創業とミッション。
沖為工作室合同会社は新型コロナウイルスが世界を騒がしている最中に始動しました。亡くなった方々のご冥福を祈ることは当然のことながら、弊社としては今さら起業を止めるわけにもいかず、この困難な状況に対して、立ち向かっていくという選択肢しかありませんでした。この会社のミッションは「人々が働き、生活するためのフェアな場所を作る」ことです。フェアであるということは正論を封殺しない環境であると信じています。この会社では主に将来、実用化が期待される先端技術のトレンドを提供しますが、それは手段であり、あくまで目的は「人々が働き、生活するためのフェアな場所を作る」ことです。
現在、うんざりするほど多くの社会問題があるなかで、正論を言える人間が少なくなってきていることを危惧しています。かかる環境では正論を言う時は自らも傷を負うことを覚悟しなければなりません。残念ながら現在の社会や企業においては平然と人の尊厳を踏みにじる行為が行われています。またその行為を正当化するように、強い者に都合の良い論理が展開され、弱い者は我慢するしかないという考えが広がっています。私にとって正論とは振りかざすものでなく、公平さを考慮した守るべき価値観でもあります。
私は過去の成功体験にしがみつき、正論を封殺しようとする者に対して、決して、屈することはありません。私たちの未来、いやこれから生まれてくる子供たちのために私たちはフェアな社会を用意してあげる必要があります。この会社のミッションである「人々が働き、生活するためのフェアな場所を作る」は、持続可能な社会の形成に貢献するためにあります。このミッションを遂行するために残りの人生を賭けてもいいと思っています。
ただ真摯にひたむきに物事を行えば、必ず成功できる。これは思いでも信念でもありません。真実はそこにしかありません。
かつてフランスの哲学者であり、批評家でもあるロラン・バルトは文学作品とはさまざまなものが引用された織物であると表現しています。私たちが使う言語も同じようでいて、言語の習得の過程は各々似て異なる経験からくるものです。私たちがそれぞれに長い年月をかけて馴らしていく言語はその人の経験ごとに繊細に違います。
市場においても完全なオリジナル製品などありえないと信じています。各々の人生同様、企業が産む製品もその時代に混在する他者から得た知識、経験の上で存在しています。フェアであるということは同時にそうした事実を受け止めて正々堂々と市場で戦うことでもあると言えます。弊社は企業体として利益は追及いたしますが、根本であるミッションからぶれることはいたしません。応援して頂けると幸いです。
沖為工作室合同会社
CEO
沖本真也
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