お父さんへ今、どうしても届けたいコーヒーを作った理由

Half Decaf Coffeeは、カフェイン摂取が気になる方へ、ハーフデカフェ（ハーフカフェインレス）専門のコーヒーロースタリーです。

2021年5月、父の日の贈り物として、新商品「Half Decaf Coffee 父の日コーヒーギフト」を発表しました。

このコーヒーギフトには、今の時代だからこその特別な想いが込められています。今回、Half Decaf Coffee代表の竹内和人から、商品企画に至ったストーリーをお話しさせていただきます。

しばらく実家に帰省できていない方や、最近お父さんに会っていない方に、読んでいただけると嬉しいです。

コロナにより、会えなくなった実家の家族

2020年初め以降、新型コロナウイルスの影響で、これまで度々発令されている外出制限。大型連休時のニュースなどで、今回は田舎へ帰省するのを見送りました、という街の人々の声をよく耳にしたことと思います。

私は東京に住んでいて、両親・兄弟姉妹は、神奈川・山梨と皆隣接県に住んでいるので、車や電車で２時間もあれば行ける比較的近い距離にいます。それでも、新型コロナウイルスがまん延する中で、自分たちもいつどこで感染するか分からない。そして、それを知らずと家族にうつしてしまうリスクがあることから、家族の中でもお互いに会うことを控えて来ました。

増えるおうち時間、気になるカフェイン摂取

コロナ禍のある日、父との電話。

私「新型コロナの外出自粛で帰省も全然出来ないね。顔も見れてないけど、お父さん最近はどお？」

父「最近は家でよくコーヒーを楽しんでるよ。」

私「どのくらい飲んでるの？」

父「毎日６杯飲んでる。」

私「えっ！６杯も！？さすがにカフェイン摂り過ぎでしょー。」

父「本の執筆しながら、ガバガバ飲んでるよ。」

私「カフェインレス（デカフェ）にした方がいいんじゃないの？」

父「カフェイン無しだと、コーヒーらしさと味わいが物足りないんだよね。」

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父がコーヒー好きということは分かっていましたが、こんなにもヘビーコーヒードリンカーだとは知りませんでした。

元気だったはずなのに、突然の救急車

父は現在66歳。

八ヶ岳の自然の中で、ペンションを営み、自然ガイドも務めたりしている。日頃から野山を歩き、近年はフルマラソンに出たりと、いつもとても元気そうでした。

しかし、その時は突然きました。

今年初め、家族からのLINEメッセージ。

「お父さんが倒れて、救急車で運ばれた。」

幸い一大事には至らず、何が原因だったのかは判りませんでしたが、現在は順調に回復へ向かっています。

正直これまで健康面の心配はほとんどして来ませんでしたが、もう高齢者と言える歳になってきたわけで、親の健康を考え始めるようになりました。

会えない今、出来る時に、出来る限りのことを

私が子供頃、夜によく父から「コーヒー淹れて」と頼まれて、カップにお湯を注いで作ってあげていたのを覚えています。子供だった自分には、あの苦い味のどこが美味しいのかさっぱり分からず、分量もテキトーに作っていたので、たまに「今日はちょっと薄いな」とか言われても、「ふーん」くらいにしか思っていませんでした。

あれから30年が過ぎ、気づけば自分はコーヒーロースタリー Half Decaf Coffeeを営む身に。

「普通のコーヒーは、カフェイン摂り過ぎが気になる…」

「ノンカフェインだと、風味が物足りないんだよね…」

ハーフデカフェコーヒーは、そんな声を元に、普通のコーヒーとデカフェの良さをイイトコどりした、低カフェインでカラダに優しく、コーヒー豆本来の芳醇な風味を味わえる本格焙煎コーヒーです。

これまでコーヒー好きの方々から「美味しい！」と多くのご感想をいただきました。味にこだわるお父さんたちにもきっと楽しんでいただけると思います。