社会人教育SaaSのスクーが、シリーズDで総額約7億円の資金調達を完了。予定額よりたくさんのお声がけを頂いた資金調達を振り返って、CEOが今感じること。
株式会社Schoo(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森 健志郎、以下「スクー」)は「世の中から卒業をなくす」をミッションに掲げ、インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を目指しています。今年10月に創業10周年を迎えるスクーがこの度、シリーズDで総額約7億円の資金調達を完了しました。
今回の資金調達を振り返り、その裏側やスクーの未来について、代表取締役社長CEO兼CCOの森が語ります。
▲代表取締役社長 CEO兼CCO:森健志郎
(※この記事は、スクーの代表取締役社長CEO兼CCOである森健志郎へのインタビュー内容をもとに、一人称形式で編集したものです。)
■シリーズD資金調達を振り返って
今回のファイナンスではこちら側が集めたかった額に対して、それ以上に多くの投資家の方々がスクーの株主候補に手を上げてくださいました。そのことがまず率直にとても嬉しいです。どなたに株主になっていただくかを決めていく難しい判断においては、「世の中から卒業をなくす」というスクーのミッションへの理解・共感度、実現しようとしていることに魂を注げる想いがより強い投資家の方々にお願いさせていただきました。また、今回泣く泣くお断りをせざるを得なかった投資家の方々も次回以降のラウンドで是非また対話をさせていただき、スクーが社会人教育SaaS企業としてしっかりと成長しミッションの実現に近づいていることをお伝えしたいです。
今回好評価をいただけた理由は二つあると考えています。一つ目は、創業時からスクーが続けてきた「遠隔教育を社会人中心に提供する」という事業が今の社会トレンドと噛み合って、業績にしっかりと表れていたため。二つ目は、2020年に入社してくれたCFOとのタッグによってスクーの価値をより適切に投資家の皆さんにお伝えできたためです。
僕たちが10年間積み上げてきた7000を超える授業やそのノウハウなど、講師の方々やユーザーの皆さんも含めてすべての人たちが「やり続けてきたこと」の集積自体に価値があって、その価値を適切に評価していただきました。またその上で、今後スクーが成し遂げたい夢をCEOの僕がお伝えし、CFOが定量的・フィナンシャルな観点から実現可能性をご説明したことで、「この会社はマクロ環境を含めた様々なリスクが実際に起こったとしても乗り超える準備とマネジメント体制ができている」と納得いただけたことが、好評価に繋がったと思います。
■今回の資金調達の目的について
今回お預かりした資金は、株式会社スクーの定義を変えるためのものだと僕は思っています。これまで個人のお客様だけでなく、法人のお客様にも『Schoo』という動画学習サービスを提供し学び続ける組織作りの支援をしてきましたが、とりわけここ1,2年では大企業のお客様からの引き合いが増えてきました。新型コロナウィルスの流行で社会が変わらざるを得ない今だからこそ、新しい働き方にマッチした教育・研修のあり方を世の中に根付かせるための取り組みをしています。他にも『Schoo Swing』という、教育現場のハイブリッド化を支えるSaaSサービスによって、高等教育機関のDX化支援を本格的に行っていこうとしています。さらに、奄美大島をはじめとする都市部以外の地域にも、スクーの遠隔教育を通じて「未来の地方の暮らし」を確立するお手伝いをしています。
このように、スクーは今まさに「社会人向け動画学習サービスの会社」から脱却して、「インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を実現する会社」に名実ともに変わろうとしているタイミングなのです。既存の投資家の皆さんはもちろん新規の投資家の皆さんも、僕たちが目指している世界を理解・共感していただいた上で、その実現スピードを上げていくために仲間になってくださった方々です。我々としては、その期待に応えるべく全力で実現に向けて走っていきたいです。
■変わらないスクーらしさと、これからのスクーの展望について
スクーという会社は、「今、世の中で伸びているトレンドに流されてビジネスをする」というスタイルではありません。「誰もやろうとしないけど誰かがやらなくてはならないし、実はその価値がものすごく大きいこと」に対して、コツコツ地道に向き合い続けきた会社です。トレンドは乗ることを目的にするものではなく、作るべき社会や行う社会変革に対して利用するものだと考えています。
教育という事業領域の性質上、数年のスパンで見ればスクーより資本効率が良い会社はたくさんあるのかもしれませんが、100年のスパンで見た時には、社会インフラとしてなくてはならない存在で、かつ僕たちで独占可能な大きなビジネスをやっている会社になっていると信じています。
社内では「電気・ガス・水道・スクー」とよく言うのですが、スクーがいつか本当に4大インフラの一角になるように、僕たちはそこを目指して真っ当な経営を続けていきます。価値や資産やノウハウは積み上がっていくものでもあると同時に、放っておけば痛んで腐っていくものでもあります。自分たちが積み上げてきたことを無駄にしないためにも、これまでスクーに関わってくださった全ての方々の想いのバトンをつないでいくためにも、現状にあぐらをかかず、日々1分1秒も無駄にせずに走り続けていきます。
<株式会社Schooについて>
「世の中から卒業をなくす」をミッションに、インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を進めている。大人たちがずっと学び続けるオンライン生放送学習コミュニティ『Schoo(スクー)』は2012年のサービス開始後、「未来に向けて、社会人が今学んでおくべきこと」をコンセプトとした生放送授業を毎日無料提供。過去の放送は録画授業として約7,200本公開中。法人向けには社員研修と自己啓発学習の両立を実現する『Schoo for Business』を提供し、学び続ける組織作りに貢献。登録会員数は約65万人、導入企業実績は2,000社を突破。
2014年から約20の大学・教育機関のDX化を支援。2021年6月には高等教育機関DXプラットフォーム『Schoo Swing(β版)』を提供開始。奄美大島と包括協定を行うなど、地方エリアへの遠隔教育普及によって実現する「未来の暮らし」の確立も進めている。
会社名 :株式会社Schoo(呼称:スクー)
代表者 :代表取締役社長CEO 森 健志郎
設立 :2011年10月3日
資本金 :8億1300万円(資本準備金含む)
所在地 :〒150-0032 東京都渋谷区鶯谷町2-7 エクセルビル4階
事業内容:インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革
URL:http://corp.schoo.jp/(コーポレートサイト)・https://schoo.jp/ (個人向けサイト)・https://schoo.jp/biz(法人向けサイト)・https://pencil.schoo.jp/(オウンドメディア)・https://schoo.jp/dx(高等教育機関向けサイト)
採用サイト:https://www.wantedly.com/companies/Schoo
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