史上初のハイブリッド開催を行う「早稲田祭2021」開催の裏側
例年の来場者数は約20万人という、日本最大規模を誇る早稲田祭。昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、史上初のオンライン開催となりました。今年はキャンパスでの開催が一部復活し、現地開催(事前予約制)とオンライン配信を併用したハイブリッド形式にて、11月6日(土)、7日 (日)に開催いたします。(※感染状況に応じて開催形式を変更する場合がございます。)
今回は、約600人の運営スタッフを率いる早稲田祭2021運営スタッフ 代表の小野寺佑月が早稲田祭2021の舞台裏を語ります。
オンライン形式では、YouTube Liveを用いた各企画の生配信に加え、事前収録動画や公式サイト内の各企画ページを活用した企画などもご覧いただけます。メインチャンネルと運営スタッフチャンネルにて配信を行います。メインチャンネルでは、Opening FestivalやEnding Festivalなど、運営スタッフが厳選した企画を配信します。運営スタッフチャンネルでは、運営スタッフが立案した様々な企画を配信します。是非ご覧ください。
早稲田祭2021開催決定! ~代表・小野寺佑月の想い~
私は1年生の時から運営スタッフとして早稲田祭に関わってきました。早稲田祭2019でははじめて運営スタッフの目線から来場者と活気に溢れる様子を目にし、「自分の思い描く早稲田祭はこれだ」と胸を躍らせました。しかし、運営の中心となって活動する2年生での早稲田祭2020はオンライン開催を余儀なくされました。担当していた企画が変更となったうえに、キャンパスには人がほとんどいなかったため学園祭の盛り上がりを肌で感じることができず、完全燃焼とまではいきませんでした。オフラインとオンライン、どちらの早稲田祭も経験してきたからこそ、今年の早稲田祭は「早稲田祭の魅力が最大化する人を入れての”祭”を追求したい。最前線で踏ん張って完全燃焼したい。」と思っていました。そして何よりも、早稲田祭の良さは当日の盛り上がりはもちろんのこと、運営スタッフや参加団体・参加者が頑張る過程、さらにそれらが当日の2日間に詰め込まれているということが純粋に素晴らしいなと感じており、頑張る人の後押しをしたいという気持ちがありました。参加団体や参加者が楽しみにしている発表舞台である早稲田祭を、多くの団体がすべて集まった時に生まれる早稲田祭ならではの”カオス”を、その目で見届けるべく、今も奮闘しています。
早稲田祭2020~完全オンライン開催で感じたギャップ~
昨年の早稲田祭は史上初の完全オンラインでの開催となりました。オンライン開催を発表した当初は、「こんな時に学園祭なんて。」「どうやってオンラインでやるの?」といった反対や疑念の声も上がりました。また、運営スタッフとしてもオンライン形式での開催は初の試みで、ゼロからのスタート。無事に早稲田祭を開催できるのかという不安を抱えた運営スタッフも多くいました。
しかし結果としては、2日間で総再生回数は約35万回、同時視聴者数は最大7000人を記録しました。単純な比較はできないものの、総再生回数約35万回という数字は早稲田祭2019の来場者数である約20万人よりも多かったため、より多くの人に早稲田祭を届けることができたという点では成功に終わりました。一方で、観客あってのパフォーマンスや学園祭そのものの空気感や熱気を肌で感じることはできず、思い描いていた”祭”とのギャップを感じずにはいられなかったという運営スタッフも多かったんです。
史上初のハイブリッド開催へ~決断に込められた想い~
そもそも学園祭は学生たちの熱意で作り上げられるものだと考えています。学生たちの「頑張りたい」「楽しみたい」という気持ちがあってこそ成立します。その中心には、「来場者を入れての”祭”を追求したい」という、私をはじめとする多くの運営スタッフの並々ならぬ想いがありました。参加団体・参加者のボルテージの高揚や空気感は観客の方がいてこそのものであり、早稲田祭に欠かせない要素だと思っています。
(※この写真は2019年に撮影したものです)
しかし、コロナ禍での状況を踏まえると、早稲田祭2019以前のような活気にあふれた早稲田祭を開催することは出来ません。早稲田祭の開催自体が危ぶまれる中で、オフライン開催に対するサークル内での反対意見もありました。「制約が数多くある中で、どこまで”理想の早稲田祭”を取り戻せるのか」早稲田祭2021運営スタッフが発足した3月から半年以上、毎日のように大学と検討を重ねました。
そしてついに、感染症対策を万全にしてオンラインとオフラインのハイブリッド形式で開催を行うという結論に至りました。早稲田祭は、”地域一体の祭”という特徴を持ちます。地域と共に創り上げる企画の中には、早稲田の地に足を運ぶ人がいてこそ成り立つものが数多くあります。早稲田の地、地域の方々、そして早大生のつながり、ひいては早稲田そのものの活性化はオンラインのみでは難しいところがあります。運営スタッフの熱意と、検温、換気、消毒といった基本的な感染症対策に加え、人数制限や来場者の入場や退場の管理の徹底によって、オフライン形式を一部復活させる決断をすることができました。
それでも、感染症拡大の影響により、本来の決定からは変更もありました。それは、『全ての企画をオンラインで配信をすること』。つまり、キャンパスでの実施のみを予定していた企画を含めた全ての企画をオンラインで楽しんでいただけるようにしたということです。(公式サイトからチケットを入手した方は、キャンパスでもお楽しみいただけます。)これは、早稲田祭2021が完全オンライン開催となった場合を想定しての判断でした。早稲田祭当日から約2ヶ月前の変更となり、運営スタッフはもちろんのこと、参加団体・参加者の方々にも負担を強いることになりました。
それに加えて、ハイブリッド開催をするにあたっては、運営スタッフのオフラインでの経験の少なさという新たな問題が出てきました。来場者を入れた早稲田祭を経験したことがあるのは3年生のみです。また、これまでのオフライン開催での会場の整備のみならず、感染症対策のためのチケット対応・来場者の入場や退場の管理は前例がないため、試行錯誤の日々が続きます。しかしながら、今のメンバーで早稲田祭を創り上げるには各々が全力を尽くすほかありません。オフラインとオンラインどちらの経験も持つ3年生を筆頭に、昨年度のオンラインでの経験を活かして中心となって動く2年生と、フレッシュな風を吹かせて新たな戦力となる1年生が共に力を合わせ、ハイブリッド開催へ向けて準備を進めています。
代表が考える「早稲田祭」とは
早稲田祭とは、すべての早大生に開かれている文化発表の場であり、早大生、地域、様々なつながりを感じることが出来る場であると考えています。外部にも開かれているからこそ、早稲田祭の存在そのものの貴重さや早稲田の混沌、カオスな魅力を伝えられる場所になっているんです。そのようなカオスを早稲田祭が生み出せる理由は、早大生の底力や根本にあります。それぞれが自分の興味・関心があることに夢中になっている全力さや熱量がサークルの大きさに関係なく存在します。そのことが早稲田祭を早稲田祭たらしめている要因なのかもしれません。私はそのような早稲田祭を、コロナ禍の厳しい状況下でも関わってくださる方々と共に創り上げたいと考えています。このストーリーをご覧になった「あなた」にも早稲田祭2021が届けば、これ以上嬉しいことはありません。
早稲田祭2021開催に向けて
早稲田祭2021運営スタッフは、直前で完全オンライン開催に変更になるリスクを抱えながらも、来場者をキャンパスに入れることを1つの目標として活動してきました。ハイブリッド形式でしか味わえない熱量や空気感を味わっていただくべく、早稲田祭における感染症対策を徹底できるよう準備を進めています。
また、オンライン形式は、YouTube Liveを利用した企画の生配信を中心に、事前に収録した動画や公式サイト内の各企画ページを活用した企画などもオンラインでお楽しみいただけるよう準備を進めております。動画の画質向上やサイトへのアクセスのしやすさなど技術面でも工夫しながら、昨年以上の視聴者数を目指しています。早稲田祭2021、ぜひご期待ください!!
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〈早稲田祭2021概要〉
【名称】早稲田祭2021
【主催】早稲田祭2021運営スタッフ
【日時】11月6日(土)、7日 (日)
【開催場所・プラットフォーム】
早稲田大学 早稲田キャンパス、戸山キャンパス
早稲田祭2021公式サイト(http://www.wasedasai.net/ )
【公式Twitter】@wasedasai
【公式Facebook】http://www.facebook.com/wasedasai
【公式Instagram】@wasedasai
【公式YouTubeチャンネル】http://www.youtube.com/user/WasedasaiOfficial/about
【公式TikTok】@wasedasai
【公式マスコットキャラクター「わせだサイくん」公式Twitter】@wasedasai_kun
【お問い合わせ先】
主催:早稲田祭2021運営スタッフ
E-mail:media@wasedasai.net
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