立ち直った26歳③
頼れるものに頼ればいい
私は、友達や家族に助けを求めることをこの歳まで恥ずかしいことだと思っていた。
僕は友人である一人から、大切なことを教わった。
母が亡くなったあと、その友人と映画を見に行った。
別れ際に、僕はそのことを友人に伝えた。そして、その日から毎週1回家に遊びに来てくれた。
普通のことのように思うが、僕はそれでどれだけ救われたか、その友人は週に1度しかない休みを
使って来てくれていた。
僕も彼が困っていたら、どんなに自分が大変でも助けてあげようと、心に決めた。
そういうふうな気持ちにさせてくれたのは、すごいことだと思う。
自分の友人や家族に、今自分が辛いと言えばいい 言わないと何もわからない。
頼ったあとに恥ずかしいと思うなら、その人が辛いときに助けてあげればいい。
それを繰り返して自分が頼られるような存在になったときには、きっと悲しみも薄れ、
生きている意味を探すこともなくなっていると僕は思う。
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