【必ず失敗する合コン講座・1】~目的がバラバラな人達で集まっても何にも後には残らない話~
Q.皆さんは「合コン」に何を求めて参加しますか?
これを愚問だと思ってしまったアナタ、無駄金を使っているかもしれないので気をつけて下さいね。
この質問には「出会いが欲しくて」と返答する人が大多数ですよね。
そりゃそうです。異性を求めての行動がいわゆる『合コン』ですから。
でもこの合コンの目的というモノをしっかりと吟味したことありますか?
これを軽視しているとまた無駄なお金と時間と労力を使って空振り合コンをすることになりかねませんよ~、ってのが今回のお話です。
(注意)
まず今回の話に限らず大前提での話として、私の話は学生同士の合コンでの話は基本的に対象外として話をさせてもらいますのでよろしくお願いします。
特に今回の話では「目的」ってヤツに照準を絞っていますので、学生同士の合コンでは99%が「彼氏・彼女が欲しいから」だと思うので別のところに置かせてもらいます。(あと「ヤリモク」とかの軽薄な話も面倒くさいので除外します。)
さて本題です。
まずは「出会いが欲しくて」という項目を掘り下げていきましょうか。
一言で『出会い』と言っても複数パターンが存在します。
ざっくり分けると「友人の輪」か「恋人となる相手」か「結婚する相手」の3パターンといったところでしょう。
そしてこの3パターンのどれか、または複数を目的として皆さん合コンをするワケなんですが、これが参加者ごとにチグハグだとイマイチ踏み込んで相手探しに没頭した合コンにはできないんです。
だって考えてみて下さいよ?
例えば「女の子との飲み会が楽しいから参加しただけ」なーんて軽い気持ちでいる男性が「私は結婚相手に相応しい男性を物色するために気合を入れて参加した」という女性と合うはずがないじゃないですか。
(先に断っておきますが、以下はちょっと偏った言い方します。気を悪くした方がいたらごめんなさい。)
男ってぇ生き物はキャバクラやガールズバーが大好きです。
なぜかって?そりゃ金さえ出せば女の子と楽しく会話できるし、あわよくば・・・的な考えもあったり無かったりするからですよ。
そして男性がそんな軽い気持ちで合コンに参加していたとしたら、合コンなんて安上がりで女の子と楽しく会話できる都合のいい飲み会でしかないですよね。
つまりこの場合、男性の一時的な快楽のために女性の貴重な時間が浪費されただけで終わるわけです。
まぁこれは不真面目と真面目が噛み合うわけのない極端な失敗例ですけどね。
次はもっと現実的な例でいきますよ。
真面目と真面目が空振りする例なんですが、「結婚はまだ考えてないけど真剣に彼女が欲しい」という男性と「結婚相手に相応しい男性と出逢いたい」という女性との合コンって場合もなかなか困りモノなんです。
なぜなら「付き合って楽しく一緒に過ごせそうな女性」を探しに来たら「一緒に生活して人生を共有してくれる男性」として値踏みされてしまうからです。
そんな女性側の思惑がちらりでもと垣間見えてしまおうものならば「付き合ってみて先々には結婚とかもあるかもなぁ」とまでは思っていた男性も、そんなプレッシャー付きな女性と進展したいとは思えなくなります。
(以下はまた偏っているかも発言です。)
合ってるかどうかはさて置きしちゃったような凄くぶっちゃけた話なんですが、ほとんどの男性は女性を結婚相手として見るようになるまでには意外と時間を要します。まず出会いの第一接触から結婚をリアルに想定できる生き物ではありません。
男性の場合、大抵は【彼女⇒恋人⇒結婚】のルートを順に辿る必要があり、「彼女」の時に「結婚」を意識するような1段飛ばしでの発想はあまり持ち合わせていないし、その前段階でしかない出会いの場では皆無に等しいです。
そんな男性という生き物が第一接触から女性を結婚相手して観るような機会は、おそらく「お見合い」か「婚活パーティー」レベルの出会いの場くらいだと思いますよ。
そして女性は男性よりもはるかに異性を見る目はシビアです。(「見る」というより観察するの「観る」でしょうかね。)
女性の場合、「結婚」という最終目的を達成するために「彼女」から始まる関係を進める、謂わば倒置的な発想ができます。
だから「合コン」という場でも結婚を意識した観察ができるというワケです。
・・・さてさて、実はこれだけの長文ですが全部ただの前フリなんです。
こんなにも長ったらしくなるなんて思ってもいなかったから私自身も自分に呆れましたけど、もうちょっと付き合ってやって下さいね(笑)
何が言いたかったのかというと「同じ目的・またはより近しい目的を持った者同士でなければ有意義な合コンは成立しない」ということです。
だから合コンなんてものはただ異性同士の人数を集めてやるだけじゃ無駄だらけなんですよ。
それで上手くいくケースなんてよっぽど上手くやれる人か、もはやイレギュラーみたいなものでしかありませんから。
そして上手くやれる人は合コンしなくても上手くやってる人が多いです。
上手くやれないから合コンに参加する人が大多数なんじゃないですかね。
彼女が欲しい男性には彼氏が欲しい女性を、結婚をしたい女性には結婚をしたい男性をぶつけ合わなければ成功率は極端に落ちてしまうんです。
でも逆に言えばこの公式に当てはめることさえできれば、合コンの成功率は飛躍的に上昇するってことなんですよね。
だから実は合コンは幹事さんのメンバー集めの時点が一番の核なんですよ。
適当にフリーなメンバーを集めて合コンを企画してもただの飲み会で終わります。
それでも構わないという軽めな心持ちで参加するなら、それはそれで良いと思いますよ?
ただ成果が無くてガッカリすることになるのは予め受け入れておいて下さいね。
つまり成果を期待できる合コンをするためには、男性と女性それぞれの意向を照らし合わせて、それに見合ったメンバー集めをすることが必要ということなんですが・・・。
でもまぁ、はっきり言ってそんなパーフェクトなメンバー構成の実現はかなり難しいと思いますけどね。
しかもメンバーが多ければ多いほどそれは難しくなります。
同じ目的の人間を複数名集めるなんて、生半可な労力では土台無理な話です。
これが楽勝だとしたらどれだけの人脈があって、しかも各人と通じ合ってるのさ!って話ですよ。
それに人数が多ければ良いことなんてほとんどないんですよ?
よく4:4とか5:5の合コンを目にしますが、この人数で上手くいきそうな雰囲気になっているのなんて滅多に目にしませんから。
もっと人数を絞ってじっくりと話ができる環境の方が、数なんて無駄打ちしなくてもよっぽど上手くいくんじゃないでしょうか。
だから個人的な合コンの推奨人数は幹事さんを含めた3:3です。
男女ともに幹事さんがセッティングだけしてあげて当日は不参加ってケースだったら2:2がいいですね。
断言してしまいますが、これが唯一合コンとしてバランスが良いです。
正直な感想として、大人数でできる会話なんて聞いててかなり薄~いですよ。残念ながらね。
・・・話を戻して、と。
とにかく実りある合コンとするためにはこの「目的合わせ」が本当に重要なんです。
だから幹事さんは大変ですがメンバーを集めるためにこの労力を惜しまないで下さい。
それが難しい時はせめて異性側幹事にどのような目的メンバー構成になったかを伝え合ったり、合コンの場でメンバーごとの目的の照らし合わせをしてあげて下さい。
それすらも難しい時は「おまえら自分できっちり相手探しに打ち込めよ!」とでも発破をかけて下さい。
そして参加メンバー側も自分がどういった目的で参加してるのかを恥ずかしがらずにアピールするようにして下さい。
アピールがあれば「この人はどのくらい自分に可能性があるのか?」といった情報を探り合うような無駄なやりとりが大幅に削ることができますから。
それができないようならもっとガツガツと自分のことを話し、さらには相手情報を引き出すような会話を心掛けて下さい。
中途半場な会話で終始してたら、合コンの時間なんてあっと言う間に終わってしまいますよ。
飲み会形式の合コンなんて、大抵がお店に設定された数時間だけしかありません。
2時間制とかの店だったらたったの2時間ですよ?たったの120分!
最初の飲み物を決めて自己紹介をしてたらそれだけで30分以上使っちゃうんですよ?
もたもたしてる暇がどこにあるって言うんですか!
二次会に持ち込めればもうちょっと長く時間も取れますが、そもそも一次会が上手くいかなければ二次会すら危ういですから!
無益な会話に費やすほど時間に余裕なんてないでしょーが!
以上を踏まえて、批判を受けようが何だろうがここで声を大にしてハッキリと言ってしまいますよ?
【1】目的をできる限り合わせてからセッティングすること!できなかったら現場で目的をアピールし合うこと!
【2】合コンは3:3!4:4以上ではやっちゃダメ!(幹事不参加なら2:2も可)
【3】合コンで気取っちゃダメ!中途半端な探り合いなんかしないでガンガン攻め合って良し!
こんな言い方はどうかと思いますが、どうせダメ元で挑む合コンなんです。
帰り道で無駄な疲労感とか溜息とかを味わいたくなければ、この3カ条を貫いてしまいましょうよ。
「合コンの恥はかき捨て!上手くいったら後での楽しかった笑い話♪」
このくらいの心持ちをメンバー同士で共有して、皆で次の合コンに乗り込んでやりましょう!
そしてこんな拙い文章に付き合っていただきありがとうございます。
こういった書きモノは不慣れなものでして、読みづらい箇所などもあったかと思います。
次回以降を書いていく内にもうちょっとうまく表現できるように・・・できればいいなと思ってますので、今後もよろしくお願いします(笑)
(おまけ)~飲み屋オーナーの裏話~
人数のことを言いましたが、お店としては人数が多い方が売上が伸びて嬉しいんですけどね~。
あと会話が上手くいってない気配ムンムンだと、私は余計な茶々入れをして無理矢理に会話を誘導したりするお節介野郎になる、そんなはた迷惑な男なんです。「オレの店だからいいの!」とか言って結構やりたい放題ですから(笑)
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