悪運が強い〜小1の終わりに家出をした〜

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物心ついた頃には既に父親の存在はなかった。

そして祖父と母親と3人暮らし。

小学1年生の終わり頃に再婚…

相当、反発したし、私は家出を決意した!

リュックの中に懐中電灯とお菓子、小銭を持って真冬の雪がチラつくような夕方に実行。

段々と夜になり、もう引き返せないぞ!って思った。

寒さに凍えて、目の前の車に掛かってた毛布みたいな布を拝借して、それをかぶって寝た。

多分夜中の気温はマイナスだったと思う…

夜みんなが寝静まった頃に懐中電灯を照らした暗闇の中で、お菓子を食べた。

毛布を頭までかぶって、一生懸命寝た。

初めは冒険みたいで楽しかったけど、段々と不安な気持ちで一杯だった。

翌朝になると夜更け前に近所のおばちゃん、親戚が捜索してる声が聞こえて来た。

ついに市内放送も聞こえてきた。

流石に怖かった。

すごい事になったと思った…

家から目と鼻の先の所に隠れていたのは幼いので遠くへは行けなかったのだと思う。

家が見える近場を選んだのは、母親が探しにきてくれるかも知れないと少しの希望が胸をかすめたのかも知れない…

朝日がのぼった頃、外へ出てみた。

朝日が眩しくて悲しいのか、光が眩しくて、綺麗だと思う気持ちもあったのか、よく分からなかった。

遠くへ逃げようとして坂道を走り抜けて道路へ出ようとした時に、隣人と親戚のコンビに捕らえられて、すごい力で腕を引っ張られ、逃がさないからねって言われて、跡がつくほどに強く握られてた。

家へ入ると母親の存在はなくて、代わりに、一生懸命に探し回ってた、親戚に怒鳴られ引っ叩かれた。

何故、母親が来ないのか…

痛さで泣いたのか、母親が恋しくて泣いたのかは、今はもう分からない。

あの日、氷点下で死んでたかもしれないと後から聞いた話…

幸い私は体が小さくて、隙間でも入れる位だったので、基地みたいな感覚で、ボイラーなのか?ガスのタンクだったか、その下に寝ていたらしい。

それが、暖かかったので凍死は免れたようだ。

小学1年生の終わりに初めての家出を経験した。

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