たった一つの出来事で運命は変わる(勇気と上京)

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前編: たった一つの出来事で運命は変わる(挫折)

前回の続き

野球が好きだ。




それだけが唯一の救いだった。


結局軟式野球部に移ることに決めた僕は当然両親からの許可を得なければならない。

そりゃそうだ。お金は親が出してくれる。もちろん授業料もそうだし、お弁当も作ってくれる。

何より、僕の野球の夢は両親の夢でもあったかもしれなかったのだ。

そう考えると、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいである。

生きているのすら申し訳なく感じることはこの時期ほぼ毎日思っていた。


軟式野球部に入部したいんだけど…
じゃあ硬式の監督になんでいじめられたか理由を聞いて、全て終わらせなさい


母親に伝えた時、こんな答えが返ってきた。

僕としてはあんな監督の顔すら見たくなかったが、仕方ない。

これが最後だと思い、僕は硬式野球部の監督のいる部屋に行った。

そこで言われた一言は一生忘れることはないだろう。


大人はこんなにもクズなのか


素直に僕はこう思った。



今までお世話になりました。軟式野球部に移ることにしました
顧問
そうか
あの、どうして自分がいじめられたか、他の1年に聞くことはできないでしょうか?
顧問
ああ、別に良いけど、お前二度と学校これなくなるよ


………


は?


え?今なんて言った


えっと…それはどういう意味ですか?
顧問
そのまんまの意味だよ。わからないの?


………


ああ、なるほど。

これ以上僕が大きな口を叩かないよう釘をさしてるのかこの人。


クズだなこいつ


みんなの読んで良かった!