高齢者の日常を学生がサポートする新たなサービス 「アシスタ」誕生のストーリー。高齢者になることが待ち遠しい社会を創る、若き起業家の挑戦
株式会社Liberty Gate (本社:秋田県秋田市、代表取締役:菅原魁人、https://libertygate.jp/) は、「高齢者になることが待ち遠しいと思える社会を創り出す」ことをミッションに、高齢者生活支援事業や全国の企業の皆様へシニア市場の新規事業開発コンサルなどのサービスを提供しているベンチャーです。
その中でもメイン事業である「アシスタ」は、高齢者の介護保険内では賄えない、日常の些細な不便を学生が解決するこれまでになかった新しいサービスです。
本ストーリーでは、弊社代表菅原が「アシスタ」をリリースした経緯やサービスに込めた想いについてお伝えいたします。
最初の構想は2019年の大学3年生。高齢化率No.1の秋田県で若者が初の学生起業
私は秋田市出身で、ずっと秋田にいますが、子どもの頃から会社の経営に興味がありました。また、私の周りには会社の経営者が何人かいたこともあり、起業したいという思いを強く抱いていました。
「起業しよう!」と思ったのは大学1年生の冬です。何をしようかと考えたとき、"自分ごと"の課題をビジネスで解決するのがいいんじゃないかと思ったんです。それなら自分が顧客にもなれるし、問題や課題を見つけやすい。そこで、高齢者を対象としたビジネスを始めようと考えました。
高齢者を対象としたビジネスを"自分ごと"と捉えるようになったきっかけは、普段の生活のなかで、買い物袋を持って辛そうに歩いているおじいちゃんやおばあちゃんをよく見かけたことです。それを見て秋田には、高齢者ができないこと、不便に感じることが多いということに気が付きました。さらに自分の親など、身近な人もいつか高齢者になるんだと考えたとき、「このままでいいのだろうか?」と思うようになりました。
そして、私が大学3年生の時「高齢者になることが待ち遠しいと思える社会を創り出す」ことをミッションに掲げて、秋田県では初めてとなる大学生起業家として、会社を立ち上げました。
高齢者100人に街頭インタビュー。学生の自分でも、高齢者にできることがある
私の祖父母は北秋田市に住んでいるのですが、高齢者には不便そうな地域だなという印象がありました。
私自身、まだ高齢者という年代ではないので、実際に普段高齢者がどんな不便を感じているのか、今はどのようなサービスがあって、それで何が解決できて何が解決されていないのか。そのリアルな部分をサービスに組み込みたいと考えていました。
リアルな課題を知るために「困っていることはありませんか?」と100人ほどの高齢者に街頭インタビューをしたんです。
そうすると高齢者が感じる些細な不便や日常の悩みなどが見えてきました。「1人での買い物が大変」だったり、「スマホの使い方が分からない」だったり、専門業者を必要としない、大学生の自分でも解決できそうな小さな困りごとが多いことがわかったんです。
最初は私ひとりで営業周りやサービスについて対応していたので、インタビューの際には必ず連絡先をもらうようにしていました。解決できそうな課題があったら、私から連絡してインタビューした高齢者にサービスを利用してもらいました。
利用者さんの満足度を測ったり、学生とのマッチング作業を行ったりする中で、実際に経験をしてみてわかったことや、大事だと思ったことを取り入れながら活動していました。順調に利用してくださる方も増えていたので、私以外の人でも対応できるように仕組化に取り組んでいきました。
高齢者とのコミュニケーションを「学べる現場」として人材確保に成功
福祉業界は、専門家や資格を持つ人も多いですが、学生でもできることまで専門家が担っている現状では、本当に介護が必要な人に手が回らなくなってしまい、業界としても、ますます人材不足につながっていくのではないかと考えました。
その問題を解決するために、新しい社会支援のかたちとして、「大学生」という資源が活用できるはずです。大学生は、大学や課外活動、アルバイトの都合などでちょっと時間が空くことがあります。定期的に対応できなくとも、スポットでなら対応できる学生は少なくありません。実際に高齢者が集まる場所へ学生が行くと、皆さんに喜んでいただけるんです。
「高齢者を支援するサービス」と聞くと、学生の人材確保が難しいというイメージがあるかと思いますが、実は、現在活動している学生の半数以上は、医療福祉分野を専攻していることもあり、学校で実習をするうちに「将来のため、もっと高齢者のことを知りたい」、「もっと高齢者と上手にコミュニケーションをとれるようになりたい」と考えて参加してくれた人もいます。大学の外で高齢者とコミュニケーションをとれる「アシスタ」は、医師や看護師などを目指している学生にとって「学べる現場」になっているんです。
高齢者ご本人だけでなく、ご家族の課題解決にも繋がる
「アシスタ」を何度も利用されている方には、とても喜んでもらっています。週に1度、学生が自宅にやってくるのを楽しみにしている方もいて、サービス利用後に感謝の電話をいただくこともあります。「困ったことがあったらアシスタに連絡してみよう!」と言っていただいたことがあり、利用者さんにとって頼れる存在という位置づけになってきていることが嬉しいですね。やっていてよかったな、と思います。
高齢者の課題を解決したい!と思って始めたサービスですが、始めてみればご家族にとっての課題(家庭内の課題)の解決に繋がっていることにも気付きました。
例えば、初めて介護をされる方で、最初は体力もやる気もあって頑張れていたのですが、だんだん仕事との両立が上手くいかなくなってきて「介護疲れ」という状態になってしまったとき、私たちのサービスを活用することでご家族の負担を減らすことができるんです。
また、ご家族が県外に住んでいて、困っているという連絡を受けてもなかなか現地に行くことができない、という歯がゆい状態の時に「アシスタ」のサービスを利用することで、離れて暮らしても安心してご家族のお手伝いをすることができます。
福祉関係者の課題解決にも「アシスタ」が役に立っていると感じています。
ケアマネージャーさんの場合、介護保険の範囲内ではお手伝いができますが、介護保険外のサービスはルールとしてできないという現状があります。制度として対応できない部分の隙間に上手く「アシスタ」が入り込み、福祉関係者の方にも喜んでもらっています。
高齢者になることが待ち遠しいと思える社会の実現のために
「高齢者になることが待ち遠しいと思える社会」をミッションとして掲げているのですが、「アシスタ」に来る依頼が毎回同じであれば、不便が続いているということです。そのため、ミッションに向かうには、高齢者の不便をなくすという、根本的な解決をする必要があります。
例えば、介護人材は将来かなりの人数が不足するというデータがあるので、人材不足を解消するため、高齢者を支援しようと思う人の「入り口」をもっと広げたいです。健康寿命を延ばすためには食も重要なので、自分たちのプラットフォームを使って商品のテストマーケティングをしてもらい、高齢者のためになる良い商品を作ってもらうなど、間接的でもいいので活動を通して、ミッションに向かっていけたらと考えています。
現在14エリアでサービス提供中。全国でFC加盟店を募集しています
皆さんもご存知の通り、現在の日本は超高齢化社会が深刻化し、2045年には65万人の介護人材が不足すると言われています。そんな状況下の中、私たちは「アシスタ」が高齢者の方々の生活の基盤を支えるインフラとなり、日本の高齢化問題を取り巻く社会課題を解決に導く存在だと確信しています。
ですので私たちは「アシスタ」をいち早く全国の方々へ届けないといけないという使命感を持っています。そのため、「アシスタ」を直営ではなく、FCとして展開することを決めました。理由は単純で直営よりもFCの方がスピード早く展開できるからです。
昨年(2022年2月)からFC展開を始めたのですが、現在(2023年9月)では6社の企業様にご賛同いただき、14エリアへの全国展開を実現しております。
2025年には150エリアへの事業展開を目指し、かなり早いスピード感での「アシスタ」の全国普及を目標に掲げています。
「高齢者になることが待ち遠しいと思えるような社会を創り出す」このミッションにご共感いただける方は、是非とも大歓迎です。もちろんビジネスとしてやっている以上、事業収益性、今後の将来性など、向き合わなければいけない箇所に関しても注力して加盟店の皆様と切磋琢磨しております。
FCの加盟に関するお問い合わせはもちろんのこと、「アシスタ」事業に関して詳しく知りたい、わたくし菅原のエピソードをもっと聞きたいなど、弊社にご関心をお持ちの方はお気軽にご連絡ください!
【会社概要】
株式会社Liberty Gate
代表取締役:菅原魁人
アシスタ:https://libertygate.jp/ashista
E-mail:info@libertygate.jp
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