2023年3月10日(金)東京ミッドタウン八重洲に初の直営店となる「津軽びいどろ」がオープン!
三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:菰田正信)は、2023年3月10日(金)に八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の一員として開発推進する商業施設として、「東京ミッドタウン八重洲」(所在:東京都中央区)をグランドオープンします。2022年9月17日に先行オープンしている地下1階の14店舗に加え、1F~3Fのテナントを含めると全57店舗となる予定です。「ジャパン・プレゼンテーション・フィールド ~日本の夢が集う街。世界の夢に育つ街~」の施設コンセプトのもと展開する「東京ミッドタウン八重洲」の注目店舗をシリーズで紹介します。
第2回目となる今回は、初の直営店として東京進出を決めた、青森県の伝統工芸品である「津軽びいどろ」です。1300℃の窯で溶かしたガラスで制作される「津軽びいどろ」は、四季、手づくりの温かみ、ストーリーを大切にして作られています。
日本の四季を映し出す「津軽びいどろ」を日々の暮らしの中に
生産する「北洋硝子」の歴史はふるく、1949年に漁業用のガラス製、浮玉(うきだま)づくりをする工場として青森で創業。職人による吹きガラスの技術が高く評価され国内トップの生産高を誇るまでになったが、時代の変化とともに浮玉はプラスチック製に。方向転換を図ることを余儀なくされ、浮玉製造で培ってきた宙吹きという技術と職人たちのたゆまぬ努力により、1977年に工芸品「津軽びいどろ」が誕生した。
以来、青森県のアンテナショップや全国各地のセレクトショップなどで取り扱われていたが、この度、「東京ミッドタウン八重洲」に初の直営店をオープンすることが決まった。
伝統工芸品「津軽びいどろ」の魅力を広く発信するためには、世界の玄関口である東京・八重洲は申し分ない場所。同店限定商品も発売され、今まで以上にあたらしい出会いを提案する予定だ。初の直営店で店長を務める井筒栄吉さんと、「津軽びいどろ」をグループにおく石塚硝子株式会社でデザインを担当する松尾桃子さんに新店舗への想いを聞いた。
青森の伝統工芸品「津軽びいどろ」を東京の中心から世界に発信
――「東京ミッドタウン八重洲」への出店をどのように考えていますか?
井筒栄吉(以下、井筒):東京ミッドタウン八重洲の「ジャパン・プレゼンテーション・フィールド」というテーマをうかがった際にも感じたことですが、東京は世界に発信する場所であり日本の中心。そんな場所で「津軽びいどろ」を展開できるのは、私たちにとって大きなチャレンジです。日本の四季を表現するため130色から生み出す彩りを、日本の方はもちろん海外の方にも知っていただきたい。手にしていただければ喜んでいただけるということは確信しているので。東京ミッドタウン八重洲さんの力をお借りして、「津軽びいどろ」を世界に発信していきたいと思っています。
――初の直営店となるショップのコンセプトを教えてください。
井筒:コンセプトは「日々の暮らしに彩りを、グラスに映る日本の四季」です。
「津軽びいどろ」は青森の伝統工芸品であり、創業から青森を基盤にしてきましたが、あえて青森の四季ではなく日本の四季をテーマにしたいと考えています。なぜなら、作っている商品の風景は青森に限らず日本各地にあるもの、日本人の心の原風景だと思っているからです。また、今回の店舗は、カタログの商品すべてを実際に手に取っていただける、いわゆるショールームとしてもご利用いただけるというのも大きな特徴としています。
――最近は海外からのお客様からも注目されているようですね?
井筒:そうですね、海外の方にも人気の盃は、サイズや価格的にも手に取っていただきやすく、口当たりが良いのでお酒本来のおいしさを楽しんでいただけていると思います。スタッフには英語、中国語が堪能な人材も集まりました。商品のネーミングに日本らしい表現を取り入れているので、接客する際には商品づくりのストーリーとともに紹介すると興味を持っていただけたらと感じています。
――ほかにもガラス工芸品がある中「津軽びいどろ」の魅力はどんなところにあると思われますか?
松尾桃子(以下、松尾):自社内で色彩調合ができるため、デザインの幅が圧倒的に広いです。これは全国見渡してもなかなかないことだと思います。そして、原風景となる青森は、北国で雪のイメージが強いかもしれませんが、四季がとてもはっきりしているんです。雪解けとともに春の訪れを感じ、短いながらに色鮮やかな夏があって……、そういう四季の豊かさをカラフルな色のバランスや絶妙な色彩で表現できるのが「津軽びいどろ」の魅力だと思います。
――東京ミッドタウン八重洲店限定の商品を発売されるそうですね。
井筒:そうなんです。「東京ミッドタウン八重洲」の限定商品としてタンブラーを新しく開発しています。1つは、ミッドタウンのテーマカラーのグリーンをモチーフにしたもの。もう1つは東京の四季を表現したいと思っています。オープンが3月なので、まずは「東京のソメイヨシノ」をイメージしたものを考えています。その後は、夏は「東京のビル群の青空」、秋は「銀杏並木」、冬は「ミッドタウンのクリスマス」をテーマにする予定です。
松尾:ミッドタウンカラーはロゴのように2色のグリーンを感じられるように、色ガラスをミックスして表現していく予定です。東京の桜はソメイヨシノが多く、青森は山桜が多くて桜色が濃いのが特徴です。そこで、青森の桜をイメージしている「さくらさくら」シリーズより白っぽい桜色を目指して試作を進めています。
手に取ることで伝わるハンドメイドならではの温もりや高揚感
すべてが職人による手作り 技法によっては20年でようやく一人前というものも
――日常使いするためにデザインで工夫されていることはありますか?
松尾:価格帯はもちろんサイズ感、手に馴染みやすい形を意識してデザインしています。伝統工芸というと、その言葉からイメージされる堅苦しさのようなものがありますが、日常で使っていただくことで「津軽びいどろ」の良さを感じていただけると思うので。
そのためにも、流通にのせて広く市場に出していくことは重要なことだと捉えています。その点では、石塚硝子には長年取り組んできたガラス製品、ガラス食器づくりのノウハウがあり、そこに「津軽びいどろ」のハンドメイドの良さを融合させたものづくりができるのが弊社の強みだと思っています。
また、「津軽びいどろ」の職人はガラスの特性を熟知していますので、美しさと使いやすさ、耐久性を共存させたものづくりを実現してくれています。なかには職人のアドバイスからデザインを変更したものもあります。デザイナーと職人とが一つのチームになって、コンセプトやデザイン意図の共有から仕上げまで、一貫して行っているのも弊社の特徴と言えるかもしれません。
――初めて手に取られる方に、「津軽びいどろ」の使い方の提案をお願いします。
松尾:手に取ってくださった方のイメージで自由にお使いいただければと思います。タンブラーにお花を飾ってもらってもかまいません。私たちは普段使いを提案していますが、その存在感はやはり特別なものがあると思います。1日の締めくくりの寛ぎの時間や心を落ち着けたい時など、ご自身にとって大切な時間に使っていただくと満足感が高まるのではないでしょうか。そんな日常の中にある幸せをお届けできたら嬉しいです。
■店舗情報
東京ミッドタウン八重洲に2023年3月10日(金)オープン
店名:津軽びいどろ(東京ミッドタウン八重洲2F)
東京ミッドタウン八重洲
東京都中央区八重洲二丁目2番1号
(アクセス)
JR「東京」駅地下直結(八重洲地下街経由)、東京メトロ丸の内線「東京」駅地下直結(八重洲地下街経由)
東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩3分
東京メトロ東西線、銀座線、都営浅草線「日本橋」駅徒歩6分
東京ミッドタウン八重洲オフィシャルサイト
https://www.yaesu.tokyo-midtown.com/
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