「人生を変える映画」を届け、多くの人の生活を豊かに。クリエイターに利益が還元される仕組みでショートフィルムを世界中に届ける「SAMANSA」の創業の裏側と想い
株式会社SAMANSA(サマンサ)は、月額370円で世界中のショート映画を配信しているサービスです。1作品の上映時間は3分-29分以下となっており、通勤時間など、スキマ時間でも心動かされる新しい映画体験を皆様にお届けしています。
今回はショート映画配信サービスSAMANSA(サマンサ)創業の経緯、これからSAMANSAが目指すものはどういうものなのか、代表の岩永祐一より皆様へお伝えします。
短編映画制作の環境整備を進めることで、クリエイターと視聴者を繋げるSAMANSA
ショート映画のあり方に課題を抱いていたと同時に、その魅力に可能性を感じていたことが創業に至った大きな理由です。
世の中では、毎年何千何万ものショート映画(一般的には40分以下の映画を指す)が制作されていると言われています。しかし、その中で金銭的なリターンを得られている作品はほとんどありません。どれだけ素晴らしい作品でも、どれだけショート映画制作が好きでも、金銭的に制作し続けることが難しいという現状があります。
一方で、「短い時間で心が動かされる」ことを感じていただき、ショート映画を楽しむ人が世界中で増えればその現状も変わるのでは?と思っていました。
「素晴らしい作品を届けて多くの人の生活を豊かにしたい」ですし、クリエイターに「自由に作品を制作してもらいたい」そして「それを実現できるシステムや環境を作りたい」との想いから、SAMANSAの創業に繋がりました。
ークリエイターはなぜショート映画で金銭的なリターンを得られないのですか?
映画は劇場公開から得られる収益が主体であり、昔から「映画は一律料金、2時間で1回転」というフォーマットが存在していました。ショート映画は短尺という性質上、そのフォーマットに当てはめることが難しいのです。最近でこそYouTubeなどのUGCプラットフォームへ投稿するという方法も出て来ましたが、それだけでは制作費を回収することさえ難しい現状があります。
SAMANSAはこれを大きな課題と捉えており、新しい映画サービスを通じてその制作環境と市場を変革することを決意しました。
ーショート映画の魅力とは?
何といっても「短い時間で心が動かされる」ところだと思います。
娯楽や情報が溢れ、タイパという言葉が叫ばれつつある現代社会。でもだからこそ、忙しい日々の生活の中でも短い時間で心を動かされ、生活を豊かにしてくれるショート映画に大きな可能性を感じています。
世の中には数え切れないほどのショート映画がありますが、自分に合った作品に出会うことで人生が大きくポジティブに変わるかもしれません。
SAMANSAは「人生を変える映画との出逢い」を届ける役割も担いたいと考えています。
スキマ時間に気軽に楽しめる上質な映画を日本からアジアへ
スキマ時間にも気軽に上質な映画を楽しむというスタイルは、忙しい日本人にはもちろん、アジアをはじめ、世界中の人々にフィットするフォーマットだと思っています。
また、ショート映画はジャンルが多岐に渡りますが、作品によっては一般のお客さんにとって難しい、理解しにくい、という特徴もあります。SAMANSAが面白く、理解しやすく、クオリティの高い作品を厳選して配信することで、これまで以上に多くの方々に親しんでいただけると考えております。
―SAMANSAでは、ショート映画に馴染んでもらえるように様々なイベントや活動を行っているが、どういったものを行っていますか?
イベントの開催は、オンライン・オフラインを問わず積極的に行っています。例えば「SAMANSA Movie Night」は毎週金曜日にYouTube上で上映するオンラインのイベントで、「Sippin‘ Short」はショート映画×カクテルをコンセプトにしたオフラインイベントを東京・大阪で開催しました。これらを通じて、SAMANSAのサービスを新しく知っていただく機会を継続して作っています。
また、2024年以降は国内も含めてオリジナル製作を本格的に進める予定です。グローバル展開で得た収益をクリエイターとの共同製作に充て、日本・アジアの映画制作環境を向上させる取り組みを行います。
アジアの視聴者からの収益を世界中のクリエイターに還元し、「ショート映画制作」を生業へ
ーSAMANSAはクリエイターの活動支援を一つの柱にしていますが、具体的にどのようにサポートしていますか?
現在は売上に応じてクリエイターへの収益配分を行ったり、SAMANSAが出資してオリジナル作品を制作してもらうという形でクリエイターの支援を行っています。
サービスが成長するにつれ、アジアでショート映画を日常的に観るカルチャーが形成されれば、クリエイターに収益が十分に還元される環境を作ることができると考えています。
オリジナル作品の制作に関しても、才能あるクリエイターと共に面白い作品を現在進行中で撮影しています。
ー実際にクリエイターの反応はいかがですか?
ポジティブな意見を非常に多くいただいています。欧米で制作するクリエイターにとって、アジアの人々に作品を届ける機会自体が少ないため、「アジアの人々に観てもらえるだけでも価値がある」と言ってくれるクリエイターが本当に多くいます。
また、収益還元の取り組みに関しても驚かれています。残念ながら、類似のサービスからクリエイターに声がかかることがあっても、収益還元や配信結果の共有などがなく連絡が途切れて終わることがほとんどのようです。これも市場が育たない理由の一つかもしれません。
SAMANSAが考える、「クリエイターがショート映画を生業とできる環境を作りたい」という声にも世界中のクリエイターから多くの共感をいただいていています。そういう声を聞くたびに、より一層SAMANSAを大きくしていきたいという意欲が湧いてきます。
解説や字幕を加え、アプリをリリース。ユーザーに作品の魅力を余すことなく伝えられるように
ーユーザーの方々に対してはどのようなアプローチをしていますか?
新作を頻繁に公開するだけでなく、作品によってはかなり深い解説記事も提供しています。歴史的背景・現地の文化も絡めた解説や撮影技法など、普段中々触れることのないところまで解説しているので、作品の楽しみ方が格段に広がると大好評です。
ショート映画は短い時間で気軽に楽しめるからこそ、深く考えさせられたり、撮影の裏側まで垣間見ることができるというメリットがあります。クリエイターのためにも視聴者のためにも、作品の魅力を余すことなく伝えられるよう努めています。
機能面でも、要望の多かったAndroid版アプリのリリース(2023年6月)や、英語字幕の導入(2023年9月)など、ユーザーの皆様の声を大切にして積極的な改善に取り組んでいます。現在はApple TVやGoogle TVなどのテレビ対応に向けた開発や、その他の新しい機能の追加についても検討中です。今後はサービスの更なる向上と、ユーザー向けのイベントや特典も充実させていく予定です。
「ショート映画と言えば、SAMANSA」という地位をグローバルで確立する
ショート映画も長編映画と同様に面白いものであるという認知と文化形成が進むよう努めていきたいです。具体的には、今年一番面白い映画の話題が出た際に、その答えがショート映画のタイトルであるような世界を目指しています。加えて、「ショート映画と言えば、SAMANSA」という確かな地位をグローバルに確立することが目標です。
そのためには、何よりもまず「面白い映画を発掘・制作し、配信する」ということが最重要です。クリエイターの創造性を尊重しつつ、ビジネスとしても成立させ、ユーザーの心に響き、一度観たら忘れられないような作品を届けていきたいです。
また、SAMANSAが世界を代表するサービスとなり、日本の人々にとって希望となるような存在になれたらすごく嬉しいです。一人でも多くの方が前向きになるきっかけになれたらと思っています。
■SAMANSA事業概要
名称:ショート映画配信サービス『SAMANSA(サマンサ)』
アプリサイト:https://samansa.com/
iOS版(App Store):https://apps.apple.com/jp/app/samansa/id1600425602
Android版(Google Play):https://play.google.com/store/apps/details?id=com.samansa
■会社概要
社名:株式会社SAMANSA
本社所在地:東京都渋谷区渋谷2-14-13 岡崎ビル 603
代表取締役:岩永 祐一
共同代表:遠山 孝行
設立日:2021年4月
事業内容:ショート映画配信サービス『SAMANSA』の運営
コーポレートサイト:https://about.samansa.com/
サービスサイトURL:https://lp.samansa.com
YouTube:https://www.youtube.com/@samansajp/about
TikTok:https://www.tiktok.com/@samansajp/
Instagram:https://www.instagram.com/samansajpn/
Twitter:https://twitter.com/samansajpn/
お問合せ先:info@samanthajpn.com
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