築地場外からネット販売へ 築地果汁創作所のコールドプレスジュースが閉店から1年後に復活
ドーピングを気にせず栄養補給ができるあんこ100%のエナジードリンク「theANko」や、高級青果店ハヤシフルーツの果物を贅沢なカットで使用したデザート販売。すでにある商品を新しい切り口で提供することが得意な「築地果汁創作所」が、原点に立ち戻るように「コールドプレスジュース・BODYCON!」のネット販売を始めた。
いつもそばに常備しておけるよう、あえて冷凍したパックでの販売を選択。搾りたてをそのままパックしてお届けすることで、香りや風味、食感への影響を限りなく少なくすることに。
「前日飲み過ぎた、気分がすぐれない、肌が荒れている、など体調不良は突然起こります。そんなとき『冷凍庫にコールドプレスジュースがある』という安心感は貴重だと思うんです」
と語るのは株式会社UNDERWATERの代表取締役・平子勝之進。
■「BODYCON!」の特徴は一滴の水も砂糖も加えていないこと
「1パック200gの内容量ですが、1パック作るのに500〜750gもの野菜や果物を使用します。搾りかすの量をみるとびっくりしますよ。でもやっぱり市販の野菜ジュースとは別物。高価になりますがそれだけの素材を使うので仕方ありません。」と平子。
■築地初のコールドプレスジューススタンド
現在はあんこのエナジードリンク「theANko」や、駅ナカでのスイーツ販売など様々なフードビジネスを手掛けるUNDERWATERが、2017年に「築地果汁創作所」として最初に開いたのが築地場外の店舗。店の前には小さなベンチだけのテイクアウトとデリバリー専門店。カラフルでポップな外観とその場で絞るコールドプレスジューススタンドという珍しさで、近隣のマンションの住人からの注文も多かった。
「とてもアットホームな店でしたね。働いているスタッフたちも全員自転車圏内に住んでいたし、近所のお得意様には自転車で届けに行ったりもしていました。僕はもともと博多の市場育ちなので市場の雰囲気が好きなんです。築地の皆さんは新参者の僕たちにも親切でした。」
周辺の再開発でタワーマンションが増え、定期的にコールドプレスジュースを購入する顧客も順調に増えていった。期間限定で表参道にも出店し、不定期にイベント出店も行った。しかし、そこにコロナ禍がやってくる。
■コロナ禍での店舗撤退
2020年の5月閉店というのはコロナの影響を受けた中では比較的早い時期の決断だ。なぜそんなに早く撤退を決めたのか。
「まず築地の家賃の高さがあります。大量の素材を使うコールドプレスジュースはもともと利益幅はそんなに大きくない。なんとかトントンでやっていたところを、冬季とコロナのダブルパンチ。コロナは長引くと思っていたので傷が深くなる前に判断しようと。」
築地撤退と時期を同じくして「theANko」のオンライン販売が本格化する。
「theANkoでネット販売のノウハウを学んで、近いうちに必ずコールドプレスジュースをネットで売ろう、と思っていました。幸いtheANkoは影響力のあるアスリートが多く愛用してくださって、おかげで広く認知されるようになりました。これならコールドプレスもやれる、と。」
そして今回、商品名を心機一転「BODYCON!」に変え、1年ぶりにコールドプレスジュースの販売を再開させた。平子はなぜそこまでコールドプレスジュースにこだわるのか。
■健康への強いこだわり
「コールドプレスジュースを飲み続けてくださっていたお客様から『体の調子が良くなった』と聞くたびに、やっていてよかった、と嬉しくなりました。僕は比較的早くに親が亡くなっているのですが、もし長生きしてくれていたらこれを飲んでもらえたのにと少し悔しく思います。」
エリートアスリートだった平子は大学で健康とスポーツ科学について学んでいる。
「健康には『これをしたら必ず良くなる』という正解はありません。個人個人それぞれの最適解があるだけです。それすら様々な要因によって日々違ったりする。最適解に近い、ちょっとずつの『いいこと』を積み上げていくことが健康につながるんじゃないかと考えています。僕の提案が誰かにとっての『いいこと』になることを願っています。」
<BODYCON!プレスリリース>
■企業情報
株式会社UNDERWATER
住所:〒110-0003 東京都台東区根岸4-4-9
公式Instagram:
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