ADEM 散在性脳脊髄炎 私の知らない世界
2008/6/22
私は1週間仕事の休みをもらった。
10:00過ぎに病院へ、容体の変わりないか電話するが、「詳しくは電話では伝えられないが、特に変わりは無い」との事。
13:40 病院到着
昨日よりは心拍数も落ち着いて、80くらい。
熱が下がる時も汗はあまりかいていない。
昨晩、熱が上がったので座薬を入れたそう。
麻酔が効いてきたのか、今日は全く動かない。
表情は、元気な時の眠った顔ではなく、知的障害がある様な表情だった。
15:00
SさんとMさんがお見舞いに来てくださった。
18:50
しゃっくりがで始める。
看護師さんが言うには、痰を取った時からだそう。
N先生は、8時間以上続くなら人工呼吸の方が良い、呼吸よりも脳の治療の方が優先と言った。
この時は、様子を見るという事で酸素マスクのまま。
19:40
帰る。
昨日はあんなに叫んでいたのに、これだけ静かだと逆に怖かった…
【ノートの記録 10】
2008/6/23
13:40病院に到着
面会時間が厳しいので、
14時からしかHCUにはいれません。
午前中に検査をしたらしい。
結果は
髄液検査…
良くなっている。
CELLという値が減っている。(髄液に異常があると数値が上がるそう)
血液検査…
WBC(白血球数)が上がっていないので、バイキンではなくウイルスだと思う
CT…
来た時より、脳が少し腫れている。
CTでは、脳のシワを見て腫れているかどうか判断する。シワがあるうちは大丈夫。無くなると危ない。
脳の腫れを抑える為、今日からステロイドを使う。
ステロイドは免疫抑制になるから、肺炎になるかもしれない。
そうすると、人工呼吸になる。
肺炎になってもまだ若いから命に問題はない。
肺炎を恐るより、脳に集中して治療できる方が良い。
医師から言われた、極め付けは、
「出血したら、命はないと思ってください」
と。
私は放心状態でした。
一気に何も考えられなくなってしまった。
【ノートの記録 11】
2008/6/23続き
監査結果を聞き終え、部屋に戻ると、しゃっくりをしていた。
部屋にはいると、麻酔の効き具合を調べる機械が一つ増えていた。頭にシールが貼ってあった。
大豆の高カロリーな点滴が追加されていた。
看護師さんのはなしでは、昨晩は高い熱も出なかった。最高38度
歯磨きの時、歯ブラシのプラスチックの部分を噛み切った。暴れたわけではなく無意識だったそう。
かなり痰がたまるようだ。
真っ二つに噛み切られた歯ブラシ見たかったな(笑)
【ノートの記録 12】
2008/6/23続き
17:00 痰を取るとしゃっくりが治まった
18:30 体内の酸素濃度が下がり始めた。最低で84
N先生は、今日は常に96~98位だったと言う。
痰を取り、別の酸素マスクを付けると94まで回復
18:45 右向きに体を向けると酸素が落ち着く。
仰向けを続けると、痰がたまりやすいそう。
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