中小企業こそAI導入を進めるべきって本当?!経済産業省×コニカミノルタが本音で語る
昨今、あらゆる産業において、注目されている「DX(デジタルトランスフォーメーション)」。この「DX」推進を実現するために、注目されている手段が「AI 導入」ですが、何をすれば良いかわからない、となかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
そこで、中小企業の人手不足・従業員の高齢化の課題解決の手段として「AI導入」を推進している経済産業省とAIを活用した需要販売予測サービス「AIsee(アイシー)」を展開するコニカミノルタジャパン株式会社が「中小企業こそAI導入を進めるべきなのか」についてパネルディスカッションを行いました。
写真左:コニカミノルタジャパン株式会社 プラットフォームビジネス推進統括部長 岩下 将巳氏
写真右:経済産業省 商務情報政策局情報技術利用促進課 課長補佐(企画)金杉 祥平氏
パネルディスカッションの内容は動画でもご覧いただけます。
――企業活動でのAIの活用について、今どれくらい導入が進んでいるのでしょうか。
金杉氏「AI導入企業は3%未満に留まっています。まだまだ導入のポテンシャルは高いと考えています。AIは様々な場面で導入が可能で、例えば経理・人事部門での業務効率化や、小売・製造・物流・アフターサービスなど様々な場面で活用が期待されています。」
――AIの活用で生まれる効果はどのようなものがありますか。
金杉氏「利益の増加やコスト削減は代表的な効果ですね。また、単純作業がAIによって解放されることで従業員の離職防止になったり、匠の技術をAIに置き換えることでうまく後進に継承できたり、若手の育成に繋がるなどの効果も得られています。例えば、小売業における消費の需要予測や、製造業における製造機械の故障の予知保全などの場面でも活用していただくことができます。導入当初は本当にAIで業務ができるのかと現場から疑問の目を向けられることが多いですが、実際に利用することで利便性に気づかれることが多いです。」
岩下氏「(百貨店にて惣菜の販売予測を行い、廃棄ロス削減に取り組んでいるという事例紹介に対し)事例を聞くとメリットのイメージが先行してしまいますが、経営側や管理側からすると、今日利益が出るから良いという視点だけでなく、単純に導入コストや手間も考えていかなければなりません。私たちベンダー側も提供サービスの効果を経営陣にわかりやすいように伝えられるよう、計画や判断をしていくということが大切だと感じています。」
金杉氏「初期費用は最低限に抑えて、期間も2、3ヶ月程度で検証を終える計画をまず立案していただきたいですね。その後、導入段階で、投資コストに対するビジネスインパクトを比較し、導入を決めることが重要です。」
―――AI導入を失敗しないように進めるポイントはありますか。
金杉氏「AIで予測業務を行うにはあらかじめデータが必要になります。例えば、製造業における受発注の需要予測の場面で、毎月一定数発生するものについては、AIで予測ができますが、他方で発注の頻度が毎年1回などの製品については、学習データ不足で予測ができなかった事例があります。また同じく製造業で、不良品を画像認識で検出する業務をAIのみで管理するという計画を立ててしまった失敗事例もありました。AIは魔法の杖ではないので、100%の成果をAIに託すのではなく、AIで何ができるのか、人の手で行うべき利用域が何かを見極めて導入することがポイントです。」
岩下氏「私たちが支援する中で導入に至らなかった理由の多くは「AI活用の目的が不明確だったから」ですね。何を実現したいかが決められていない、業務内でどのように適用するかが見えていないまま進めてしまうことはよくあります。こうした失敗に陥らないよう、私たちコニカミノルタジャパンではカスタマーサクセスのチームを作って、お客様1社1社に合わせた細かいご支援をしています。」
――AIを導入すべきか迷っている方も多いとは思いますが、その場合の判断基準について教えてください。
金杉氏「業務課題の整理をしたうえで、すぐに実現可能か、導入した場合のメリットはどれくらいあるかの2軸で検討し、優先順位を決めていただくことが重要だと考えています。」
岩下氏「経営層や情報システム担当者が推進するケースも多いと思いますが、実際利活用する現場とはしっかりコミュニケーションをとり、課題を共通認識しておくことも非常に重要と思います。AIはまだ新しいものだからと、導入に迷う方も多いと思いますが、導入に踏み切るきっかけについてはいかがでしょう?」
金杉氏「まずは恐れずにAIの活用を始めていただきたいですね。世の中には、無料でトライアルできるAIサービスもありますので、そうしたサービスを活用しながら、小さな成功をコツコツ積み重ねることで、知識も身につきますし、AIの活用方法も拡大すると思います。」
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AI導入は活用目的を明確に持ちながらまずは始めてみる、そして、スモールステップで少しずつ成功体験を積み重ねていき、そこから広げるという考え方が重要ということがお伝えできたのではないでしょうか。動画では本記事では紹介しきれなかったトークテーマや調査結果などの資料をご紹介しています。10月31日までの期間限定公開となっておりますので、お早めにご覧ください。
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動画公開期間:2022年9月26日(月)~2022年10月31日(月)
コニカミノルタジャパンではAIを活用した需要予測サービス「AIsee」を展開しています。小売業、飲食業、製造業等の様々なシーンにおける「見通し・予測」業務の標準化や業務効率化に課題を感じている方はお気軽にご相談ください。
AIsee 製品サイト:
1か月間の無償トライアルも実施中です。下記よりお申し込みください。
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・サービス資料:https://bs-offers.konicaminolta.jp/AIsee/1Year/dc
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