ノートを買う時代の終わり。表紙と中身を選んで作るマイノート、古塔つみさんのイラストで作ってみた。

ノート、使ってますか？

そのノート、あなたのニーズを100%満たしてくれますか？

「そんなん無理でしょ。」と思ったあなた、そうあなた！

オーダーメイドで作ればいいんじゃないですか？

好きな表紙、罫線、紙質、サイズ、ページ数。

それと最初のページにはToDoリストを追加して…

でもそれって、いったいおいくらかかるんでしょうか？

ん～、大体200円ぐらい+表紙の価格って感じですね。

もちろん50冊とかじゃなくて、1冊でいいです。

そう、誰かじゃなくて"あなた"が作ればいいんです。

しかも簡単、高クオリティー、コスパも上々。

好きなクリエイターさんの描いたお気に入りの表紙と、用途に合わせた中身を選んで。

今回は人気イラストレーター古塔つみさんのイラストで、実際にノートを作ってみたよってお話です。

古塔つみ　イラスト730

1.既製品のノートを買うというナンセンス(死語？)

○○のノートがない！

とかで探し回ったことありませんか？

で、やっと見つけたと思ったら結構高かったりして。

でもコピー用紙ならどこでも売ってるでしょ？

それで作ればいいんです。

あ、さっきノートを作るとかいいましたけど、普通のノートは作れません。

いや大変なんで。

簡単に作れるのは「ルーズリーフノート」とか「リングノート」ってやつです。

ちなみに大学生の場合、普通のノート派は28%、残り72％がルーズリーフ派のようです。

ルーズリーフのメリットはそのカスタマイズ性ですね。

そのカスタマイズ性が売りのルーズリーフを、更にカスタマイズしよーってんですから、それはもはやパーソナライズの域です。

A4無地のルーズリーフ用紙の場合、Amazonで調べたら一番安いやつで2,057円/500枚でした。

片やA4のコピー用紙は627円/500円。

穴を開けると1.254円/枚⇒4.114円/枚。500枚で差額1,430円。

こんな商売がしたかった…。

つまりは「穴」を開ければいいんです。

罫線が必要なら「印刷」すればいいんです。

では穴を開けるコストと印刷コストってどれぐらいでしょうか？

まずは「穴」を開けるコストですが、ルーズリーフ用のパンチングマシーンってのがあって、Amazonで2,382円でした。

CARLのルーズリーフパンチってやつです。

これ1つでA4,B5,A5,B6に対応可能な紙(神)ツール。

つまり「穴」を開けるコストは、たったこれだけの初期投資のみ。

ルーズリーフとコピー用紙の差額を考えると、元を取るのは赤子の手を捻るより容易いです。

後はルーズリング(Amazonで3本/237円～)が必要なのと、本物のルーズリーフの角は面取りされているので、かどまるみたいなのがあると、より良いんじゃないかと思います。

次に「印刷」のコスト、これは結構ピンキリですが、どうやら一番はコスパが高いプリンターはCanonの大容量タンク搭載のモデルで、モノクロ印刷コストはたった0.3円です。

で、この0.3円てのは右上の書類を印刷した場合のコストなので、罫線なんてほとんどインク使いませんから、大体この1/3～1/4かなーって感じです。

仮に1/3とすると1枚0.1円、両面印刷しても0.2円、500枚で100円、ルーズリーフを片面しか使わない人は50円です。

まーこれは一番安いプリンターの場合なので、他のプリンターだと差が出てくると思いますが、要は写真印刷とかと比べて、ルーズリーフ用紙の印刷に大してコストはかかんないってことです。

ちなみに表紙(仮にA4サイズとした場合)の印刷コストどのぐらいかといいますと、上記のCanonのプリンターでは開示されていなかったのですが、EPSONの大容量タンク搭載のモデルでL判フチなしが5.9円なので、表面積がL版の約5.5倍のA4の場合約32.5円～という感じです。

やはりプリンターによって差は出てきますし、イラストの場合は写真と違って作品に余白がある場合、印刷コストはもっと安くなると思います。

それと、オリジナルノートを作る真のメリットはコストパフォーマンスではなく、いろんな意味で"人とは違うノートが欲しい"というニーズを満たせる点にあります。

使用する紙にだって、とことん拘って作ってもいいのです。

2.左利き用や、落書き用、もっとおもしろいノートがあっていい

例えば左綴じのルーズリーフを左利きの人が使った場合、書き始めからリングがめちゃくちゃ邪魔です。

まあ大体のノートは両面なので裏から書き始めるって方法もありますが、何で裏から書いてんのって周りから思われたり、表紙のイラストが気に入って買ったノートなのに、バーコードばっかり見るのは辛いです。

右綴じや上綴じのノートがあったらいいなーって思いません？

でも、ないです。

そう、だったら”作ればいい”んです。

6月にサービスを開始したばかりの、「印刷可能なすべての作品のプラットフォーム NijiGEN Portal」のフォーマットで作ってみました。

表紙はミュシャとベルヌーイのパブリックドメインです。

左のはルーズリングを切ってあって(ハサミで簡単に切れます)、右のは面取りしてあります。

中身はこんな感じ。

ベルヌーイは無地、ミュシャは聖徳太子w

ちなみにこの聖徳太子は聖徳太子だけじゃなくて、ザビエルとか信長とかの肖像画を50人分ただルーズリーフの端っこに載せた、「教科書に出てくるピープル　～日本史編～」ってシリーズの左綴じ用です。

よく見ていただくと、普通ルーズリーフの右上にあるなんかちょこちょこって書くやつも、左に移動しているのがおわかりいただけたでしょうか？

それとこの肖像画、落書きの為にあるわけでは決してないので、絶対に落書きなんてしてはいけません！

約束ですよ！

まだ日本編しか作ってませんが、ご好評なら世界編も作ります。

3.ノートの作り方はこんな感じ

①表紙データ(ポスター・ルーズリーフ表紙)を購入してを印刷

②中身(ルーズリーフ用紙)を印刷

③パンチング

④ルーズリングを留めたら完成！(簡単です)

めっちゃイイ！

商品化されないかなー(されてますよー)。

因みに購入したイラストデータは1週間ぐらいは有効なので、その間にポスターとかノートとかいっぱい作っちゃってください！

まずは試しにって方には、ミュシャとかベルヌーイのパブリックドメインのデータを無料でご用意しております。

無料のルーズリーフ用紙の中からお好きなものを選んで、自分で1冊作ってみてください。

ちなみに中身は四コマ枠付きのルーズリーフ用紙を選んでみました。

これで歴史の出来事なんかを四コマにして覚えれば、成績UP間違いなし！

他にもこんなルーズリーフ用紙を用意してます。

①罫線上の文学　「人間失格」太宰治

人の話を聞かずに読書しようなんて、あなたは人間失格です。

4ptの文字列は老眼でなければギリギリ読めます。

②フレーザー錯視　飾り罫線

錯視で罫線がまっすぐに見えないので使いにくいのですが、ひし形の図形は平行に並んでいるため、ギリギリ飾り罫線として機能します。

③きらめき格子　5mm方眼

錯視で黒い点が視界にチラチラしますが、カラーをグレイにしてあるため錯視効果が抑えられ、ギリギリ方眼紙として機能します。

どうです？作ってみたくなってきました？

ではなぜ、こんな簡単でメリットだらけのノート作成を、現生人類は今まで行ってこなかったのか？

この人類史上最大の謎をカレーに例えながら、一緒に解き明かしていきましょう。

4.なぜカレーライスは日本人の国民食となり得たのか？

カレーは実は非常に繊細なバランスで完成されており、特にスパイスの調合は、素人が手を出すと命に関わる魔の領域です。

にもかかわらず、なぜカレーはなぜ国民食となり得たのか？

それは、カレールーが開発されたからです。

カレールーというフォーマットにより、人類はスパイス沼から這い上がることが出来、やがて直立歩行を始めました。

つまり、オリジナルノートの作成にはその面倒さを取り払う、カレールーのようなフォーマットが必要だったのです。

これまでは気に入ったイラストをノートの表紙に使おうと思っても、まずそれをダウンロードするなどして、印刷出来る解像度かどうか確かめなければなりませんでした。

そして、それはとてもSNSに上げられるような真っ当な行為ではありませんでした。

罫線のデータにしても、いろいろなサイトに様々なデータがあり、探すのが面倒でした。

もし1つのサイト内で、後ろめたい行為を伴わず、オリジナルノートを作成するための全てのデータが手に入るとしたら、それがカレールーに相当するのではないでしょうか？

そう、すべての印刷可能な作品のプラットフォームNijiGEN Portalは、カレールーを目指します！

5.既存サービスとの決定的な違い

では、今までこんな感じのサービスはなかったのでしょうか？

あったっちゃーあった、なかったっちゃーなかったのです。

それは「オリジナルノート」を作成する主体が、クリエイター側またはサービス提供事業者側にあるか、消費者側にあるかの違いです。

海外のサービス(日本には配送不可)で、事業者が提供するノートの固定フォーマットに、クリエイターが表紙データと価格を設定して販売、消費者がそれを選んで購入出来るサービスがあったので、それとNijiGEN Portalのサービスを比較してみます。

以下をご覧ください。

両サービスでクリエイターが得られる利益を同額に設定した場合、合計価格では倍以上の価格差が生じています。

逆にに合計価格を同一に設定した場合、海外既存サービス:1,996円(クリエーター収益0円)、NijiGEN Portal:1,996円(クリエーター収益1,347円)となります。

※NijiGEN Portalは作品データの販売価格の75%をクリエイターに還元しています。

詳しくはプレスリリースをご確認ください。

また自分の作品がもしノートになったら～というイメージのために、下記のPNGデータ(表紙が透明)をご自身の作品に重ねてイメージしてみてください。

どうです？作ってみたくなっちゃいました？

クリエイターの皆様、NijiGEN Portalでは"イラストデータを安全に販売出来る仕組み"をご用意して作品登録をお待ちしています。

また、NijiGEN Portalでは表紙のイラストだけじゃなくてルーズリーフ用紙のデータも販売可能です！

例えば四コマ漫画を描いているクリエイターの皆様、罫線データに四コマ作品をくっつけて(運営側でくっつけますよー)ルーズリーフとして作品しませんか？

ノートと四コマは相性がいいのと思うですが、どうでしょう？

「教科書に出てくるピープル　～日本史編～」みたいな感じでイラストをくっ付けて(運営側でくっつけますよー)もおもしろいと思います。

とにかくNijiGEN Portalは印刷可能な作品なら、カードゲームでも同人誌でも絵本でも、何でもお取り扱いいたします！

詳しくはNijiGEN Portalのサークル登録ガイドをご確認ください。

ご不明な点は、下記のメールアドレスまたは公式TwitterのDMにてお気軽にお問い合わせください。

作品登録、サービスのご利用をお待ちしております！

また弊社のその他のストーリーも、下記にリンクを張りましたので、ご興味がございましたら、是非ご覧になってください。

・「イラスト」のデータは"安全に"販売可能か？注文→即印刷！好きな「イラスト」を"今すぐ"飾りたい！

・「同人誌」は買い手側が印刷すればWin-Win？海外での需要は？「売り切れ」や「在庫リスク」はなくなる？

・漫画は「児童ポルノ」なのか？誰かの"普通"が創作を侵食する。子どもたちを性的搾取から救う方法は？

・漫画村は閉鎖されても、なぜ「同人誌」は違法アップロードされ続けるのか？その被害額は？改善方法は？

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