自殺企図から始まる うつ病 との出会い5

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著者: 井上 直彦

精神科、心療内科。


それは、通常ならば関わることがないだろうと思っていた科だった。



 なぜなら自分がおかしくなってしまったのではないか、

メンタルがおかしくなってしまった人が行くのではないかという偏見を持っていたからだ。




 現在はうつなどに対する理解が進んだため、精神科に通院していてもよほどのことがな限り

こういった偏見を受けることはなくなったと思うが。



 また、整形外科での骨折、内科での胃炎などは数あれど、

実際に精神科や心療内科に行った事がある人はどのくらいいるだろうか。



精神科は病気が目で見えない。

擦り傷や骨折などのように治ったかが目でわからない。



そして、病気との長い付き合いの始まりとなる。

一般的に精神科にかかると半年は通院しなければならない。




Nクリニックでもらった紹介状と、言いしれない不安を胸に、

通りを挟んだ向かいにある、精神科のOクリニックへと向かった。





今後の日記は2015年11月20日に双極性障害Ⅱ型の病気による縊死で亡くなった我が父に捧ぐ。





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