好きなことをして、生きる。決断してみました。社会人編

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死にかけた経験については前述しましたが
それもあって、
人の生活、Quality of Life(QOL)の向上に貢献できる仕事がしたい
そんな軸を持って、就職活動を始めました。

幸運にも時はリーマン・ショック直前。
いわゆる売り手市場のおかげもあって、
いくつかの内定をいただくことが出来ました。

その中で私が選んだのは、
某こども服メーカー。

ブランドこそ有名ですが、
企業規模はあくまでも中小企業。
給料や安定性で考えても、
一般的に見てなかなか思い切った決断でした。

正直、親にまで反対されましたが、
それでも会社が標榜する企業理念に深く共感し
子どもたちとその家族の毎日を笑顔でいっぱいにするべく
入社を決意しました。

結局2年で転職したわけですが、
その会社で学んだことは非常に多く
その多くの学びや人間関係は、
今でも私の大きな糧となっています。

今回の決断にも大きな影響を与えた最大の学び、
それは自分の生き方を決める上でも大きなものでした。

目の前にいる誰かの生活に貢献する。


これが、自分にとって非常に重要な、
生涯をかけてやりたいことだと気づくことができました。

例えば世界規模の大企業に入って
世界中の人の生活に関わっていく、貢献していく、
そういったこともできるし、
それはそれで素晴らしいことだと思う。

実際に転職したあとには、
割とそれに近いことができたのではないかと感じています。

ただ、
それに喜びを感じられない自分がいました。

逆にこれまでの社会人人生において
最もやりがいと楽しさを感じながら仕事ができたのは
一社目の、
特に接客販売の仕事でした。

百貨店で店頭に立ちながら私がいつも考えていたのは、

「今日購入されたこの服を着て、
 この子とその家族はどんな思い出を作るんだろう。」

そんなことでした。

実際に、私が洋服を1枚売ったことで
その子とその家族の生活が劇的に変わるかと言ったら、
そんなことはないと思う。

それでも、
楽しみながらお洋服を選んで、
悩んだ末に決して安くはない、それでも気に入ってくれたその服を購入し、
そしてその服を着てどこかに遊びに行って、
写真でも取るんだろう。

その子が大人になって
例えば結婚式の準備なんかをしながらその写真を見た時に、
きっとその洋服が何かを思い出させるんじゃないか、
その時また、彼らに笑顔を届けられるんじゃないか、
そんなふうに考えたら、
毎日の仕事が、
お客様とのやりとりが、
とても楽しかった。


自分のために仕事をする。


私が好きな医師が、
こんなことを仰っています。

「あることをずっと続けるためには、
 人のためではなく、自分のために、
 それをする必要がある。
 人のためでは続かない。
 だから私は、自分がやりたいことを仕事にする。
 それが結果的に人の役に立ったら、最高だと思う。」

正確ではないかもしれませんが、
こんな言葉でした。

決断を下したあとにこの言葉を見つけたわけですが、
仰る通りだと思います。

無理に誰かの役に立とうとするのではなく、
自分の心が喜ぶ何か、
そしてそれをすることで誰かが喜ぶ何か、
そんなものを仕事にできたら、
すごく素敵だと思うし、
私は実際に、
そうするつもりでいます。
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