「WOMAN’s VALUE AWARD」受賞! 女性やママを支える人にも光を当てる、Playceの女性活躍推進の取り組み
広告宣伝物、Webメディアなどの企画・編集・ライティングを手掛ける株式会社Playce(プレイス)は、この度、女性活躍を推進する企業や個人に贈られる「第三回WOMAN’s VALUE AWARD」の企業部門で準優秀賞を受賞いたしました。
なぜ女性が活躍する会社が生まれたのか? 女性が多い会社ならではの苦労や、具体的な取り組みとは……? 当社の成り立ちや想い、その背景について、代表取締役の秋山由香が語ります。
女性クリエーターが、長くいきいきと働き続けるために!
株式会社Playceは、私が30歳のときに設立した会社です。私は新卒で編集プロダクションに入社し、出版社を経て、その後約5年間、フリーランスで編集やライティングの仕事をしていました。29歳のときに結婚し、これがきっかけのひとつとなって、「家庭と仕事を両立しながら長くいきいきと働くにはどうすればよいか」と考えるように。「この仕事を一生の仕事にしたい」「40代、50代になっても最前線で働き続けたい」、そんな思いのもと、会社を設立することを決意しました。
女性が、長くいきいきと働き続けるには、出産や介護といったライフイベントに対応できる体制をつくることが欠かせません。そのためには、一人ではなく仲間と助け合いながらキャリアを積み重ねて行けるような環境が必要だと考えました。そこで、フリーランスで活躍する仲間に声をかけ、共感してくれた同世代の女性クリエーターとともに、法人の立ち上げを行いました。
以来、設立から14年間、一貫して「女性の管理職率100%」を維持しています。マネジメント職の女性たち自らが、20代後半~40代という揺らぎの多い時期に多くの決意やライフイベントを経験し、会社を経営してきたからこそ、現場で必要とされる仕組みや制度を柔軟に採り入れることができていると感じています。
女性が多い会社ならではの苦労
当社は、女性従業員の割合が9割を占める会社です。時期によっては100%女性社員ということもあり、それゆえに、「女性が多い会社ならではの課題」を多く経験してきました。
もっとも苦労したのが、出産・育児・介護といったライフイベントが重なったとき。同世代の女性クリエーターが集まり設立された会社ということもあり、ライフイベントが起こる時期が見事なまでにかぶってしまい、休職・離職の申し出が立て続けにやってきたこともありました。また、創業期のメンバーが女性にとって節目の年でもある40歳前後になったときには、「結婚や出産はせず、仕事一本でやっていくと決めた。勝負をかけるため独立したい」「家庭を優先させるため仕事を離れたい」「妊活に力を注ぎたい」など、それぞれの事情や決意が詰まった相談を受けることも多くなりました。
そんなさなか、私自身が39歳で高齢出産をすることになり、代表者不在という緊急事態に! この間、私に代わって会社を守り支えてくれたマネジメントスタッフには、いまでもなんとお礼を言ってよいかわかりません。マネジメントスタッフとともに全力で業務に当たってくれた現場スタッフ、悩みや事情を抱えつつ最後まで責任を持って職務をまっとうし卒業していってくれたスタッフにも、感謝の言葉しかありません。
これらの経験を通して、女性が、どんなタイミングでどんな課題にぶつかるか、いかに女性の悩みや人生が多様であるか、そしてどんな制度や施策、長期的な戦略が必要かといったことを少しずつ学んできたように思います。
テレワーク導入やM&A、女性活躍推進のための取り組み
私たちPlayceがなによりも強く意識しているのが、「個別の事情に配慮した取り組み」を「柔軟に」採り入れること。「女性だからこういう制度が必要」「ママだからこう」と杓子定規で制度を考えるのではなく、既婚・未婚、子あり・子なし、女性・男性などの分け隔てなく、全員が長く働き続けられるような取り組みを行うことを心掛けています。時短勤務や、産育休・介護休制度の整備のほか、新型コロナウィルスが流行する1年ほど前、中小企業としては比較的早い時期にテレワーク制度を導入しました。そのおかげでコロナ禍においても、ほぼ完全なテレワーク体制にいち早く移行することができました。また、東京と地方の2拠点を行き来しながら働いている社員も。そのほかにも当社独自のさまざまな制度を設けており、目まぐるしく変化する社会や、従業員一人ひとりの生活の変化などに、迅速かつ柔軟に対応しています。
さらに、社内を土足禁止とするなど、社内の清潔な環境づくりも心掛けています。ほかにカーテンで閉め切ることができる多目的スペースも設置しており、体調が悪いときに横になったり、育休中の社員が復職面談に訪れた際などに授乳やおむつ替えができるよう工夫しています。
また、設立10年目に当たる2017年10月にM&Aを行い、株式会社日本創発グループの一員になりました。M&Aを考えたきっかけは、私自身が、出産そのものや、産休中に経営を行うことの難しさを経験したこと。「子育てや傷病などで万が一会社を空けることがあっても支障がないようにしたい」「子育てと会社の成長を両立させたい」と思い、そのためのパートナーが必要だと感じて決意しました。グループインしたことで、バックヤード業務のスピードや精度がこれまでとは比較にならないほど上がり、なにより、経営に関することなど困ったときに相談できる仲間が増えたことを、とても心強く感じています。また、産休・育休から復職までのフォローも手厚く行えるようになり、以前よりも従業員たちが安心して産休・育休を取得し、復職できる環境が整いました。
女性やママばかりでなく、「支えてくれる人」も優遇されるべき!
女性だから、男性だから、ではなく、個別の事情に配慮した仕組みや制度づくりを心掛けている理由のひとつが、私自身が、高度不妊治療を経て出産・育児を経験している点です。産休期間中だけでなく約2年間の治療期間中も、会社のメンバーたちに支えてもらいました。定期的な通院に加えて、急な病院からの呼び出しや、麻酔下での採卵など……。その都度、会社を休むことになり、社内に大きな負担をかけていたように思います。
「女性活躍」と言うと、どうしても既婚女性ばかりが優遇されたり、ママのための制度ばかりがつくられたりと、女性やママに偏った施策が取られがちです。しかし私自身が、高度不妊治療、出産、育児、そして経営の困難を経験し、周囲に支えてもらって感じたのは、ママだけではなくて、「ママを支える人」や「傷病、介護などさまざまな事情がある人を支える人」もそれぞれ事情があるということ。支える人にも同じように光を当てて、同じように優遇するべきではないかと感じました。「誰かに何かがあったときに支えよう」という気持ちや、「自分に何かがあったときの分まで、今は自分が頑張って支えよう」という気持ちももちろん大切です。しかし会社としては、その気持ちに頼るだけでなく、常に全員に対して平等に配慮し、優遇する必要があるのではないかと考えるようになったのです。
全員を等しく優遇するためには、まずは一人ひとりが抱える事情をきちんと把握することが不可欠です。そして、それぞれの事情に対して肩入れしすぎることなく、公平かつ俯瞰的な目線で、冷静に施策を考えることもさらに大切だと考えています。今後も当社では、全員を同じように優遇することを意識しながら、個別の事情に配慮した新しい仕組みや制度づくりを行っていきます。
「真の女性活躍」を推進し、100年続く会社を目指す
日本では、女性の採用人数を増やしたり、女性を管理職に置いたり、まだまだ女性活躍の推進を強く訴えていかなければならない段階です。その中で当社は幸いなことに、もともと女性が多い環境で、これまで女性ならではの課題を数多く経験してきました。当社では今後もその強みを活かして、先の見えない社会でぶつかる新しい課題に迅速に対応し、「男性だから」「女性だから」ではない「職業人」としての活躍――「真の女性活躍」を推進していきたいと考えています。
Playceは2022年9月に設立15周年を迎えます。今後も従業員一人ひとりが高い専門性を持って、企画・編集・ライティングを行い、社会の役に立つコンテンツをつくってまいります。そして男性、女性に関わらず、「よいコンテンツをつくる人をつくる」ことにも注力し、100年続く会社となることを、地道に、コツコツと目指していきます。
【株式会社Playce 概要】
設立 :2007年9月10日
代表者 :代表取締役 秋山 由香
所在地 :東京都千代田区神田神保町3-7-4 プレシーズタワー9F
事業内容 : 広告宣伝物、出版物、デジタルメディアの企画・編集・ライティング
【本件に関するお問い合わせ】
https://www.playce.co.jp/contact/
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ