ・・・ありがたい・・・。しばらく飯が食える・・・・。
全てを注ぎ込み、その時に考えられるすべてをやり、自分の中でひと区切りがついた瞬間でした。
筋肉に特化した今までに無いサイトをつろう、
名前は「筋肉バカドットコム」
先輩たちやブログ読者の方にはオリバになった姿を見せることはできませんでしたが、
多少なりとも笑いを届け、自分なりのコンセプトも発信できました。
その過程の中で見つけた多くの人が抱える身体的、精神的な悩みの数々、
それらを解決できるような筋肉をキーワードにしたサイトを作りたいと思い始めました。
たとえば単純に筋トレといっても、
・自重トレ
・ウェイトトレ
・アスレチックトレ
に分かれますし、
体重を増やしたいか、減らしたいか、求める理想なスタイルは何か。
自分の食事の好み
あらゆる選択が見えてきます。目的にどうすれば到達できるか、悩んだらどうすればいいか。それを解決していけるようなサイト。
キックボクシングを終える前から
筋肉バカドットコムという名前でシンプルな個人ページは立ち上げていたのですが、
アメブロを使って日々発信していたので、個人の行動履歴としての備忘録的なサイトでしかなく、更新もほとんどされない簡素なものでした。
それを完全に作り替えて、多くの人が日常的に利用する価値のあるものにしなければいけないと思ったのです。
筋肉バカという名前から連想するストイックなものではなくて、初心者も日常的に楽しめるもの。
さらに年齢、男女、国籍も関係なく、楽しめるサイト。
身体の目的はそれぞれ違うけれども、その目的に到達するために手段として筋肉を必要としていることは同じですから、お互いにリスペクトを持つことは出来ると思いましたし、時には笑い、励まし合っていけるようなそんなしがらみのない場所を作りたい、作れると思ったのです。
キックボクシングでTKO負けし、ひと区切りつけてから、
サイト開発に向けて思考錯誤を繰り返しはじめました、同時に、生活を立て直す事に奮闘します。
あれから5年。
笑えるコンテンツが必要だとおもえば毎週ライトノベルをアップしてみたり、絵を描いてみたりいろいろやってきました。まだまだ有益な情報もコンテンツも足りていませんが、
何年もかけ、少しづつ個人ページから脱却し、筋肉のサイトになり始めたのではないかと思っています。
筋肉は世界の共通言語
僕がアメリカのアリゾナ州で、言葉も交わさずにハイタッチをしたこと。
ジェスチャー、表情、共通の目的、それらがあれば、国籍を超え、コミュニケーションがとれました。
スポーツの場面でなくてもガタイが良いだけで、何か普段やってるの?と会話が生まれます。
相手の身体の調子が悪いなら、それをマッサージや食で解決してあげれば信頼が生まれます。
英語や日本語、小難しい言葉などより大切なもの、
・行動
だから筋肉はコミュニケーションにおいて世界の共通言語になりえると思っています
厳しくも優しくもエンタメとは何かを教えてもらったプロジェクトの先輩や同じ後輩たち。
キックボクシングで負けても笑っていただいた出来事。
ブログで応援してくれたり、批判頂いた事。
本当にいい経験をさせてもらいました。
何でもない日常が、ちょっと明るくなる方法、それがエンタメです。
現実の行動を明確に変えられるのは、筋肉。
その筋肉とエンタメをどう組み合わせていけばいいのか。
それを筋肉バカドットコムは追い求めたいと思っています。
年齢、性別、国籍も関係ないもの
多くの人を喜ばせる為の方法はきっと筋肉にあります。
僕はそれを信じています。
「筋肉は世界の共通言語」
こうして今の、「筋肉バカドットコム」
~筋肉から派生するあらゆるコンテンツを楽しむ総合メディアポータルサイト ~ は誕生しました。
これからどんどん成長させていきます!
以上が、
元高校球児が、10年かけ筋肉バカドットコムというサイトを作るまでの話。です。
長文を読んで頂き、ありがとうございました。
著者の遠藤 大次郎さんに人生相談を申込む