Hold Upされても、人生変わらなかった僕が、何故病院をやめるのか?  第2回

次話: Hold Upされても、人生変わらなかった僕が、何故病院をやめるのか?
著者: 坊 昭彦


”うっせんじゃー。黙らんかい!”


香港までのチケットは、4万円弱であった。

空港で、イスに座っていると、

外国人が、大声でいきなり怒鳴ってきた。

言葉が全くわからず、

理由が分からず、戸惑っていると

一方的にしゃべられている言葉に


罵声の言葉と感じたわたしは


”うっせんじゃー。黙らんか!”


と、思わず大声を出した。

気づくと、私の座席の周囲には、

中学生の日本人団体客がおり、

私の周りから、離れていくのを感じた。


訳の分からないまま、

そのまま、飛行機に乗った。

香港行きのロイヤル・ネパール航空は、

左手に、チョモランマなどの、世界最高峰の

山々をみることができ、

非常に感動の車中だった。


機内食は、当時の私には非常に美味しかった。

よほどスチュワーデスに人たちには

ひもじそうに見えたのか

もう1食、機内食をすすめられた。

あとにも、先にも

機内食を2食、いただいたのは、

このときだけであった。


横の座席には、早稲田大学の探検部に

所属するヒトがたまたま、座っており、

香港では、一緒な部屋に泊まりましょうと

意気投合した。


無事に香港についた私たちは、

当時の安宿の代名詞:重慶マンションに2名ツインの安宿を

確保した。


まだ若かったわたしは、パスポート、クレジットカード

ほとんどの現金は、ホテルにおいて、

夜の街にひとり、繰り出した。





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