若年性脳梗塞になってみた その6  ~ 病院愛憎劇場開幕 感情をうまく出せなくなると笑うことしかできなくなる 〜

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前編: 若年性脳梗塞になってみた  その5 ~ 大事な事は普通の顔でやってくるから厄介だ ~
後編: 若年性脳梗塞になってみた その7 ~ 病院愛憎劇場終幕 大事なことは検査でもわからないけど側にある ~

 さて恐怖の一夜を開けて異変がなかったこと、リハビリの先生から診ていただいて割と力が入ることなどから安静はとけぬままですが一般病室への移動が許されました。

 これに私は大喜び!やっとこの緊張感あふれる空間から出れる!!


 もっとも「大部屋が空いてないから個室だけど」と言われましたが・・・


 先生、もうそんな優しい嘘はいいから(笑)HCUほどの管理はいらないけど個室じゃないとまだ駄目な容態なんでしょ・・・

 うん、3日HCUって言われたのがほぼ2日で出してもらえるってのはそういうことだもんね・・・お気遣いは嬉しいですけどバレバレですよ。


 そんなわけで午後にお引越しすることに。


 発声、発話の状態もよく水を飲んでもむせないので絶飲食もこの日のお昼から解かれました。

 なのでお昼御飯が出てきて二日ぶりの食事に喜ぶ私。

 冷やし中華でした。やはり病院食ですから麺も固まってちょっと食べ辛いけど冷やし中華は大好物!喜んでもぐもぐ食べます。

 しかし誤算が一つ。

 よく辛子をといたはずなんですがなぜだか辛子がのどに直接アタック!!!


 思わずむせかえる私。


 その音に飛び込んでくる顔色を変えた看護師さんたち!!

「大丈夫ですか!?」

 固まってた麺をやや難儀しながら飲みこみ「だ・・・大丈夫です!!辛子でむせただけです・・・」

「本当ですか??」


 嚥下(飲みこむこと。これが障害されることも脳梗塞では多い)の心配をかけられてしまいました。

 心配だからということでもう一度食べるところ、飲むところを看護師さんの前で見せ(やり辛い)むせないことを確認し、疑いは晴れましたが危うくHCUに再送還されそうになりました(笑)


 体も清拭(タオルでぬぐうこと)までしか許されませんでしたが、看護師さんが手伝ってくれ「女性が頭を洗えないのもかわいそうね」と移動式の洗面台で頭を洗っていただいて(手に機器や点滴が付いてるから)至れり尽くせり(笑)

 このHCUでは面白い機械をたくさん見ました。無菌室になっているビニールの部屋や小型の透析機なんて初めて見て、医療機械の進歩はすごいなぁ~と思いました。


 午後に入り神経内科の看護師さんがお迎えに来てくれてお引越し。

 HCUの先生、看護師さんたちは全員いい人でした。

 しかしHCUの厚い扉を出た瞬間「やっぱりシャバの空気は最高だぜ!!」と思ってしまったのは秘密です(笑)


 個室は海の見える部屋でとても居心地がいい部屋でした。


          


 が!場所の位置はナースステーションの目の前でトイレも近い。重症患者が入れられる位置の個室でした。(なおナースステーションに直接つながっている個室もあり、たぶんここが一番重症で自分の入った部屋は二番目に重症な人が入る部屋w)

 脳梗塞起こして3日。山場を越えたとはいえまだまだ突然死の可能性は残っているのか~と思いながらもやっと誰もいないスペースに来れたことでものすごい安堵をした気がします。


 なお今度の部屋では携帯のメールやネットは出来るので暇つぶしに携帯を触りまくっていましたね(笑)


   ただ一人になると突然今後の事が心配になります。医療費をはじめ、後遺症のこと、今は全く歩いていないので足はどうなっているのか自宅で生活できるレベルなのか、家事ができるレベルなのか・・・・

みんなの読んで良かった!