(思想の話8)息子が生まれたタイミングで有給消化できて幸せだった話

前話: (思想の話7)労働集約型組織の脱却に失敗して会社を辞めた話

いま、(2015年現在)僕には3歳と1歳の子供がいる。

長男は、父が寝ていると顔や脇腹に蹴りをかましてくるワルガキだ。


一人目の子育てはめっちゃ大変

たまたまではあったが、S社の退職前に息子が生まれた。

里帰り出産(とは言っても都内近郊だが)で実家に帰っていた嫁と息子とともに、

有給が余っていたので2週間程度一緒に暮らすことができた。


振り返ると、そのタイミングで家にいられたことはとても幸せだった。


息子は産道を通過する際に表裏を間違え、緊急帝王切開で生まれてきた。

無事に出産したものの、嫁は心身共にストレスを抱え、

その他の要因もあって軽くうつ状態になっていたように思う。


息子はよく夜泣きするタイプだったようで、昼も夜も1-2時間置きに泣きわめいた。僕があやすときはスクワットをしながら揺すっていたが、「よしよし〜」と言いながら100回くらいスクワットしないと落ち着いてくれない。夜中に泣き続けられると近所迷惑じゃないかと不安になるし、寝かせた時も窒息しないか心配だし、触ると骨が折れそうだし、哺乳瓶の消毒ってどのくらいやればいいのか分からないし、お乳を飲んだあとゲップさせないと危ないらしいし…。とにかく全てが初めてで緊張が絶えなかった。手伝っているだけの僕が『こりゃキツイ』と思っていたわけで、嫁の苦労は想像すらできないレベルだった。


子育ては偉大な仕事だと思う。


繰り返す、子育ては偉大な仕事だ。


父親の自覚が生まれた

子供が生まれた時、特に苦労していない夫は父の自覚が足りない。

僕も例外ではなく、出産時に考えていたことは

『え、帝王切開?大丈夫?』

『おお、無事生まれたか〜。よかった。』

と、なんとものんきで他人事のようなものだった。


が、出産直後に子育てをしたおかげか、

その後の生活において思考の中心に必ず息子が入ってくるようになった。

2社目のL社では『息子に自慢できる仕事をしたい』と言って働いていたし、

最近力を入れているソフトテニスも息子にどうやって教えようか計画しているし、

早く帰りたくて飲み会の数もだんだん減ってきているし、

強い父じゃないといけないと思って100km/月のランニングも始めてみた。


生活全体において「息子に受け継ぐ」という意識を持つようになり、

それゆえに正しい生き方を志向するようになっている気がする。


幼少期に注いだ愛情の量は人格形成に大きく影響する

という学説を僕は信じていて、スキンシップの量や一緒にいる時間をとても大切にしている。

※更に母親の愛情でなければ効果が無いという説もある


「勇気を出して冒険に出るためには安全基地が必要」という話があるが、これは子どもも大人も一緒だ。そして、「安心する」というのは現代社会において一種の高等スキルだと思っていて、安心するという経験を十分に積んでいないと、人を信頼することが難しくなるのではないかと思う。


幸運にも息子の出産後しばらくして嫁の(ほぼ)実家で暮らすことになり、

祖父母やひいおばあちゃんなど周りの支援を十分に受けながら、

2人の子どもは笑顔あふれる生活を送っている。

嫁も2人の子どもと楽しく生活してくれているようで嬉しい。


沢山の人と触れ合って、自然の中で遊んで、心身ともに健康に育って欲しい。


そんなタイミングで転職をした僕に嫁が言った言葉


『いいよ。りゅうひくんがやりたいことをやるのが一番だって思うから。』

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