僕がAne会を始めた理由

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そんな中で旦那さんは、社会の中で自分の居場所がある。様々な付き合いもある。
でも、自分には家庭の中でひとり孤立する瞬間がある。こんな悲しい話しはない。


ほんとに彼女たちは主役ではないのか?

逆に彼女たちは、ほんの5年10年前までは主役だった。少し大げさな言い方かもしれませんが、お姫様だった。自分の人生の主役として、悩みながらも輝いている場面があったはずなんです。


ほんの5年10年の間に、なぜ、彼女たちはステージのスポットライトから外れることになってしまったのか?


スポットライトを浴びてたはずの自分がいつの間にかステージの端っこに移動してしまったのか。


事実かどうかはともかく!


そう感じている大人の女性が多くいるんではないか。そう感じている多くの女性にスポットライトを当てることが自分の役割りではないかと思ったんです。


その中で、1つだけ聞いたはなしが頭のなかに残っていました。


「自分たち向けの情報がない」


という言葉。


例えば、

・レストラン情報の多くは20代向けの女子会が主流になり、世の中に素敵なお店はいっぱいあるにもかかわらず。


・ファッションや美容品などは、好みも変わるし、生活環境も変わってくるけど、なかなか自分で見つけるのは大変。


・なんとなくSNSを開けば、友人は社会で活躍している。自分も何かしたいけど、これからどうしていいか悩んでしまう。


そんな小さなことの積み重ねが、「なんか相手にされていない感」につながっているのではないか。

 

主役になれる場所。それがレストランではないか?

少しだけ話しが飛んでしまうかもしれないんですが、また僕の昔の話しをさせてください。私の実家は、福島県浪江町の自分で言うのも変ですが、ほんとにど田舎だったんです。


街にあるファミレスは一件しかなかったんです。とはいえ、ほんとにそこしかないから、家族でお出かけすると言ったら、そこに行ってたんです。


Big Boyというハンバーグ屋さんだったんですけど、そこに行くのがちょっとしたご褒美だったんですよね僕にとっては、行ったら僕はいつもハンバーグを食べてました。


うちの母親は妹の世話をしているんですよ。せっかくファミレスに来ているのに。

自分も料理作らなくていいんだから、楽をすればいいのに妹の世話をせっせとしているんですよ。


そのときは気づかなかったけど、今振り返ってみると、あの時の母親の顔は、家にいる時の顔と少し違ってた。


なんだか、誇らしげに妹の世話をしていた。
家では、「早く食べなさい」と言っているような肝っ玉母ちゃんそのものなのに、何か、“いい”お母さんという感じがしたいんです。


たぶん、今思えば、母親にとって、「いいお母さん」を演じれること自体が
自分にとって、素敵な顔だったんだと思う。


つまり、世話をしているけど、世話好きの自分の主役の場だったんですよ。見ず知らずの周りの人から、「あんな、お母さん素敵ね」と思ってもらえるステージだったと思うんです。


だから、そのことをふと思い出して、食事の場というのは、笑顔になる場であり、
普段は自分が作る料理を周りから提供される。母親にとっての一番のステージなんだいうふうに思ったんです。

 

笑顔になれる瞬間を作ることが使命

インタビューで話しを聞いても、個人の悩みや家族の悩み、いろんな問題・課題があります。その多くのことはすぐに解決できないかもしれない。


でも、ホントはこうなんじゃないかと思うんです。


「大変なことがないから笑顔になるんじゃくて、
 大変な中でも笑顔を忘れない。」


実際に被災したうちの母親は、どう考えても大変な環境だった。笑顔になれる環境じゃなかったかもしれない。でもその笑顔に勇気づけられた。


確かに、彼女たちは、仕事や家事や育児など時間はないかもしれない。家庭と仕事の両立も大変かもしれない。


その中で笑顔になれるのは何かと。そのときに食事体験が、笑顔に繋がるんじゃないか。


 ◯ 一時だけでもスポットライトを浴びれること。
 ◯ 一時だけでも笑顔になれること。
 ◯ 一時だけでも自分の元気さを思い出せること。
 ◯ 一時だけでも自分を大切にできること。


その瞬間を作れるのが、レストランの中に揃っているんじゃないかと思ったんです。それを思いついた時に他の問題が全部潰れていきました。


 ・友達が減ってくる
 ・悩みを相談する相手がいない


というのは、それを解決するのが、食事の場だったりするんですよね。
彼女たちにとっての、


 ・自分の居場所がなくなる。
 ・自分からスポットライトが外れる感


これらが、「一気に解消する場が、レストランでの食事体験」だと思ったんです。
しかも、これは解決までが早い。


確かにこれは、問題解決の方法としては簡単な側面があるかもしれない。
でも、すぐに、よりたくさんの人に笑顔を提供できる仕事なんじゃないかと思って、自分の一番のミッションに繋がると思って、僕はこれを選びました。

 

輝く女性応援プロジェクト


更に言うと、


「もっと、もっと、スピード感を持って、大人の女性の輝く瞬間を応援したい!」


という思いがあります。

先に上げた通り、自分たちだけですべてが、解決できるとは思っていません。

そこで、


「輝く女性応援プロジェクト」


をたちあげたいと思います。


Ane会をたちあげて以降、世の中には、女性を輝かせていきたいと考えているが、
ほんとに多くいるということが、わかりました。


また、ありがたい話ですが、「私も一緒に協力させてください」
というお声がけも頂く機会が増えて来ました。


レストランオーナーの方、女性のために何かしたいと思った個人の方、企業の方、どなたでも結構です。私たちと一緒に輝く女性を応援する「Ane会」を盛り上げて頂けましたら幸いです。

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