【社長対談】製造業のDXを「止めない」!スマートファクトリーアプリケーション×無停止型エッジコンピューティングが製造ラインを守る
アイキューブデジタル、日本ストラタステクノロジーと提携し、無停止型エッジPC搭載の電子手順書「Y's-SF WorkNaviEdge」を提供開始します
製造業のDX・スマートファクトリー化を支援する株式会社アイキューブデジタル(本社:福岡県北九州市、代表取締役:竹原正治、以下アイキューブデジタル)は、シンプル・堅牢・自律的なエッジコンピューティングのリーディングプロバイダーである米ストラタステクノロジー (本社:米国マサチューセッツ州メイナード、社長兼CEO:ディビッド・C・ロレーロ、以下ストラタステクノロジー)の日本法人である、日本ストラタステクノロジー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松本芳武、以下日本ストラタステクノロジー)と協業し、無停止型エッジコンピューティングと組み合わせた電子手順書「Y’s-SF WorkNaviEdge(ワイズ・エスエフ・ワークナビエッジ)」を2022年9月16日より提供開始いたします。
協業にあたって両社社長の特別対談を実施しました。協業の背景やシナジー効果、市場への貢献について語っていただきました。
社長対談:製造業のDXを「止めない」!スマートファクトリーアプリケーション×無停止型エッジコンピューティングが製造ラインを守る
―― 今回の協業に至った背景について教えていただけますか
竹原 工場は今まで人の力(レジリエンス)によって、スムーズに製造が進む仕組みを作ってきたのですけれども、その部分をデータ活用しながら自動化・効率化していく仕組みを入れていくと、どうしてもITのシステムがきちんと動くことが前提になってきます。そうするとシステムが何らかのトラブルを起こして止まってしまうと工場のラインが完全にストップしてしまいます。ITが入っていない時代は人の手でどうにかやっていくんですが、効率化することによって逆にシステムが止まっては困るものになってきた、この点は非常に重要な顧客ニーズになっていると私どもは捉えています。
これまではサーバー、ソフトウェアが動くハードウェアの中で冗長化をしたり二重化をして手を打つということをやってきた訳ですが、冗長化をするにはコスト・手間がかかる、それから仕組みが複雑になればなるほど、立ち上げの時間もかかるということで苦労してきたところです。
その中で効率よく手間をあまりかけず運用できるハードウェア製品、私たちのソフトウェアやパッケージをのせて運用できる製品がないかと探していたところ、金融系をはじめとするさまざまな分野で採用されているストラタステクノロジー社の製品で、産業向け・製造業向けとして新しいものが出たということで、是非活用させていただこうとなり、お声がけさせていただいたという背景でございます。
松本 まさしく竹原社長が言っておられるようになるべく手間がかからなくて、後の運用が楽なもの、simple・簡単であってprotected・保護されていてダウンしない、それからautonomous自律的に動くようなそんなインフラがあるといいんじゃないかということで、開発したシステムが「ztC™ Edge」というプロダクトラインでございます。
各種ソフトウェアを提供されているベンダーさんとアライアンスを組んでそれで最適な組合わせにして市場にお届けしたいとこんな考え方をしていたところ、今回アイキューブデジタル様からお声がけいただいたということで、ずっと社内で検討していたことと非常に近い領域だなという風に思いまして、是非ご一緒させていただいてビジネスプロモーションしながら最終的にはお客様にお役立てていただきたいと、そんな想いにいたった訳です。
―― 今回の協業においてどのようなシナジー効果がうまれるとお考えでしょうか。
松本 ストラタスは今業界の中でも各社が取り組んでいる、デジタルトランスフォーメーションに対して是非役割を果たしたいなという風に思っております。また、そのことが日本の製造業様をはじめとする各企業がこれから成長していくことに大きなキーポイントになると思っています。
安定稼働や運用工数の低減というインフラ領域で貢献するのはもちろんですが、Y’s-SFのようなアプリケーションとしてお客様に有効な課題解決の施策を提供するというようなことと合わさって初めてお客様が価値を感じていただけるものという風に思います。
竹原 今回御社のサーバーをアプライアンスサーバーという形で組み合わせていただいてこれを商品化することでお客様はこの箱を入れるとこういうことが出来るんだということが明確にイメージとして湧きやすいということで提案がすごくやり易くなりました。
また我々はお客様と要件定義をして設計をして進めていくのですが、冗長化に必要な設計は複雑でたくさんの人を介することになります。それによって想定しないリスクも生じます。これがストラタステクノロジー様の「ztC™ Edge」ならば、冗長化の機能が検証された製品ですので、私たちとしては非常に導入をおすすめし易いというのも魅力的です。協業によるアプライアンスサーバーという売り方を中心に据えてこれをベースに「お客様がプラスしたいことは何ですか?」という話をスタートするというような形で進めていければ非常に協業の意味が大きいと考えております。
松本 まさしくそこのところは強調したいポイントで我々のサーバー製品で先ほど申し上げたように、なるべく簡単に導入が出来て、保護されていてダウンタイムを最小化して、それから自律的に稼働を援助するというような機能が検証されていて、お客様がすぐにそれを導入して効果を発揮出来るような形になる、つまりアプライアンスサーバーのような形で導入が出来るのは大変有効なことかなという風に思っております。
―― 今回の協業における第一弾の製品「Y's-SF WorkNaviEdge」についてお聞かせください。
竹原 今回、一番最初にアプライアンスサーバーとして出すのがY's-SF WorkNaviEdgeというものです。これは日本語で言うと電子手順書という言葉で表現しているのですが、どんなに自動化を進めても人の手を使ってやる方が良い部分というのがどうしても残ってくる、その時にシステム上で色々な「次はこういう作業をするんだ」ということ指示を出して、それがベテランでも新人でも同じレベルの作業をしてその作業員が実施した作業が記録されデータとして残っていくという仕組みなんです。
電子手順書のアプライアンスサーバー化をスタートとして、MES(製造実行管理システム)、設備監視など、お客様にご好評いただいているパッケージを順次アプライアンスサーバーの形で広げていく予定です。立ち上げの期間がぐっと短縮できるということで、お客様をお待たせせず提供していけるようになるかなと思っております。
■製品関連リンク
作業実績がとれる電子手順書 Y’s-SF WorkNaviEdge
https://solution.i3-digital.com/ys-sf/ys-sf-worknaviedge/
Stratus ztC™ Edge
https://www.stratus.com/jp/solutions/platforms/ztc-edge/
■アイキューブデジタルについて
2020年株式会社安川電機と株式会社YE DIGITALの合弁会社として設立された、安川電機のグループ企業です。安川電機が保有するACサーボ、インバータ、ロボットといった競争力のあるメカトロニクス製品やその自動化技術と、YE DIGITALが持つIoT/AI製品や技術ノウハウを融合し、両社の強みを活用した、包括的なソリューションを提供しております。製造業へのシステム導入ノウハウを強みに、工場設備のIoT化とAI分析を活用し、工場自動化・最適化を支援する「デジタルシステムインテグレ―ター」として製造現場におけるDX推進、製造業の未来へのイノベーションを創出するお手伝いをしております。
■ストラタステクノロジーについて
1980年創業以来、「ストラタス」ブランドで40年以上高信頼性コンピューターのトップベンダーとしてビジネスをグローバルに展開し、世界中のお客様に対して、人命、資産、そして収益を保護してきました。
現在、リスクや不確実性を最小限に抑え、ビジネスの成果を最大限に高めるために、多くの企業で業務のデジタルトランスフォーメーションが進められています。ストラタステクノロジーは、そのような変革を推進するビジネスリーダーのために、導入と保守が容易で、システムの停止やセキュリティーの脅威から保護された自律的な「ゼロタッチ・エッジコンピューティング プラットフォーム」を提供し、ビジネスクリティカルなアプリケーションの継続的な可用性を保証しています。Fortune500のグローバル企業をはじめとした、世界各国の幅広い業界、規模のお客様に対し、エッジ、クラウド、およびデータセンターで稼働するアプリケーションに安全に情報を送信し、データを実用的なインテリジェンスへと変化させ、稼働時間と効率を向上させる支援を継続的に行ってまいります。
※Stratus、Stratusロゴ、ztC Edgeは、Stratus Technologies Bernuda Ltd.の登録商標または商標です。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
<お問い合わせ先>
株式会社アイキューブデジタル 広報担当
TEL: 093-522-5050
E-mail: inqury@i3-digital.com
URL: https://www.i3-digital.com/
日本ストラタステクノロジー株式会社 マーケティング部
TEL: 03-3234-5562、FAX: 03-3234-6733
E-mail: marketing.jpn@stratus.com
URL: https://www.stratus.com/jp/
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