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マーケティングでソーシャルグッドな“良い流れ”を作りたい - デジタルプロモーションを行うトライバルメディアハウスがSDGsチームで作る未来とは -

著者: マウントマヨンジャパン合同会社

2020年4月、トライバルメディアハウス(以下、トライバル)に“企業におけるSDGsコミュニケーションの課題解決”に特化したチーム『Good Tide(グッドタイド)』が発足した。

そして今回このGood Tideチームが発表したのが、サステナブル経営を支援するソフィアサーキュラーデザイン社(以下:ソフィアCD社)との業務提携だ。


生活者と企業のコミュニケーションを通してこれからの「あたりまえ」の創造を目指す「Good Tide」は、これから何を成そうとしているのか。マーケティングデザイン事業部のチーフコンサルタントで、Good Tideのローンチを担当したGood Tideチームリーダーの太田に話を聞いた。

マーケティングを通じてSDGsを達成したい

マーケティングデザイン事業部 チーフコンサルタント

SDGsマーケティングチーム「Good Tide」チームリーダー

太田 裕美子


持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「Sustainable Development Goals(SDGs)」の2030年達成に向けて多くの国・企業・生活者がさまざまなアクションに取り組みはじめ、すでに欧米諸国では「SDGs消費」や「応援消費」といった市場が醸成されつつあります。


日本はまだそういった状態には至っていませんが、Z世代(1990年代後半~2000年に生まれたデジタルネイティブな世代)を中心に生活者の意識が少しずつ変化しはじめ、社会と企業、社会と自分といった関わり方について考える機会が増えたように感じます。欧米の流行は10年後に日本にやってくると言いますが、全世界のデジタル化によってその伝播スピードも早まっているのかもしれません。

2020年4月に実施された「電通Team SDGs」の調査(※)でも、生活者における「SDGs」という言葉の認知率が昨年に比べて増加していることがわかっています。


私たちは、そうした良い流れをさらに加速させるため、2020年4月に「Good Tide(グッドタイド)」というSDGsマーケティング専門のチームを立ち上げました


もともとNGO出身の私は、NGOの存在意義を理解しながらも、募金や政府機関からの給付を資金源とするNGOの活動だけでは社会を変えることができないという閉塞感をどこかで感じていたのですが、この数年間模索してきた「世の中に流れをつくることができるマーケティングの力なら、社会を変えることができるかもしれない」という想いが、今回のチーム立ち上げによって大きく前進したように思います。


※2020年4月27日:株式会社電通 team SDGs「第3回SDGsに関する生活者調査

Good Tideの強み

私たちがSDGsマーケティングの支援をはじめた理由は、世の中のSDGs理解が進んだからではなく、積極的にSDGsに取り組んでいるのに“最適な発信ができていない”企業が多い、という課題を感じたことにあります。


今後、日本に限らずSDGsの達成を目指したサービスやプロダクトの創出や取り組みは企業(自治体・団体含む)にとって切っても切れない存在になることが予想されます。それらの活動をしっかりと生活者に伝え、理解してもらい、消費や応援といった行動に落とし込んでもらわなければ、SDGsの達成はもとより、ビジネス自体がサステナブルとは言えません。


トライバルがこれまで培ってきた豊富なコミュニケーションノウハウによって、社会と企業、そして生活者がもっと上手くコミュニケーションをとれるようになること、そしてその繋がりを通じてこれからの「あたりまえ」をつくることが私たちの目指す姿であり、SDGs達成という社会的なゴールへの有効なアプローチになり得るのではないかと考えています。


ソフィアCD社との業務提携で一気通貫のサポートを実現

コミュニケーションの中でも、トライバルではとくに生活者を中心とした(企業による)社外向けコミュニケーションの構築を得意としていますが、研修などの社内コミュニケーションや経営については残念ながら十分なノウハウを持っているとは言えません。


とくにSDGsに関する取り組みは社内でしっかりコミュニケーションされた上で落とし込まれた施策であるべきだと位置づけたとき、その大前提となる「社内コミュニケーション」に対して私たちがどれだけコミットできるかが、チーム立ち上げ時からの大きな不安でもありました。


そんな折、社内のスタッフから紹介されたのがSDGsに関する社内コミュニケーションや経営の推進を得意とするソフィアCD社で代表を務める平林さんでした。過去に支援経験があったためトライバルの業務についてはすでに理解いただいており、業務提携のお話もお互いの強みを活かした形でスムーズに進みました。


オンラインミーティングの様子

トライバル SDGsマーケティングチーム「Good Tide」

太田 裕美子(上段左)、山下 加奈(上段右)

株式会社ソフィアサーキュラーデザイン

代表取締役社長 平林 泰直さま(下段左) 

事業開発部 ディレクター 近田 真樹さま(下段右)



こうして、社内コミュニケーションをサポートし企業内のSDGs意識を高めてもらう役割をソフィアCD社が、そこから落とし込まれたプロダクトやサービス、取り組みをGood Tideが生活者を巻き込んだコミュニケーション施策に繋げる、という一気通貫の支援フローが出来上がったのです。



社内で実施されたコミュニケーションを把握したうえで社外とのコミュニケーションを組み立てられるということは、齟齬のない施策を実現するためには非常に重要なポイントでもありました。

Good TideとソフィアCD社が目指す未来

今回の業務提携を通じて、企業がSDGsに取り組むロードマップが明確化されれば、今後多くの企業がSDGsに積極的に取り組んでいけるのではないかと私たちは考えています。

また、日本ではまだまだSDGsに関する理解が進んでいませんが、近い将来、SDGsに貢献している企業であるかどうかが購入時の絶対的な指標となるよう、そしてそういった意識が社会と生活者にとっての「あたりまえ」になるよう、ソフィアCD社と協力して支援を行っていきます。

皆さんにとってのステキな未来づくりにも繋がると信じて。


【Good Tideに関する各種リンク】





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