葬儀業界24年の葬祭ディレクターが、お客様への想いを形にひとりで創り出した葬儀信託「ぶりす」の開発秘話
株式会社エータイは、永代供養墓のコンサルティングでは業界のパイオニア的存在として、首都圏50ヵ寺以上の寺院様と共に時代にマッチした供養とお墓のあるべき姿を構築し、お墓の施工・管理、葬儀の企画・運営を手掛けています。
葬儀事業では、少子高齢化や核家族化などを背景に、“自らの葬儀を生前に決め、残された家族に負担をかけたくない”という想いにお応えし開発した葬儀信託「ぶりす」が、2020年3月の販売開始から現在まで50件以上の反響をいただいています。
今回は、同商品の企画から開発、販売までをひとりで担ってきた葬祭事業課・篠﨑浩一が、商品に込めた想いや今後の展望についてお話していきます。
●原点は、社会人1年目で経験した世界各地の文化
大学卒業後は、リクルートスーツ姿で就職活動をする周囲と同じことをするのが嫌で1年間、世界を旅する期間を設けました。目的を定めず“行きたい”と思った場所や、日本人があまり行かない場所へガイドブックを持たず歩き回りました。日本とは違う言語や生活習慣、文化に触れ、現地の人との交流を通じて、これまでになかった視点でのさまざまな気づきを学ぶことができました。
同じ人が二人といないように、同じご葬儀は二つとありません。国内地域によっても弔い方が全く異なります。また、近年では葬儀に対する考え方や価値観も多様化しています。そういった地域性や時代に沿った変化を理解したうえで、この業界で常に柔軟な対応ができているのは、海外での経験が役に立っているのだと思います。
●当時の夢は「花屋カフェ」。異業種から葬儀業界へ
世界各国を旅した後は、生花店に勤める傍ら、生け花やケーキ作りを習い、今とはかけ離れた業界に身を置いていました。当時の夢は「花を売っているカフェ」を経営することでしたが現実的な壁にぶち当たり、夢半ばで諦めました。
丁度そのタイミングで、知人から紹介してもらったのが大手葬儀会社でした。入社後は、葬儀の現場から営業、経営企画まであらゆる部署での経験を積み、管理職も務めました。約20年間勤めた後、ご縁があり現在の会社に至ります。
●多様化するニーズに応えた葬儀信託「ぶりす」の開発背景
今から数十年前までは、タブー視されていた“死への準備”。近年では、社会構造の変化で相続や介護、葬儀、お墓などを生前に備える終活への関心が急速に高まっています。家族に負担をかけないために、自身の葬儀内容を生前に決め、費用の支払いまでを済ませておきたいと考える方が増える中、永代供養墓を扱っている当社だからこそ、葬儀も生前に準備することのニーズもあると考え、葬儀信託「ぶりす」を開発しました。
【葬儀信託「ぶりす」概要】
※「ぶりす」とは…英語(bliss)で無上の喜び、至福という意味です。
ご自身の希望のプランに合わせて、事前に葬儀費用を預けることで、ご家族に負担のかからない安心の葬儀サービスです。また、葬儀だけでなく永代供養墓の準備や納骨、死後のお手続きもワンストップでご対応も可能です。
プラン詳細はこちら:https://bliss0120871594.net/
<特徴>
・生前に自身の葬儀費用を預けることで、家族に負担がかかりません。
・自身の希望に沿った葬儀内容を生前に決めることができます。
・お預かりした費用は、当社資産とは分別管理し、みずほ信託銀行へ信託されますので、当社に万が一の場合があっても全額ご返金されます。
●“極力、お客様の負担を減らしたい”葬儀業界で感じた想いを商品へ
葬儀費用は、葬儀の場所や当日の参列者数などにより、どうしてもプラン内の費用では納まらないことがあります(どうしても含むことができない、お布施、式場使用料、火葬場費用はプラン費用に含まれません)。しかし、極力その負担を軽減してあげたいと、この業界に長く携わる中で思ってきました。
そのような、私自身の強い想いから、現在のパンフレットには“[プラン料金]~から”といった表記をしていません。お客様にも「この費用で」とお伝えすることで、安心していただいています。また、メガバンクグループのみずほ信託銀行と提携した、安心・安全の商品ということもお客様の信頼感獲得に繋がっています。
●“たったひとりの葬祭事業課”商品開発の苦労と喜び
当社の葬儀担当は私ひとりです。そのため、商品プランの内容から価格設定まですべてひとりで決めていくことがとても大変でした。
開発にあたっては、前職での経験と知識を用いながら、葬儀業界の動向や他社競合商品との比較、販売方法などのリサーチを徹底しておこないました。また、当社は永代供養墓を購入されるお客様がメインのため、その購買層に関する情報を他部署と連携しながら、情報収集をおこない、常にお客様目線にたった開発を心がけていました。
そうして0から創り上げた商品が、現在、販売開始後50件以上のお申込みをいただいています。もっとも嬉しいのは、“売れた”ということよりも、お客様に同商品を“理解していただけた”という点での喜びを感じます。お客様から「篠﨑さんだからこそ任せられる」と直接お声をいただくことも喜びに繋がっています。
●篠﨑と住職の想いが合致し、開催したお寺での葬儀セミナー
今年3月、当社は提携寺院のひとつ東京都あきる野市・廣済寺様と地元住民の葬儀に関するお悩みごと解決を目的とした葬儀セミナーを共催しました。
開催に至った背景には、同寺ご住職の“自身の最期(葬儀内容)を事前に決めることの大切さ”と同商品の考え方が一致したことに加え、“自身の最期について今からどんな準備をすべきか”をお寺で考える場を提供したいという当社との想いが合致し、葬儀セミナーの開催に至りました。
過去に、葬祭ホールで住職に来場いただきセミナーを開催したことはありますが、このように会場を寺院にしてご住職が発信することほど説得力のあるセミナーはないと思いますし、当社ならではのセミナーになったと思います。
●廣済寺・渡邊住職から見た当社
時代と共に変化していく家族の形態から、永代供養墓のニーズも広がってきています。それに加えて、お檀家様、お墓、供養の在り方も多様化していることを受け、寺院とエータイが共同で進めていく点に共感を得て、提携させていただきました。
「ぶりす」は生前信託ということで、事前に具体的な内容まで決められる点が魅力だと思います。また、みずほ信託銀行に預けられるという点もお客様の安心に繋がっているかと思います。
今回のセミナーにおいては、篠﨑さんから熱意のある依頼を受け、実現することができました。人生最期の迎え方について、深く見つめていただく機会に少しでもなったのではと思います。
※本セミナーは、新型コロナウイルス感染症の感染予防及び拡散防止の対策を講じたうえで開催しました。
廣済寺葬儀セミナー開催の様子はこちら
●最後に
生前に自身の葬儀内容や費用を決めておくことで、後の人生を豊かに過ごすことができます。これまでの経験からも、生前の仏事ごとを準備された方は、そのあと元気に過ごされる方が多くいらっしゃるように感じます。
今の目標は、より多くのお客様に「ぶりす」を理解していただくことです。そのためには、どんな些細なお悩みごとでも気軽にご相談いただけるお客様との関係をさらに深めていきたいと思っています。あとは、社内に葬儀のチーム(部署)をつくり、活動の幅をもっと大きく広げていきたいですね。
現在も月に30~40件のお問い合わせやご相談をいただきますが、その内容はさまざまです。お客様のご事情に合わせて最適なご葬儀プランのご提案や、お悩み解決のサポートを引き続きおこなっていきたいと思います。
【会社概要】
会社名:株式会社エータイ
所在地:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21 JPRクレスト竹橋ビル3階
代表者:樺山玄基
設立:2004年10月7日
会社URL:https://a-tie.co.jp/
事業ブランド:https://eitaikuyou.net/(永代供養墓普及会)
事業内容:樹木葬・永代供養墓および墓地の総合デザイン建立、墓地利用
者の募集・販売代行、寺院経営コンサルティング、葬祭企画・運営
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社エータイ
広報担当:神谷(かみや)
E-mail:info@a-tie.co.jp
TEL:03-6328-3532
FAX:03-6328-3527
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