ADEM 散在性脳脊髄炎 私の知らない世界
「誰でもいいんやない?」と。他にも誰と行くのか、どこに行くのか、コンペなのか色々聞いたが、全く会話が噛み合わない。
なんとか、奥道後だけ聞き出せた。
幸い、6/22という日付を知っていたので、奥道後に連絡し金ちゃんの名前を、全組みの中から探してもらい、主催の方を聞け、キャンセルできた。
奥道後の方、コンペ主催の方には、ご迷惑おかけしました。
16:00 私は、病院に泊まることになり、自宅に泊りの荷物を取りに帰る。
17:00 病院に戻る
私がいない間、一人で部屋を出たそう。
18:30 夕食
ごはん、おかずは二口ずつ。メロン、ゼリーは全部食べた。
21:15 寝ていたところ急に起き、私の肩を両手で持って立ち、「腰が痛い」と言う。
自力で立てない。足がガクガクする感じ。
私が、横になろうと言うと、怒り口調で、
「もうええけん、あっち」と窓を指差した。
一人だったら飛び降りるんじゃないかと思い、怖かった。
その後、「寝かせろ」と言いながら、歩いて部屋を出る。
なんとか部屋に連れて戻ると、ぐったりなり、少し寝る。
熱、38.6℃
おかしい…もう完全にいつもの金ちゃんではなくなった。
意識はあっても、自分の意思ではない。
22:00 熱が上がる。39.1℃
22:20 立ち上がり、フラフラしながら部屋を出て、通路にある公衆電話の前のイスに座る。
この時「病院に行かないけん」と言っていた。
おかしな言動、行動はするが、自分が体調が悪いのは分かるようだった。
落ち着いたのか、またフラフラしながら部屋に戻る。
22:30 さっきから10分しかたってないのに、また部屋を出る。私が、体を支えながら歩く。
今度は自販機へ行く。
ジュースを飲みたそうだったので、金ちゃんを自販機にもたれかけさせて、私は部屋へジュースを取りに戻る。
ジュースを少し飲む。
次は、手すりにつかまり、座り込んだ。
看護師さんが来てくれ、車椅子で部屋に戻る。
しばらく車椅子で休み、その後、ベッドへ。
ベッドに行くのが嫌なのか、動くのがしんどいのか、車椅子から動きたがらない。
汗大量
23:49 落ち着き、寝た。
寝息がスースー聞こえた。
私は意識障害という言葉は知っていても、実際の症状を見たことが無かった。
翌日、主治医にこれが意識障害と教えられた。
こんな様子が一晩中続いた。
【ノートの記録 5】
昨晩の23:49の続き。
2008/6/20
00:15 立ち上がり、部屋を出ようとするが、わたしが、部屋を出たら危ないよと言うと、戻り部屋の椅子に座った。
部屋に置いた便座に座ると、解熱剤の座薬か痔の薬の白い液体が出た。
汗大量の為、上下とも着替える。
着替えも一苦労だった。
熱、37.3℃
00:20 寝る
02:20 看護師さんの見まわりで、熱を測っている時に起きる。
熱、36.3℃
部屋の洗面台でオシッコを大量にした。
02:35 寝る
04:28 悪寒で目が覚める
04:45 座薬を入れるが、痛がり叫ぶ。
熱39.2℃
05:05 悪寒が治まる
05:40 立ち上がり、歩いて公衆電話の方へいく。
汗大量
05:45 部屋に戻り、寝る
06:13 立ち上がり、歩いてまた公衆電話の方へ行く。
気分が悪いと言っていた。
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