ドアパンチの修理代を全額支払って貰えなかったので少額訴訟してみた(13)
そのほかに主張したい点があれば、では原告からどうぞ。
こちらの主張は訴状に記載の通りですし、核心はすでに司法委員の方が突いてくれました。なので、審理の場で殆ど話題に出なかった相手側の主張に関する反証を述べておこうと思いました。
・ディーラーのアドバイスについて
店舗名や担当者の氏名もなく、証拠能力にかけている。また実際のキズを見ていないのに妥当な金額が判断できるとは思えない。
・領収書の「整備代」という記載について
一般的な「お品代」と同様に便宜上そのような記載になっているだけ。
・幅を考慮せず駐車した
駐車区画のほぼ中央に駐車している。助手席から妻が問題なく乗降出来ているため極端に余裕が無い状態ではなかった。
他にもいくつか述べましたが、いずれも裁判官の反応は「はい、分かりました」程度で深堀りされたりは一切ありませんでした。そもそも審理の場で話されなかった点なので、裁判官としては特に気にしてなかったのかも知れません。ひと通り終了すると「では、被告から何かありますか」と相手側のターンになりました。
・今回の件は終了していると思っていた
・なぜこんなに長引くのか分からない
・ディーラーの仕事の進め方に問題があったのではないか
私からすると、「すんなり修理代を全額支払わないから長引いてるのだろう」と思いましたが、静かに聞いていました。そして「審理は以上で終了となります、この後別室で司法委員からお話がありますので、原告・被告それぞれ別室でお待ちください」と言われ、一旦法廷からは退室しました。
外へ出ると「ではこちらへ」と控室へ案内されました。
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