一人ひとりの悩みを解決したい。株式会社ランクアップによるマナラの開発と子育て支援への想いとは

株式会社ランクアップは、オリジナル化粧品ブランド「マナラ」「アクナル」「アールオム」を開発・販売している、創業19年目の会社です。2022年9月度は過去最大売上120億円を達成し、看板製品のマナラ〈ホットクレンジングゲルマッサージプラス〉は累計販売本数2300万本*1を突破、11年連続「日本で一番売れている温感クレンジング*2」です。また、特徴的なのは、従業員約100名のうち、女性社員が8割、その約半数の47名がママ社員であることです。育休・産休からの復職率は100％で、子育て社員もそうでない社員も、同じように挑戦し続けられる風土が整っています。

*1 2023年9月時点

*2 TPCマーケティングリサーチ調べ

このストーリーでは、多くのお客様に支持され続ける製品を生み出し、ライフステージに関わらず様々な社員が活躍し、尚且つ売上も過去最高を更新し続けている、ランクアップの裏側をお伝えします。

自身の肌悩み解消への強い想いから生まれた、マナラのホットクレンジングゲル

広告代理店の取締役営業部長として昼夜を問わず働いていた岩崎は、不規則な生活の中で肌はボロボロ。いつのまにか年齢よりも10歳も年上にみられるようになってしまいました。

どうにかしたくて様々な美容法を試したものの、しっくりこないものばかり。

「自分の肌を変えてくれる化粧品が無いなら、つくるしかない！美容液みたいなクレンジングを作ろう！」そう一念発起して、取締役として働いていた前職を辞め、ランクアップを立ち上げました。

彼女は理想のクレンジングを作るためにパートナーになってくるれる研究者を探すために全国を駆け回りました。試作は100回以上、納得いくものが完成せず発売を延期したことも。まさに苦労の連続でした。そうしてようやく、岩崎が思い描いていたメイク落とし、マナラ〈ホットクレンジングゲル〉が完成したのです。

大変な開発も決して妥協をしなかったのは、「自分の肌悩みを解決したい」という強い想いがあったから。自分や自分の大切な人が使うものだから、絶対に妥協したくない。そうした「たった一人の悩みを解決する」ためにできた製品は、同じ悩みを抱える日本中・世界中の人たちに支持され、今では累計販売本数が2300万本*を突破しています。

*2023年9月時点

マナラ〈ホットクレンジングゲル〉をはじめ、メンズスキンケアのアールオム製品、姉妹ブランドのアクナル製品も、すべて「たった一人（＝自分や、自分の大切な人）の悩みを解決する」ために、開発されています。

働くママを応援！子育てと仕事の調和も目指せる会社

会社を立ち上げるとき、岩崎にはもう一つ目標がありました。前職の広告代理店では女性も多く働いていましたが、次々と辞めていきました。結婚や出産など、ライフステージの変化によって環境が変わりやすい女性たちにとって、子育てをしながら働き続けられる環境ではなかったからです。岩崎自身も、いずれ結婚をしたり出産をしたり、ライフステージが変わっても大好きな仕事は辞めたくない。だからこそ、男女問わず「一生活躍し続けたい人が諦めなくていい会社」をつくろう！と決めていました。

今では約100人いる従業員のうち、8割が女性。その約半数の47名がママ社員です。活躍し続けたい子育て社員たちをサポートする制度が、社員たちの声からボトムアップで誕生しています。

子育て社員が活躍するために、ランクアップが提供する支援制度

① 社員負担300円の病児シッター制度

通常3万円近くする病児シッター制度を、社員の負担は300円で利用できる制度です。もちろん子どもの体調が著しく悪いときはそばにいてあげたいですが、元気だけどまだ学校や保育園へはいけないとき、どうしても外せない仕事があるとき、この制度によって、子育て社員自身の働きづらさも軽減され、多くの社員に支持されている制度です。

② スーパーフレックス制度・子連れ出社制度

コロナ禍での休校・休園など、子どもが家にいるときでも集中して仕事ができるように、朝5時から夜10時まで時間を調整しながら、こま切れに働けるのがスーパーフレックス制度です。また、子どもの長期休暇など、預け先のない人のために、子どもを連れての出社が可能な子連れ出社制度もあります。

③ 子育て理解を深めるための、育業体験

子育て社員とそうでない社員との相互理解を深めるため、まだ子どものいない若手社員が子育て社員の一日を体験する「育業体験」を2021年から実施しています。仕事が終わったらママ社員と一緒にお迎えやご飯の支度、お風呂に入れる等の家事・育児を体験します。若手社員からは、子育て社員への理解が深まるとともに、将来子どもを産み育てるときのイメージ作りにも役立っていると好評の研修です。

子育て社員サポートのためのイベント開催

① 夏休みの自由研究イベント

長期休暇の子どもの宿題はママ・パパの悩みの種。その中でも一番困っているのが、なんと言っても自由研究！との社員の声から、その負担を少しでも解消すべく、「夏休み自由研究イベント」を実施しています。今年は「無制限あそび」創始者の秋元可奈さんを講師として招き、小麦粉絵の具の化学反応を楽しむ実験を行いました。「家ではなかなかできない内容で、とてもありがたい」「子ども同士の交流もうまれて嬉しいです。」「子どもの自由研究を手伝いたくても準備が大変だったので、会社で実施してくれて本当にありがたい。」などの声が上がりました。

② 育児グッズの社内リユースマーケット

子どもの成長とともにサイズアウトしてしまった洋服など短期間で使わなくなってしまった育児用品を、社内で育児用品を必要としているママ・パパに譲渡するイベント。「使わなくなった育児用品の対処に困っていたので、必要な人に譲ることでとても助かった。」、「これからパパになる身として、先輩ママ社員から『これは絶対もらっておいたほうが良い！』、『これも必要！！』とリアルな実体験を聞くことができ、とても有益な時間になった」など社員から大好評となり、不定期で開催しています。

製品開発も社内制度も「たった一人の悩みを解決する」ために

マナラをはじめ、ランクアップのオリジナルブランドに共通するのは「たった一人の悩みを解決する」ことです。たった一人とは、自分または自分の大切な人のことです。顔も知らない誰かのためではなく、自分や自分の大切な人の悩みに向き合うことで、妥協しない製品が生まれ、結果として同じ悩みを持ったお客様に支持されるのです。

社員の働き方も同様で、子どもの年齢によっても子育ての悩みは様々です。それぞれが自分ごととして抱える悩みをもとにボトムアップで生まれた施策だからこそ、実際に役立てられる制度が生まれています。そして日々変化する勤務環境で大切なのは、必要だと思われる制度を、まずやってみることです。まずやってみる、やってみて不必要ならなくす、というトライ＆エラーを繰り返しています。

これからもランクアップは、たった一人の悩みに向き合い続けることで、よりより良い製品を生み出し、すべての社員が活躍し続けられる環境を目指して、挑戦し続けていきます。