4月から無職になった31歳独身女子のライフストーリー#21

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なぜ人に会うのか

仕事を辞めて時間があるので、会いたい人に会う時間の使い方をしています。

そんなことを一ヶ月以上続けて気づいたことを記します。


■「人が好きなんだね」

Afiaは昔から人材開発に興味があります。それを知る会社の人から、「Afiaさんは人が好きなんだね。」と言われたことが何度かありました。自分では意識していなかったので、「そうなのかなー」と若干クエスチョンマークがあり、100%納得して人が好きだとは思いませんでした。でも、人がどういやって自分の得意分野や好きなことを見つけて、それを伸ばしていくのか、という人の可能性の秘密を知ることには強い興味がありました。


■人材に興味がある理由

他人の可能性に興味があるのは間違いないのですが、その根本にあるのは、「自分の可能性」への興味です。自分自身がどんな能力を秘めていて、どうすればそれを開花できるのか、ここに最も強い興味があり常に探っていることでした。社会人になって「人材」という分野に興味を持ち始め、海外ボランティアをしていた6年ほど前に、「人材開発」という分野を知り独学を始めました。どれも、他人の可能性への興味と供に、自分自身を知りたい、という想いもいつもセットでした。


■人材開発への興味が薄くなった

退職を決意した時は転職活動をしていました。その時に選んだ分野は「人材開発」です。何年間も興味あるものの従事してこなかった分野なので、やっとの想いで就けるという想いがありました。しかし、企業に雇用される選択肢を捨てた今、「人材開発に携わりたい」という想いも薄まってきました。この分野に今も興味があることに間違いはないのですが、興味が移ろいやすい性格なので、そのせいかなと思っていました。


■人に会いたい衝動

さて現在、毎日ほどの頻度ではないですが、会いたいと思った人には声をかけ、足を運んでいます。「やりたいことを今やる」、を意識していることもあり、今最も時間を費やしていることかもしれません。連日多くの人々に会う生活は羨ましいな、自分もそうしたいな、と思いました。

そしてふと感じたこと。「なんで人に会いたいんだろう?」

Afiaが会いたいと感じる人達は、気づきを得られる人だったり、新しい自分を発見できる人だったり、自分が知らない自分のことを教えてくれる人、という特徴があることに気づきました。一緒に過ごしていて楽しい、心地いい、というのももちろんあるのですが、それ以上に勝るのは、会いたい人を通じて「自分を知る」機会があるからです。会いたい相手のことを知りたいというより、「自分自身を知りたかった」のです。この気づきは深く腑に落ちました。この気づきに至ったのも、先日、来月6月の目標を「自分に還る」に決めたからだと思います。本や情報や人など、答えを外側に求めがちだった思考を、自分の内側への探求に矢印を変えたところ、自然と気づいてきました。


■他人に興味はなかった

そこで、昔言われたあの言葉、「Afiaさんは人が好きなんだね。」を思い出しました。あのとき感じていた違和感は、やはり正しかったようです。Afiaはそんなに人に興味があるのではありません。「自分自身」に興味があるのです。自分を知りたいのです。おそらく、これまで外側ばかりに向けていた意識を常に内側に向け続け、常に自分が自分に還る状態を通して、初めて他者への本当の興味・関心が湧いてくるのだと思います。

今はまだその過程の始まりです。


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