受賞4店の飲食店プレスリリースに込められた思いとは?「食べ物語AWARDS&試食会 2022夏」受賞コメントで語られた物語
PR TIMESは2022年6月6日、飲食店自らの情報発信を表彰し支援する「食べ物語AWARDS&試食会 2022夏」を東京都内で開催しました。受賞した飲食店のプレスリリースにはどんな思いが込められていたのでしょうか。今回表彰された4店舗の受賞コメントを、当日の配信ではお伝えしきれなかった試食会の模様や参加メディアの声とともにご紹介します。
(メディア向け合同試食会の様子)
飲食店の情報発信を支援する「食べ物語」プロジェクトの一環として始まった「食べ物語AWARDS&試食会」。飲食店が発信したPR TIMESプレスリリース・PR TIMES STORY・PR TIMES TVの中からエントリーいただき、厳正な審査を経て部門賞を表彰、さらに入賞店舗のメニューを実際にメディア関係者に食べていただく合同試食会を同時に開催するイベントです。今年2月に初開催し、今回は内容をアップデートして第2回の開催となりました。
食べ物語AWARDS 受賞店の声
今回は、4つの部門賞において各1店舗が選出されました。授賞式では、審査員から部門賞の発表と受賞プレスリリースの講評が行なわれ、各店の広報担当者とシェフおよび開発担当者へ賞状が授与されました。そして、それぞれの受賞店が喜びの声を語りました。
▼受賞結果の詳細はこちら
◆噛みしめたい文学センス賞◆
carbon brews tokyo(carbon brews japan 株式会社)
<コメント>広報 マックウィリアムス亜沙さん
「このような賞を受賞できましたのも、商品の魅力と、香港の創業チームが大切にしているブランドのコンセプトやストーリーがあってこそだと思います。
今回は香港のビールブランドを日本にローンチするということで、英語で作られたコンセプトやストーリーを日本の皆さまに共感していただくために、言葉をしっかりと選び、また作り手の思いを純度をそのまま伝えられるように、英語と日本語を行ったり来たりしながらこのリリースに落とし込んできました。
商品の良さをPRしていくことはとても大切なことだと思うんですけれども、香港の風景や文化の背景も一緒に想像していただきながら、お店に行ってみたい、新しいメニューを食べてみたいと思っていただけるような、熱のこもった文章を書けるようにと。また商品の裏側にある作り手の思いも一緒にPRしていけるように、これからもPR活動を行っていきたいと思います。本日はありがとうございました。」
▼受賞プレスリリース
◆シェフ(書き手)の熱い想いを味わえる賞◆
マロリーポークステーキ(株式会社57)
<コメント>代表取締役社長 今野健二さん
「この度はこのような立派な賞をありがとうございます。この料理を開発する中で、コロナ禍で居酒屋をやっているんですけど、お酒を出せなくなったタイミングでどうしようかという部分からスタートして。豚を本当に色々食べまくって、たぶん10キロ近く太りました(笑)。このお腹にたまった分だけ美味しくできたのかなと思っているので、ぜひお店に食べに来てください。よろしくお願いします。ありがとうございました。」
▼受賞プレスリリース
◆人に伝えたくなるおいしい話賞◆
名代とんかつ かつくら(株式会社フクナガ)
<コメント>デザイン企画部 西垣佑一さん
「今回のプレスリリース、断捨離の(お手本)という表現でお褒めいただきましてありがとうございます。とんかつ専門店ではあるんですが、お客様からお味噌汁がおいしいという評判をよくいただいておりまして、今回フェアとして8種類の特別なお味噌汁をアピールするというところで、かなり振り切ったリリースを書かせていただきました。
特に今後も大事にしたいなと思うのは、食材の生産者の方であったり、お味噌であればお味噌を作られている関連企業の方、それを取引しているバイヤーの方、そして料理人がいて、料理を作ってホールスタッフがお客様に提供するという、それぞれの思いをすべて汲んだようなリリースを一人でも多くの方に伝えていければ嬉しいなと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。」
▼受賞プレスリリース
◆目にもおいしい読みごたえ賞◆
アオアヲ ナルト リゾート(株式会社H.P.D.コーポレーション)
<コメント>セールスマネージャー 住友雅章さん
「阿波踊りの本場・徳島県から参りましたリゾートホテル、アオアヲ ナルト リゾートと申します。コロナ禍におきまして、私たち外食産業、それから旅行業が非常に落ち込みが激しかった中、なんとかこれを打開したいということで、私たちのご当地・鳴門の縁起のいい食材を使って新しい宿泊プラン・料理を打ち出し、なんとか皆様のモチベーションを回復したいと考えて今回のプランを出させていただきました。特にタイトルや画像、お褒めにあずかりました色彩等、そして鳴門の地域性を前面に出して訴求させていただきました。
実はこの鳴門、羽田から飛行機で60分、そこから車で30分、90分で参りますので、ぜひご当地の味を味わいにお越しいただければと思います。本日はまことにありがとうございました。」
▼受賞プレスリリース
齋藤先生と笠原シェフが実食
そして今回の試食会テーマは「夏の新メニュー」。各店がこの夏に提供開始する新メニューをこのイベントで解禁し、メディア関係者にいち早く味わっていただける場としました。そのメディア向け合同試食会に先立ち、各店のシェフから新メニュー発表とこだわり内容を伺いながら、プロジェクトアンバサダーの齋藤孝先生と審査員の笠原将弘シェフにお召し上がりいただきました。
アオアヲ ナルト リゾート 夏の新メニュー
「徳島県産アワビの冷製 酒蒸し仕立て 鳴門「福寿醤油」を使った肝醤油掛け」
4時間蒸し煮にすることで柔らかく仕上げたアワビ。齋藤先生は、噛み応えと柔らかさ両方を求める「矛盾した食材」だとアワビの難しさを指摘したうえで、「矛盾を乗り越えた感がある」とこの料理を評価しました。
日本料理の職人としてアワビの酒蒸しをよく作るという笠原シェフは、柔らかさと歯ごたえの加減は料理人の勘が大事だと説明し、「今日もベストですね。最高です」と絶賛。「この肝のソースだけで1合は飲める」と、こだわりの肝醤油にも舌鼓を打っていました。
▼新メニューの詳細プレスリリース
名代とんかつ かつくら 夏の新メニュー
「鱧かつと金華豚ヒレかつ」
ふんわりサクサクの鱧かつに特製の梅肉ソースを添えた夏の新作。齋藤先生は口に入れた瞬間「夏の京都」を感じると表現し、「鱧はあまり食べる機会がないが、梅肉ソースとこんなに合うとは驚きのおいしさ」と話しました。
笠原シェフも「まわりがカリッとしていることで鱧の身のふっくら感が強調されて、これはいいなぁと思いますね」「さっそく私の店でも来月やりたい」と冗談を交えるほど気に入った様子でした。
▼新メニューの詳細プレスリリース
マロリーポークステーキ 夏の新メニュー
「黒トリュフバターステーキ」
高さのある塊肉に、黒トリュフの香りを移した濃厚なバターをかけた1品。
前段の授賞式で「ギャートルズのマンモス肉のように、塊肉には男のロマンを感じる」と講評した笠原シェフは、「まさに食べたかった」「これだけ分厚くてこのジューシーさ、びっくりしますね」と興奮気味。
齋藤先生も黒トリュフの香りに「高級なギャートルズの味」とご満悦の様子でした。
▼新メニューの詳細プレスリリース
carbon brews tokyo 夏の新メニュー
「マンゴープリン サワーパンチジュレ添え」
濃厚なマンゴープリンに、お店の人気ビール「サワーパンチ」のジュレを添えた夏らしい新メニュー。齋藤先生は「(マンゴ―プリン、ココナッツミルク、ビールジュレの)3つの味のバランスがすごく良くて大人のデザート。ビールの苦みが残っているのがいい」と笑顔。
笠原シェフは「ビールをデザートにするというのは今までなかなか無かった」と発想を評価し、「炭酸飲料をゼラチンで固めるのはかなり技術がいる」と開発の努力をねぎらいました。
▼新メニューの詳細プレスリリース
メディアと飲食店の交流が実現
そもそもこの「食べ物語AWARDS&試食会」は、飲食店がメディアに直接想いと味を伝えられる場をつくり、「積極的な発信をきっかけにメディアに興味を持ってもらえた」ひいては「掲載につながった」というケースを生むことで、飲食店に自ら情報発信することのメリットを体感していただきたいという目的で始まりました。しかし今年2月の初開催時は、東京都で「まん延防止等重点措置」の適用が延長されていた時期。メディアの方々にはテイクアウトでお持ち帰りいただく形を取らざるを得ず、私たちが目指していたような飲食店とメディアとの交流を生むことができませんでした。
そしてついに今回、国や都の制限なく、メディア向け合同試食会の開催が満を持して実現しました。さらに今回は、各店舗がまだ世に出していない夏の新メニューを持ち寄り、この場で初解禁するという試みも実施。
飲食業界紙から女性誌、グルメ系やお出かけ系のwebメディアまで、総勢20名のメディア関係者が参加しました。
4店舗のブースを自由にまわっていただく立食形式で、料理の感想を起点に会話や交流が自然発生する様子は、まさに私たちがこのイベントで実現したかった光景でした。メディアの皆さまからも「フランクに取材ができた」「アットホームな雰囲気で話しやすかった」というお声を多くいただきました。
その他参加メディアの声(一部)
・受賞したメニューをいただくのではなく、その店が次に出すものを知れる&試食までできる!というのが新しく、画期的だと思った
・新規性のある複数店舗の情報が1度に得られるのでネタとして扱いやすい
・コロナ禍で苦戦するビール業界でオープンした店舗のリアルな、最近の動向が直接伺えてよかった
また、受賞店の方々からも「自分自身携わっていて感じるが、飲食店はまだまだPRに力を入れているところが少ない。でも今日参加して改めて大切だと感じたし、絶対にやるべきだと知ってほしい」、「笠原シェフもおっしゃっていたように、僕ら料理人は普段料理と向き合っているので情報発信についてあまり考えたことがなかった。他のお店とも会話して勉強になった」という感想を頂戴しました。
合同試食会は1時間ほど続き、大盛況のうちに幕を閉じました。
過去受賞店が登壇する、飲食店向けPRセミナー開催決定
食べ物語プロジェクトでは、「PRについてアドバイスが欲しい」「プレスリリースの書き方が分からない」という全国の飲食店および協力企業(キリンビール株式会社、サントリー酒類株式会社)に参加いただける、飲食店向け広報PRの勉強会を毎月実施しています。
今回は特別回として、「食べ物語AWARDS&試食会 2022春」の初代受賞店である、コロナ禍で活躍する次世代型飲食業態キッチンカー「Mr.HALAL」様をゲストにお迎えし、いま飲食店に必要な情報発信についてお話します。
飲食店様向けPRセミナー「ニュースを生み出すプレスリリース勉強会」
~人気キッチンカー「Mr.HALAL」様に聞く、飲食業界の最新情報発信事情!~
◆開催日時 6月27日(月) 15時~16時
◆実施形式 オンライン
◆申込方法 https://tayori.com/q/tabemonogatariseminar/
◆参加条件 飲食店従事者の方であればどなたでもご参加いただけます。
◆概要
○トピックス
1.デジタル時代に求められる情報発信の重要性
2.飲食店の情報を届けるための広報・PRとは
3.基礎からわかるプレスリリース
4.質疑応答
○「Mr.HALAL」様 トークテーマ
・SNSや広告以外での情報発信方法について
・飲食店でのプレスリリース活用方法
・メディア取材を受けるための活動
・PRと集客について など
※内容は現在の予定であり適宜変更することがございます。
※セミナーの途中でもご不明な点等あれば、Q&Aより随時ご質問くださいませ。
「食べ物語AWARDS&試食会」について
「食べ物語」プロジェクトは、飲食店自らの情報発信を支えることで飲食業界を応援しようと、PR TIMES主導でキリンビール株式会社、サントリー酒類株式会社の2社の協力のもと2021年11月に発足しました。プロジェクトアンバサダーに明治大学文学部教授の齋藤孝先生をお迎えし、プレスリリースでの言葉選びや文章構成など文学的観点から、共に食の情報発信を推進いただいています。
「食べ物語」プロジェクトページ https://prtimes.jp/pj/tabemonogatari
年4回実施する「食べ物語AWARDS&試食会」は、飲食店の魅力的な情報発信を表彰し、審査員からの講評と記念品進呈のほか、入賞店舗のメニューをメディア関係者に実際に味わっていただく合同試食会を実施するものです。今回が第2回の開催となり、次回秋は9月下旬、冬は11月末頃の開催を予定しています。対象となる飲食店向けの次回エントリー受付は7月頃を予定しており、詳細が決まり次第プレスリリース発表しますので、ぜひふるってご応募ください。
【株式会社PR TIMES会社概要】
ミッション:行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ
会社名 :株式会社PR TIMES (東証プライム 証券コード:3922)
所在地 :東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ8F
設立 :2005年12月
代表取締役:山口 拓己
事業内容 :- プレスリリース配信サービス「PR TIMES」(https://prtimes.jp/)の運営
- ストーリー配信サービス「PR TIMES STORY」(https://prtimes.jp/story/)の運営
- 広報・PRの効果測定サービス「Webクリッピング」(https://webclipping.jp/)の運営
- クライアントとメディアのパートナーとして広報・PR支援の実施
- 動画PRサービス「PR TIMES TV」「PR TIMES LIVE」(https://prtimes.jp/tv)の運営
- クラウド情報整理ツール「Tayori」(https://tayori.com/)の運営
- タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」(https://www.jooto.com/)の運営
- 広報PRのナレッジを届けるメディア「PR TIMES MAGAZINE」(https://prtimes.jp/magazine/)の運営
- Webニュースメディア運営、等
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