美容サロンに特化したデジタルサイネージメディア「サキザキテルコ」の誕生秘話
株式会社デジタルガレージは、2020年8月3日よりDOOH市場へ参入し、美容サロンに特化したデジタルサイネージメディア「サキザキテルコ」の提供を開始しました。「みんな、ここちよく、自分らしく。」をコンセプトに、ファッションや美容、食など美容サロンを訪れる女性たちが楽しめるコンテンツを配信しています。
「サキザキテルコ」誕生の背景やオリジナルキャラクターの特徴・狙い、そして今後の展望について、デジタルガレージ マーケティングテクノロジーカンパニー パフォーマンスマーケティング本部 OOH推進部 部長 諸石真吾と、パフォーマンスマーケティング本部 シニアマネージャー 川筋直樹の2人に聞きました。
諸石 真吾
2015年に株式会社デジタルガレージ入社。アプリプロモーションや関西営業責任者としてWEBプロモーション支援に従事した後、2020年4月にOOH推進部を発足。マネジメントや戦略立案、マーケティングなど統括業務を手掛ける。
川筋 直樹
広告会社や事業会社を経て2019年に株式会社デジタルガレージ入社。生活者ファーストな市場を中心にマーケティングやブランド戦略を手掛けるストラテジックプランナー。「サキザキテルコ」開発においてもブランディングやコミュニケーション戦略全般を担う。
「サキザキテルコ」誕生の背景とは?
諸石:情報過多の時代といわれ、広告やメディアのあり方が議論になって久しいですが、ヘアサロンという今までなかった場所に、ある日突然現れるニューメディアの場合、スタンダードになるまでに、広告に対して嫌悪感が生まれる可能性もあるのでは?と感じていて、それを避ける方法を模索していました。電車広告や看板広告のように、生まれた頃から触れているメディアであれば、生活者も情報との距離に慣れているので、広告に対する嫌悪感も生まれづらいですが、新しいメディアとなると、受け入れてもらうための慎重な戦略が必要です。
川筋:ニューメディアとしての課題もありましたし、ブランディングの観点から考えた時に、ネーミング開発に入る前に、このメディアが女性にとって、どんな存在であるべきか、そしてどんな人格であってほしいか?といったところのディスカッションを念入りにしました。この事業の大義、ブランドのパーパスにもなるためです。一方的に「何かを決めつけたり、情報を押しつけるようなメディア」にはしたくないし、なってはならない。そういう想いが、この“みんな、ここちよく、自分らしく”というコンセプトを中心としたブランドを創り出したんです。
「サキザキテルコ」のペルソナとは?
川筋:どうして年齢不詳なんですか?とよく聞かれるのですが、価値観で幅広い世代がつながる時代ですから、ターゲットを限定しないほうが、幅広い世代の女性にリーチできると考えています。逆にその他のペルソナに関しては細かく設定していますので、会うたびに、少しずつ、テルコのパーソナリティを楽しんでいただけたらと思っています。
諸石:キャラクターを決める際は、インタビュー相手の女性の方々からの「プチ憧れのようなものが欲しい」、「等身大の雰囲気」といった感覚的な意見を聞きながら、詰めていきました。明確でなくても、そういう雰囲気だとか感覚の部分ってすごく大事にしたいと思っているんです。
川筋:その結果、遠すぎない存在で嫌われない女の子、でもちょっと変わった個性があって、その個性を、あらゆる世代の女性が「好き」と言ってもらえるキャラクターが誕生しました。
諸石:さらにネーミングは、メディアのパーソナリティをそのまま擬人化した女の子の名前「サキザキテルコ」に決まりました。美容サロンのサイネージとしては後発組ですので、インパクトも必要ですし、注力するキャラクターを話題にすることで、同時にメディアの名前もそのパーソナリティも覚えてもらう戦略が正しいと考えました。
「サキザキテルコ」動画コンテンツの狙い
川筋:「サキザキテルコ」は、美容、ファッション、食、ライフスタイル、エンタメ、カルチャーなど幅広いジャンルのコンテンツを配信しています。ターゲットの女性が、気軽に日々のくらしをより良く自分らしくアップデートできるような役立ち情報を、ビューティやファッション系のメディアに加えて、旅・ライフスタイル・料理・映画の分野まで、コンセプトに共感いただいたメディアパートナーの皆様からご提供いただいています。さらに、オリジナルキャラクターの「サキザキテルコ」が、独自の目線でユーザーからの質問に答えるお悩み相談室や星占いなどのオリジナルコンテンツも毎月新作を配信しています。
諸石:コンテンツの合間に放映する動画広告についても、一般的にいわゆるスキッパブルな動画広告であれば、たった6秒の視聴時間を確保することも難しいのですが、美容サロンで施術中のリラックスした環境であれば、普段スキップしてしまう長尺な動画であったとしても、じっくりと観てもらえるのではという狙いがあります。
「サキザキテルコ」、今後の展望
諸石:まずは、18,000台の設置による高いリーチ数を確保します。そして、広告主、動画コンテンツを提供いただいているメディア、動画の閲覧ユーザー、3者にとって有益なコンテンツであることが重要です。「サキザキテルコ」の専用端末は、着座・インプレッション計測によって、ユーザーの着座を判定し、ビューアブル再生のレポート提供が可能です。この効果測定結果を基に、広告主や動画コンテンツを提供いただいているメディア側の見解を踏まえ、継続的にコンテンツの最適化とブラッシュアップを計る予定です。
川筋:人の温度を感じさせる擬人化メディアともいえる「サキザキテルコ」は、マーケティングテクノロジーとして一石を投じることができるのではと思っています。リアルな世界と一緒で、「サキザキテルコ」を接点に人が集まって来るような流れができると、キャラクターを中心としたプラットフォームとして、新たなビジネスチャンスが広がると考えています。
興味をお持ちいただけた方は、まずはお気軽にご相談ください。
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【サービス概要】
・サービス名 :「サキザキテルコ」
・配信内容:各メディアの動画コンテンツとオリジナルコンテンツ、動画広告
・設置場所:北海道、東北、関東、中部、関⻄、中国、四国、九州、沖縄など全国の美容サロン
・動画広告配信メニュー :30分ロールの動画コンテンツ内で、1枠30秒・最大90秒の動画広告をCMとして配信
【「サキザキテルコ」に関する問い合わせ先】https://sakizakiteruko.jp/
株式会社デジタルガレージ マーケティングテクノロジーカンパニー OOH推進部
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