運に頼る「採用」を仕組み化し、「法則性・規則性・再現性」で採用の根本を変革したい
株式会社VOLLECTは、2018年6月に創業し、「働く中に、自分らしさを」を採用ミッションに掲げ、スカウト型採用であるダイレクトリクルーティングに特化した事業を展開しています。600社以上に導入されたスカウト採用支援サービス「PRO SCOUT」の提供や、ダイレクトリクルーティング特化メディア「HRpedia」の運営を行っています。
ダイレクトリクルーティングに特化した採用支援のパイオニア的存在として、2023年3月に書籍「ダイレクトリクルーティングの教科書」を出版し、ダイレクトリクルーティングを使った採用の普及と啓発を行っています。社長の中島より創業時からの想いや価値観や今後のVOLLECTが目指したい未来についてお伝えします。
「働く=辛い」の日本人のイメージを変革し、ひとりひとりが自分らしく働ける世界を目指してキャリアをスタート
私の親は「働くことは辛いこと」という価値観を持っていたため、幼少期から自分が社会人になるまで働くことへ消極的な思いがありました。そのため大学時代のボストン留学までの間、できるならば就職活動さえしたくないという消極的な想いで過ごしていたのを覚えています。
しかしその考えは、留学先でのホストファミリーとの出会いで180度変わりました。彼らになぜ働くのかを問うたとき、彼らは、大切な家族のため、家族と過ごす時間を最優先事項においていたのです。
この時に、仕事のために自分やプライベートを犠牲にする日本的な価値観に自分が染まっていることに気付かされました。ボストン留学を通じて「働く=苦行ではなく、働く中に「自分らしさ」があれば、そこに楽しさが生まれ人生は豊かになる」という考えを持つように変化し、帰国後の就職活動では、「はたらくを楽しもう」というスローガンを掲げていたインテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)に共感し、入社を決めました。
入社後は、人材紹介のリクルーティングアドバイザーとして企業の採用のコンサルティングに従事しました。
そこでは、「良い人材に出会えない、もっと優秀な人を採りたいがなかなか採用できない」という企業の採用課題を解決するべく、採用戦略の立案から、採用体制の構築、採用手法の提案を行いました。
仕事をしてみると、幼少期に言われ続けてきた「働く=辛い」という感覚はほとんどなく、むしろ「楽しさ」や自信がサポートして入社した人が「生き生き」と働いているという報告が入ると更に多くの人たちにこの想いを伝えて行きたいという使命感のようなものが生まれ、ますます仕事に励み行動し続けました。
その結果、複数回に渡り社内のMVPを受賞し、その後も志を高く持ち続け、元々興味があった新規事業の部門に異動し 、スタートアップ・ベンチャー企業・中小企業と大企業の事業提携を支援するサービスの立ち上げに関わりました。
創業のきっかけ
仕事を通じてスタートアップやベンチャー企業の経営者・役員と接する中で、起業の意欲が増し、さらに自分と同じような年齢の経営者がゼロから会社を創って挑戦している姿を目にしたのをきっかけに、2018年6月に起業を決意しました。
ダイレクトリクルーティングに特化したビジネスで起業をした理由は、2つあります。
1つ目は、一人ひとりが「自分らしく」働ける社会を作りたい」と強く思ったから。
2つ目は、採用にもっと仕組み化、法則性、規則性、再現性を持たせたいと思い、それが叶うのはダイレクトリクルーティングであると思ったからです。
一人ひとりが「自分」と同じように「働く=辛い」という想いを持ち人生の大半を過ごして欲しくないですし、誰にでも「自分」らしく働き輝ける場所が必ずあると思っています。ただ、従来の求人手法では、企業と候補者が必ずしもマッチングできておらず、結局「運」「縁」に頼る方法でしか職場を選ぶことができないですし、もっと企業も候補者もお互いの情報を開示して、徹底的に満足のいく働き方を選ぶことができたら、人材活躍の場の提供と、企業成長を促せるのではないかと考えていました。
また、優秀な人材を採用したいと考える会社は数多くあり、HRtechと呼ばれる採用関連サービスも日々生まれ続けているにも関わらず、「人材が足りない」、「まだまだ採用できない」という採用担当者の悩みは一切解消されていません。そこで、どうやったらこの悩みは解消されるのか追求した時に、採用というものが「その時々の運や縁次第」であることが原因だと気がつきました。
多くの企業における採用業務の実態は、宝くじを買って、「当たりをひくか」「ハズレを引くか」に近いものがあると感じたのです。採用の場合は扱う対象が「ヒト」なので、当たりなのかハズレなのかはすぐに分からないという更に厄介な側面もあり、とにかくアットランダムな要素が非常に強く残っているのです。
この課題に対して、少しでも法則性・規則性・再現性を持たせることで、「企業が採用に困っている」という状況を具体的な課題に分解し、それに対して一つ一つ解決できるのではと考えました。
人材紹介では、何名にどのような訴求をして紹介に至っているのかブラックボックス化してしまいますが、ダイレクトリクルーティングは、待ち受けるのではなく、自分たちで能動的にアプローチできて、どういう対象にアプローチしたらどのぐらいの反応があるか、返信率という数字で見えるので、検証や工夫が可能です。
採用を運として捉えるのではなく、採用業務の中でも「母集団形成」のフェーズに法則性・規則性・再現性を持たせられる可能性の高い手法であると信じ、ダイレクトリクルーティングに特化して事業展開をしてきました。現在も日々案件を通じて社内研究、調査を進め、採用の精度の向上に努めています。
当社のサービス「PRO SCOUT」について
ここで当社のサービスを詳しく紹介させて下さい。
当社の主軸サービスである「PRO SCOUT」は、ダイレクトリクルーティングの戦略立案からスカウト文面作成、スカウト配信、返信後の歩留まり改善までサポートする採用支援サービスです。
人事業務のアウトソーシング市場(採用アウトシーソーシング(RPO))は年々増加傾向にあり、ダイレクトリクルーティングを利用して採用を行う企業も増えています。多くのRPO企業がある中での当社の位置付けは、ただ、スカウトを送って終わりといった「代行会社」ではなく、採用全般における戦略策定から、ヒアリング、スカウト返信を獲得するためのノウハウ提供、返信後のカジュアル面談や歩留まり改善提案などのアドバイスも行い、採用決定後の人材活躍を見据えた長期的な支援をおこなっているのが特徴です。
<サービスサイト>
<資料請求>
https://www.vollect.net/form/service
大切にしてきた3つの価値観
2018年に都内マンション一室(1R)からスタートした当社ですが、当時は1〜2名の社員に対し毎月給与が払えるかといった不安もありながらの日々でした。しかし、徐々に人数も売り上げも増え、素晴らしいメンバーに囲まれながら仕事をすることができています。
中でも、私が創業時から大事にしている価値観は、当社の行動指針にもなっている「自責」「利他」「実直」です。
「自責」は、物事の結果を常に自分ごととして捉えて実行すること。
「利他」は、GIVEの精神を持ち自分ではなく他人にとってベストな行動に励むこと。
「実直」は、目の前のことに対して真摯に取り組むこと。
これらは自分が新卒時代から大切にしてきた価値観であり、これに共感するメンバーが現れ、前職を辞めても「縁」が続くお客様にも恵まれたのだと感じています。
当社のメンバーはこれらを日々の行動指針として、一人一人が個々の案件に誠実に向き合い、取引先以上に相手のことを考え抜き、親身になって対応してきました。その結果、600社以上の会社からご導入頂けたのだと感じています。
支援の喜びとVOLLECTの目指したい未来とは
スカウト配信時の各企業の返信率を横断的に見ていると、結果的に採用がうまくいく企業は、企業の「自社採用力」があるということに気付かされます。ダイレクトリクルーティングは、企業の現時点での自社採用力を顕在化させるいわゆる「健康診断」のような役割を担います。
それに対して、当社として共にどこを改善し、強みを伸ばし、本当に採用したい人材にアプローチできるかを丁寧に何度も何度もミーティングを通して戦略を練ります。
すると、一緒に関わっている採用担当者の心に会社に対する考え方や価値観に変化が芽生え、採用に対する知見や視座も上がってきます。採用決定した人材がその後活躍し、企業の成長に貢献するところまでを見据えサポートするところに最大の喜びを感じています。
「何月までに何人決定させる。」といった採用決定人数をKPIにおいて採用を進めることは重要です。しかし、当社は採用決定に留まらず「本質的にどのような方がその企業にマッチして、人材活躍するか」というような採用決定後の人材の活躍や企業の成長に貢献するところまでを見据えた戦略を実行しています。
そこには、採用された人材が「働く中」に自分らしさをもった働き方をしてほしいという、私自身の願いでもありますし、今後もその軸は変わりません。
目先の採用決定数だけに捉われることなく、採用した人材が活躍することで、会社の成長に寄与、ひいては企業価値が上がる未来があるということに我々は大きな価値と可能性を見出しています。
採用後の人材活躍を見据えて戦略を設計し、共に顧客の長年のパートナーとして、究極的には採用の再現性を提供できる唯一の会社であり続けたいと思ってます。
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