【ゲムトレ創業ストーリー】不登校の少年を救ったゲームへの恩返し
こんにちは。
ゲームのオンライン家庭教師『ゲムトレ』を運営しています。小幡和輝(おばたかずき)と申します。
ゲームの家庭教師?そんなのがあるのかと思われたでしょうか。
私たちゲムトレは2019年10月よりサービスをスタートさせ、これまで2000回以上のゲームトレーニングを行ってきました。
囲碁や将棋には習い事がありますよね。ですが、ゲームに習い事はありませんでした。
ダメなものとして扱われがちなゲームですが、しっかりとした教育効果があり、それをプログラムにしていくことで、ゲームの習い事という新しい文化を作っています。
『ゲーム脳』という言葉が流行った時期がありますが、最近の研究では、むしろゲームには脳を鍛える効果があり、ゲームをやっている人の方が頭が良いというのが常識なのですが、いまだにゲーム脳という言葉で偏見を持っている人も多いのではないでしょうか。
ゲムトレを通じて、ゲームのイメージを変え、より文化としての価値を高めていきたいと考えています。
僕は不登校でした。
僕は幼稚園のころから集団生活が得意でなく、中学校を卒業するまでの約10年間を不登校として過ごしました。
勉強も運動も得意でなく、輝けるものがなかった僕を救ってくれたのがゲームです。
ゲームを通じてたくさんの友達ができました。ゲームの大会に出場していく中で、勝つことの喜び、負けた時の悔しさ、勝つために努力する試行錯誤など、人生における大切なことをたくさん教えてもらいました。
僕はゲームに人生を救われたのです。
一方で、ゲームに対する偏見も多く感じています。
例えば野球を頑張っている子どもを悪く言う人は少ないでしょう。囲碁や将棋を頑張っている子どもを悪く言う人も少ないと思います。
ですが、ゲームを頑張っているというのは褒められることが少ないのです。
もちろん程度の問題とも思いますが、ゲームはできることならやって欲しくないが、子どもがやりたがるからしかたなくやらせているという親御さんも多いのではないでしょうか。
これはゲームに対する偏見です。
なぜゲームは必要以上にネガティブに思われるのでしょうか。
eスポーツはすでにスポーツを超えている?
競技という側面で見ると、eスポーツの凄さが伝わるかと思います。
野球の競技人口は世界で3500万人。いま一番遊ばれているゲームタイトルである『フォートナイト』の競技人口は2億5000万人です。そして、フォートナイト世界大会の賞金総額は100億円を超えています。
ゲーム全体では約10億人の競技人口となり、ゲーム(eスポーツ)はすでにスポーツを超えているとも言える規模になってきています。
日本はeスポーツの分野でも遅れていますが、それは教育にも現れています。
例えばイギリスでは大乱闘スマッシュブラザーズを使った授業が始まりました。ゲームを通じてのチームプレイや、上達するための研究や練習、大会の企画運営によるプロジェクト型学習に教育効果があると判断されたからです。
僕もまったく同意見なのですが、一方で日本では香川県がゲームは1日1時間の条例を作ってしまいました。
このような現状を変えていくためにはプロゲーマーや競技大会だけが盛り上がるのではなく、ゲームの教育的価値を根付かせていく必要があると考えています。
ゲームを通じて、集中力や情報処理能力など脳の力を高め、チームプレイによってコミュニケーション能力を高める教育プログラム。それがゲムトレです。
ゲームに救われた僕だからこそ、今後はゲームに恩返しがしたい。
ゲームのイメージをもっとポジティブに。ゲームの正しい使い方を広めていきたい。
ゲームのオンライン家庭教師『ゲムトレ』をぜひ応援していただけると嬉しいです。
小幡和輝 プロフィール (@nagomiobata)
1994年、和歌山県生まれ。約10年間の不登校を経験。当時は1日のほとんどをゲームに費やし、トータルのプレイ時間は30000時間を超える。その後、定時制高校に入学。高校3年で起業。ダボス会議を運営する世界経済フォーラムより、世界の若手リーダー『GlobalShapers』に選出。
著書に 学校は行かなくてもいい 親子で読みたい「正しい不登校のやり方」 ゲームは人生の役に立つ 生かすも殺すもあなた次第 などがある。
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