誰でも簡単に時間の販売ができる1on1オンラインコミュニケーションツール『Cropa(クロッパ)』誕生の裏側
ビデオ接客ツール「Remotewell」の開発・提供、コミュニケーションデータの解析・活用を行うリモートウェル株式会社。同社は2022年7月にインフルエンサーやコンサルタント向けの1on1オンラインツール『Cropa(クロッパ)』をリリースしました。
Cropaは通話時間に価格を設定し、1on1のコミュニケーションを時間単位で販売できるコミュニケーションツールです。従来からSNSや動画配信サイトで行われている1対nのコミュニケーションに比べ、より深く親密な時間を過ごせるツールとしてタレントやインフルエンサー、アーティストなどから支持を集めており、SNSフォロワー100万人を超える方々も複数使用しているツールです。
新型コロナウイルスに関する規制の緩和が進む今でも、三密といわれるような密接するコミュニケーションは避けるべきとされる現状。サービス提供者と顧客のダイレクトコミュニケーションがサービスの要であった業界に対するひとつの解決策として、Cropaは大きな可能性を秘めています。
Cropaが提供する”時間売り”のサービスは、ビジネスの在り方をどのように変えていくのでしょうか。Cropaが求められる背景と1対1のオンラインコミュニケーションの可能性、Cropaが目指す情報発信の姿について、リモートウェル株式会社代表取締役社長・澤孟澄がお話しします。
タレントとファンの交流。Cropaはカラオケルームから生まれた
当社リモートウェル株式会社は「誰でも簡単にすぐ繋がる」をコンセプトとしたビデオ接客ツール「Remotewell」のサービスを提供しています。現在のRemotewellは1対1のコミュニケーションに特化したツールですが、プロトタイプとして運用をしていた一時期は1対nのコミュニケーションにも使える一般的なWebRTC(Web Real-Time Communicationの略)ツールとしての機能も有していました。
Remotewellの利用データを分析していたある日、一風変わった使い方をしているユーザーが目に留まりました。その方はローカルタレントとして活動をされており、コロナ禍により直接会うファンイベントの開催が困難となったため、ファンとのコミュニケーションの場をオンラインに求めていたそうです。その方がRemotewellを活用したのはカラオケルームの一室。オンラインで繋がったファンのリクエストに応えて歌を歌うファンミーティング配信に、Remotewellが活用されていました。歌の視聴権を購入したユーザーだけに1曲ごとに発行したURLを共有。複数のツールを組み合わせて“時間売り”のサービスを構築していたという話を聞き、私は大変驚きました。
その後も調査を進めていく中で、徐々に「特定の人の時間を購入する」という需要の大きさが明らかになっていきました。アイドルとファンが交流する握手会のような時間は、コロナの影響により実現が難しくなっています。また、弁護士や税理士といった専門家に会いにいくような機会を作るのも困難です。
そうした断絶したコミュニケーションをオンライン上で再開させるために、私たちはRemotewellを開発しました。1on1のコミュニケーションを実現するビデオ接客ツールとして高い評価をいただいている中で、次の一歩として考えたのが「よりミニマムなビジネスでの活用」です。1on1の対話がそのままビジネスとなる機能には、大きな可能性がある。その確信を時間売りの機能として落とし込んだ結果、マネタイズ機能を充実させたオンラインコミュニケーションツール「Cropa」が誕生しました。
1on1ミーティングに必要な機能を全て内包。配信者にも視聴者にも優しいコミュニケーションツール
Cropaは「オンラインであなたの時間が販売できる!」をメインコンセプトにしたオンラインコミュニケーションツールです。配信者の時間を個人が購入できる仕組みとなっており、指定された時間に対して対価を支払うことで、一対一のコミュニケーションを楽しめます。
対象者を一対一に限定し時間を限定したオンラインコミュニケーションを行う機能は、従来のRemotewellにも搭載されていました。Cropaはさらに時間を指定した決済機能、単価を別に設定できる延長機能、対価を確保できるキャンセル管理機能、LINE連携を活用した個人認証機能といった機能を拡充し、時間そのものをマネタイズするサービスに特化しています。
1on1のコミュニケーションを取るだけなら、実現するだけなら、従来のWebRTCでも実現できるでしょう。しかしツールを利用するための会員登録やアプリのインストールといった手間が生まれ、決済機能は外部に頼る必要があります。時間管理も配信者が行わなければならないなど、導入・運用にいくつもの課題が生まれます。その点Cropaはアプリ不要で発行されたURLから通話可能。時間管理や決済管理もサービス側で行えるため、配信者にも視聴者にも負担がかからないのが大きなメリットであると自負しています。
世の中には、話すことがサービスになる商業が数多く存在しています。タレントやアイドルのようなエンタメ業界だけでなく、医者や薬剤師のような医療系、弁護士や税理士のような士業、はたまたコンサルティングやコーチング、ヨガやダンスの教室など。コミュニケーションに価値がある職業すべてが、Cropaでビジネスを拡大するチャンスを秘めているのです。
自分の特技が誰かの利益に。誰もが自信を持てる世界を実現する
2022年7月にスタートしたCropaは、これまでエンタメ業界を中心に多くの配信者、ユーザーの方にご利用いただいてきました。月間視聴者は10,000人にも及び、さらに拡大する傾向が見えています。サービスの滑り出しとしては好調ですが、一方で現在はCropaというサービスを多くの人に知っていただく認知度拡大のフェーズにあると考えています。
今やオンライン配信は身近な存在となり、誰もが気軽にチャレンジできるようになりました。その一方で何千・何万という視聴者を集めなければ十分な収益を得られない仕組みでるため、ほとんどの配信者は無償で配信を続けて売るのが現状です。
Cropaは、誰もが気軽に配信をビジネスにできる可能性があるオンラインコミュニケーションツールです。得意な数学で家庭教師をしたい。街中で見たあの人にダンスを教えて欲しい。取得した資格を活かして相談を受けたい。自分の特技が誰かの利益になり、自分の収入にもなる世界は、誰もが自分に自信を持てる世界であるに違いありません。
今後Cropaは、そうした人々を繋げるプラットフォームとして進化を続けていきます。誰もが自分らしく、自分の特技で生きていける世界を実現できるよう、私たちはCropaと共に歩み続けます。
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