遊びながら勉強して好きなものを見つけてほしい！そんな世界に日本を変えたい。～バブル世代受験戦争を乗り

株式会社イナミツ印刷は、マンガ動画を使った教育ツール「QR－GARIBAN　教育」の販売を開始いたしました。「QR－GARIBAN 教育」は、マンガ動画で要旨を短くまとめた教材を楽しく閲覧しながらクイズ形式で理解度を測るサービスです。このストーリーではサービス開発の起案者である飯島が、開発の経緯を振り返ります。

吐くまで勉強した小学生時代

年代がわかってしまうのが恥ずかしいのですが、私はバブル世代の人間です。新入社員として某電機メーカーに入社する時には、「24時間たたえますか」というコマーシャルが流れていました。それに疑問を持つこともありませんでした。熾烈な受験戦争の小学生時代に、夜中まで勉強することが当たり前だったからです。

私が小学生の時は、子供たちの人数も多く、受験予定のない私も某大手進学塾に通わされ、週１回テストを受け、全国での実名での順位発表で負けたくないという思いに駆られ、自ら家庭学習のスケジュールをつくっていました。毎週、テストが終わり、バレエの教室に向かい、帰ってから疲れて吐くという生活でした。その結果知識は増えましたが、いわゆる「テストのための勉強」は嫌いになっていきました。

勉強という名の遊びに出会わせてくれた、もう一つの塾

一方、実はもう一つ塾に行っていたのですが、そちらは受験のためではなく、純粋に勉強を楽しむための塾でした。毎週宿題が出るのですが、表のページは大学受験の1番最初に出るような数学、とか、漢検一級とかに出るような漢字の読み書き、漢詩の読解、とか普段みないような問題。そして問題は裏なのです。そこの塾では好きなことを調べて裏に書いていくのがブームでした。好きなことなので、勉強だなんてみんな思っていません。好奇心の先にあるものを自分で調べる遊びなのです。そしてそれについてみんなの前で発表し、先生とみんなから賞賛を受ける。誰かが興味をもって深く調べたことって、みんな新しい知識になることばかり。そこで覚えたことって今でもよく覚えています。

「遊びの心で学ぶ」ことがどんなにか大切かを知りました。

プライドを打ち砕かれた高校時代

そしてもっと驚いたのは高校生になった時です。自分は勉強ができる方だと思っていたのですが、そんな幻想を打ちのめされました。塾にも通わず、自分で勉強してきただけで、圧倒的に頭のいい人たちが、全国から入学してきました。当時は、そんな人たちは「どうやって、勉強してきたのだろう？」と思っていました。頭の出来が違うのかな？とも思いました。でも、今なら少しわかる気がします。

あの人たちは「勉強」はしていない。「教科書からわかる新しい知識を表面ではなく理由も含めて理解することを楽しんでいた人たち」「そして自分がなりたいもののために必要な努力はする人たち」なのだと。

もちろん小学生の時に何に努力すべきかなんて、本気で見つけることができている人なんてほとんどいないと思います。

だからこそ、私は「勉強は遊ぶもの」であってほしいと思っています。

遊び感覚で知識を身に着け、自分の特に好きな分野、得意な分野をすべての子供たちに見つけてもらい、その分野ではだれにも負けない「オタク」になってほしいのです。

「マンガ」に助けられた大学受験

「楽しんで学ぶ」ということを考えた時に、私が大好きだったものと勉強は非常に相性がいいことを思い出しました。「マンガ」です。

私は大学受験の時に古文で源氏物語が出て歓喜したことを覚えています。

某有名マンガを読んでいた私は、問題を見なくても解答の選択肢を見るだけで正解がわかってしまいました。どの場面もすぐ浮かぶぐらいストーリーが頭の中に入っていたのです。

弊社の得意分野にも、「マンガ」を使った研修マニュアルや、マンガ動画でのPV作成など、多く実績があります。弊社には漫画家が社員として働いているのです。

（株式会社電業社機械製作所様向け　会社紹介用マンガ冊子）

そして今までの経験が全てつながった

私は2022年9月に弊社にWEBディレクターとして入社し、同時に「QR-GARIBAN」というサービスのPR担当となりました。この、もともと弊社にあった「QR-GARIBAN」というサービスのシステムを知れば知るほど、それまでの「イベントチラシ→QRコード→マンガ動画（ガラポン）→イベント景品」という使い方だけではもったいないサービスではないかと思いました。

「マンガ動画（ガラポン）の部分を教育用マンガに変えたらどうだろう？」

QR-GARIBANにはお客様のログをとる機能もあります。

先生がこの機能を使ったら、マンガ動画（勉強で大切な部分をピックアップして作成したマンガ）を見たかを到達率として測ることができる。さらに理解度をクイズとして測ることもできる。なんなら、間違えた問題だけもう一度教育マンガ動画にループさせることもできる。クイズに正解したものをスタンプとして貯めて、ご褒美をもらうこともできる。