コロナ禍の印刷会社、売上の減少の中、フリーランスや個人事業主、小規模法人のお客様獲得のためのデジタル

株式会社五色は、独自の印刷通販ベストプリントを運営している会社です。印刷通販ベストプリントは注文から入稿、発送まですべてネット完結の印刷サービスです。印刷通販を初めて利用する方もお気軽に注文していただけるよう、操作性の高いホームページを提供しています。

大量注文に限らず、1部から注文することができます。

コロナで気付かされた印刷会社の課題

コロナ以前は、大手企業様から中堅企業様を中心に弊社の印刷通販サービスをご利用頂いていましたが、コロナの影響により法人様のご注文が減少しておりました。その中で、大手企業様と中堅企業様以外にも、顧客基盤を広げていく必要性を痛感させられました。そして挑戦したのが、フリーランスや個人事業主、小規模法人のお客様にも印刷をお気軽にご利用いただくために新規サービスとデジタルマーケティングに注力することにしました。

斜陽産業とも言われる印刷会社の思い

もともとデジタル化とペーパーレス化に挟み撃ちされていたのが印刷産業です。お隣中国では電子マネーの高度普及により、神社のお賽銭箱にも賽銭のお支払いQRコードがお金の代替品として変貌しており、伝統文化が失われつつあります。そこで考えたのは、本当に紙の需要はなくなっていくのか？デジタル書籍は紙の本より読み心地が良いのだろうか？紙の通帳は廃止が正解だったのだろうか？私達は、何とか日本の紙の伝統文化を守り抜きたい思いで、印刷産業ではまだ珍しいですが、もっと紙を使用してほしい！という思いで、様々なWebマーケティングを模索しはじめました。

印刷会社がコロナ禍で挑んだWebマーケティングとは？

新規サービスとしてはオンラインストアを開設し様々な商材の販売に挑みました。

またマーケティングに関しては、コロナ前はWeb広告に依存していましたが、

集客販路が狭い状況にありました。

その打開策として、積極的に自社の情報発信をしてフリーランスや個人事業主、小規模事業者様の獲得に努めました。

この新規サービスを始めたところ、多数のご協力を頂き、お陰様で売上は昨年3月と比べ110.9%売上増（前年同月比）を記録しました。

①公式キャラクターの誕生

コロナ禍で落ち込んだニュースが多い中、少しでも社会を明るく盛り上げたいと考え、弊社のイメージキャラクターをTwitterで募集し、たくさんのご応募の中から狸の「ポコ助」のキャラクターデザインに決定しました。ポコ助は「桜の花」で変身できる狸の子で、弊社ロゴの桜のマークもデザインの中に合わせたデザインになっております。ポコ助は毎日TwitterとInstagramへ投稿しており、個人のお客様からもファンを獲得し、印刷会社なのにキャラクターが誕生して親しみやすい！と好評いただいております。また、LINEでもポコ助スタンプを販売スタートしています。

②TwitterやInstagramから積極的に発信

TwitterとInstagramに印刷デザインからwebデザイン、働き方などの様々な有益な情報を個人のお客様や一般のクリエーターの方などへ発信しています。

③Voicy参入開始

一般の方へ印刷会社の取り組みについてもっと知っていただきたいため、弊社広報部で2人のパーソナリティ体制でVoicyへ印刷についての声を発信していきます。

④オンラインストア「ベスプリ商店」開店

公式キャラクターポコ助のグッズがBASEのショップで販売スタートしました。

現在はポコ助のポストカードとシールを販売しており、今後は小型印刷機などの印刷にまつわる商品を展開していく予定です。

今後の取り組み

斜陽産業とも言われる印刷業ですが、弊社は既にアメリカに支社を構えており、もっと日本の印刷製品を世界中のお客様に安心して使用していただきたいと思い、今後は東南アジアにおいて新しい支社を展開していく見込みです。時代の流れに乗って、デジタルとグローバルに適合した印刷会社として新しい存在になっていくために、今後も新しい挑戦を続けていきたいと思います。