FaceBookとのお付き合い

著者: 小金井 正美
生まれて何十年、ずっと、自分の名前が嫌いだった。
そして顔も。
だからFaceBookで写真を載せるのも嫌だったし、実名なのも気に入らなかった。
もちろん自分のブログや、その他のSNSのようにペンネームやアバターを創り出してしまえばいい。
と、思うのだけれど、結局は出来ていない。
ただ、最近。
本当に最近になって、ちょっとしたことに気づきました。
こんな経験はありませんか?
街中...とくに都心部を歩いていて、歩道で自転車に邪魔者扱いされること。
または、堂々と信号無視する自転車を目撃すること。
しかも悔しいことに、皆、格好いい最新型の自転車に跨がって、颯爽と走っていたりします。
あとは、ちょっとしたマナー違反をしても、美人だから許される。とか。
どちらも事件や事故にならなければ、見過ごされてしまうのですが、心の中ではやっぱり。
格好悪い。
と、思ってしまいました。
美しいから、正しいのではなく。
正しいから、美しい。と思えること。
こんな風に自分の名前を考えた事はなかったのですが、やっぱり、この順番は変えられないんだな。
と思うと同時に、ポンコツ自転車みたいな顔とも付き合って行くしかないんでしょう。
はい。
名前も顔も気に入らないけど、私がFaceBookとお付き合いしている所以です。

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