英語嫌いが、偏差値30upし、外国語大学に入学、そして長期留学の後、海外営業マンとして内定するお話。Part2【高校生編 #1】
大きな転機。
入学直後の進研模試。
幸い受験勉強を一生懸命にしただけあって
偏差値50 の高校では真ん中より上に食い込むことができた。
これで地方国立大学も狙えるな。そう思っていた。
しかし、これだけ自分の能力以上に頑張って来た自分。
そして、高校という華やかで、中学より似た者が集う環境で勉強に性を出すことはできなかった。
似たのも同士は心地がいい。
そこから勉強はやめた。
課題はほったらかし、家庭での学習時間は0となった。
宿題、予習ですらせず、友達のものを授業前に写す始末。
気づけば2年の秋だった。
一応進学校であったため、先生たちからは勉強しろと言われた。
先生「君たちは可能性の塊だ。ここでの頑張りが一生を決める。」
「君たちは受験生0年生です。本腰を入れろ。敵は全国にいるのです。」
そんなフレーズが全校集会で毎週、毎月のように浴びせられる。
それでも僕にやる気は出なかった。
担任からは「お前学校やめたら?」
そんな冷たい言葉も浴びせられる。
しかし、またもや進研模試が今度はいい形で自分の熱に火をつけた。
それは2年生の冬の模試だった。
偏差値30。志望校は全てE判定。(これは合格率20%以下を示すラインだ)
僕「このままではいけない。将来困りたくない。」
そんな思いが僕を突き動かした。
実は高校入学時すぐに、塾に入学していた。
しかし、すぐやめた。遊びたかったから。
僕「やばい。偏差値30はやばい」
「あそこに戻ろう。助けてくれるかもしれない」
そんな気持ちで近所の個別指導塾へ出戻りした。
そこでは何も言わず、変わらない態度で迎えてくれたY先生。
彼は国立大学の学生だった。しかし、高校生の僕にとってはかっこいい先生にしか見えなかった。
Y先生「おー、なかなかやばいなーー。笑」
僕 「は.....い。すみません。」
Y先生「大丈夫。がんばっていこうな!!」
僕 「はい!お願いします。」
藁にもすがる思いだった。
それから猛勉強が始まった。
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