ドアパンチの修理代を全額支払って貰えなかったので少額訴訟してみた(11)

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少額訴訟の審理当日、全てはこの日に決まります。


審理は午後からでしたが仕事は一日休暇を頂き、午前中は書類などをもう一度見直しました。かなり早めに出発して裁判所の最寄り駅についてから縁起を担いでトンカツを昼食に食べてから裁判所へ向かいました。ホワイトボードに記載されている予定を確認してから「小法廷1」へ行くと書記らしき女性が出てきて「原告の方ですか?どうぞお入り下さい」と招き入れられました。


以前調べた情報では少額訴訟では「円卓などで審理が行われることが多い」と書かれていましたが、私の場合はテレビなどでよく見る法廷そのものでした。裁判官は一段高い席の中央に座り、横には司法委員が座っていました。その正面に先ほどの書記と思われる女性が座り、原告と被告は向き合う形で座ります。20人ほど入れそうな傍聴席もありました。


裁判官から「少額訴訟であること」「少額訴訟は一度の審理で終了すること」について異議が無いかを原告・被告へ再確認があり、進め方は「裁判官から質問をするので、それに回答する」「その他の主張は後で聞く」と説明がありました。


ちなみに、裁判官と書記の方は法服を着ていました。なんとなくスーツ・ネクタイで来ていたので良かったですが普段着ではちょっと浮きそうな雰囲気でした。特にドレスコードは無いと思いますが、常識の範囲内でしょうか。あと、審理の場では原告・被告ではなく「〜さん」と個人名が使われていました。ドラマで観るように「原告は〜」のような呼ばれ方はされまでせんでした。

※ここでは、分かりやすいように原告・被告を使わせて頂きます


まず、原告から」と切りだされ、今回の訴えの大まかな流れが間違いないか確認されて、具体的な内容として最初に聞かれたのが「被告へ修理代の請求を初めて行ったのはいつですか?」という質問でした。想定していた質問ではなく、何のために確認する必要があるのかが理解できなかったので少し焦りましたが持っていた書類を確認して「X月X日頃にディーラーの担当者から連絡したのが最初だと思います」と答えました。それにしてもなぜ「初めて行った日」を確認する必要があるのだろうか?


あとは、全体の流れから私から直接修理代の請求に至った経緯などを聞かれ、原告側への質問はひとまず終了となりました。「では次に」と被告への質問が始まりました。

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