食品売場の新しい価値を生み出し、人気企画へ導いた成功の秘密。
都会に屋内型ファーマーズマーケットが出現!
物売りからの脱却で人気企画へと成長した百貨店の新しい期間限定の食品売場。
月に1回、百貨店の食品売場が活気で溢れます!
私たちの生活に欠かせない“食”を通して、「文化継承」「地域創生」「環境保全」を守り、伝えていきたい。この想いと、生鮮食品や地域の特産品、調味料、和洋酒などの作り手、語り手たちが自慢の食材とともに集まり、交流する都市・屋内型ファーマーズマーケット。そんな都会に出来たファーマーズマーケットの仕掛け人とともに、成功の秘密を紐解きます。
5日間限定で売場の雰囲気が様変わり。
毎回、約50種類の企画商品が期間限定で集結するのは圧巻です。
新しい食品売場のカタチを創造すべく、プロジェクトチームを発足。若手メンバーを中心に企画立案から実施に至るまで1年間。
商品は、ただ売るだけではなく、商品のもつストーリーをしっかりとお客様に伝えることで、商品の魅力がより伝わり、共感し、購買の後押しとなります。その伝え方の工夫が詰まっているのが「Hankyu PLATFARM MARKET」です。
仕掛け人のフード営業計画部 児玉啓輔
産地の方とも、積極的に売場で会話します。
“従来型食品売場からの脱却”を目指して。
立ち上がった総勢13名のプロジェクトチーム。積極的に意見が出し合える頼もしいメンバー。若手が意見を出し合い、実現することで、個々のモチベーションアップに繋がるのはもちろん、若手社員のスキルアップにも。
期間中は、フロア全員制服姿からユニフォームに!!
こだわりは、ライブ感はもちろん、作り手・語り手と直接触れ合えること。
ファーマーズマーケットの本場、アメリカ・サンフランシスコまで現地視察に。
生産者がそれぞれのブースで直接販売。顧客との距離も近く、生産者のこだわりを直接聞くことで購買に繋がり、さらに賑わいがある。なにより現地からは“楽しさ”が印象に残りました。
この、生産者から直接話しが聞けるスタイルと、賑わい、楽しさ、“これだ!!”
これを持ち帰って実現させたい!と強く心に決めたのでした。
※現地の賑わいの様子
視察を終え、戻ってからの1年間は怒涛のスケジュール。企画立案から、宣伝・装飾、こだわりの生産者を探し、声をかけ、賛同してもらうこと。
各チームがそれぞれ東奔西走し、百貨店の食品売場に期間限定のファーマーズマーケットが誕生しました。
売場の装飾にも、現地の雰囲気が生かされているのが分かります。
売場づくりの次は、伝え方の工夫。ここは若手が大活躍!新たな販売手法にも積極的に挑戦!!
毎回、売場ではチラシを作成。商品名や価格の前に、商品の良さを語ります。
ひとつひとつの語りを加えるということは、それだけ情報を集めたり確認したりと、非常に手間がかかりますが、そこは手を抜きません。
他にも、
○現地の様子やバイヤーが訪れたリポートを発信しています。
instagram https://www.instagram.com/hankyu_platfarmarket/
○ストーリーある商品の数々を紹介しています。
ホームページhttps://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/platfarm/index.html
今回は、新型コロナウイルス影響下のなかでの開催となり、今まで通りとはいかないものの、新しい販売手法として、Zoomで現地とつなぎ、売場で接客するという新しい試みにも挑戦しました。
蔵元さんがスタンバイ。オンラインで接客が可能に。
ここまで開催してきたなかで、児玉がコレは!!と唸る商品を紹介します。
島根「森のカフェ ミューイ」
東京ドーム4つ分の広大な面積で行なわれる、自然放牧(棚田放牧)。 生産量が安定しない非効率な生産方法ではあるが、自然と牛に優しい酪農を続けています。
今までの牛乳のイメージを変えるすっきりした味わいにファンが増加。ソフトクリームも絶品です。
大阪ミツバチプロジェクト みつばち
大阪・梅田のヤンマービルの上で行なっている、都市養蜂はちみつ。
街の緑化、みつばちとの共生など持続可能な都市自然環境を目指すプロジェクト。セミナーやお子さま向けのワークショップも頻繁に開催しています。
さんつね 味噌漬けサンド
味噌漬魚を取り扱う「さんつね」が、“もっと日本の味噌漬文化を身近に感じてほしい”との思いから、ベーカリーショップ「グラン・ジュテ」の協力により生まれたのが まさかの『味噌漬けバーガー』。
めずらしさとインスタ映え効果もあり、開店からこれをめがけて来店されるお客様がいるなど好評でした。
今後、更なる進化を目指します!
産商学共同でプロジェクトを立ち上げ、地域活性はもちろん、売り手だけではなく、売り方や売る場所をさがしている産地のサポートや、クラウドファウンディングで新しい事業の架け橋になれたら、、と構想が広がっています。
若手が活躍するプロジェクトチーム。まだまだ夢は拡がります!!
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